ローマ字表記についてぐだぐだ書いてきたけど、一番気になっているのは英語教育との関係です目目

 

小学校でローマ字を教えるのは4年生の国語の時間、教科としての英語教育は5年生と聞いていますが、ローマ字と英語の違いをどう教えていくのか、ちょっと心配もやもやもやもや

 

ローマ字教育で習った読み方を引きずらないためには、母音も子音も正しい英語読みを教える・・・

 

その上で、母音子音の組み合わせによる発音、アクセント、イントネーション、前後のつながりなども教える・・・

 

考えただけでも大変そう汗汗

 

でも、アメリカの子どもたちはフォニックス(Phonics)という「文字と読み方の簡単なルール」を通して英語が読めるようになるので、小学生の間はその方式を繰り返しなぞって口を慣らしていくだけでも役に立つと思います合格合格

 

ALTのような外国人講師によるヘルプがあればいいけど、そうは言っても、外国人はローマ字と英語読みの違いはあまり知りませんあせるあせる

 

やっぱここは日本人教師がガンバってその違いを教えてあげるのがいいベルベル

 

なんちゃって、結局は老婆心ですねDASH!DASH!DASH!

 

 

外国人のためにヘボンさんによって確立された日本語のローマ字表記、では外国人なら誰でも日本語をローマ字表記で読めるのでしょうか?

 

かなり前の話、ペアを組んで教えていた米国人講師のマイルズがテイクアウトのコーヒーコーヒー片手にダゥトォとかダトウとか言いながらこのコーヒーは安くて美味い、とかなんとかよく言っていました。

 

ラベルを見るとDOUTOR と書いてあります。ふーん、マックハンバーガーのようなアメリカ資本の新しいカフェでもできたのかな?と思っていたのですが、

 

その後、あちこちにドトールの店が進出してきて、ダゥトゥがドトールを指していたことに気づきました。

 

そして本場では(外人は)そう言うのか、と誤解叫び叫び

 

ところがよく調べてみるとドトールは日本人が起こしたカフェで、DOUTORは、ポルトガル語でDoctor(医師)の意味のブラジルの地名、その読み方はドトールであると知り・・・

 

つまり何が言いたいかというと【英米人はアルファベットで書かれているものをなんでも英語読みにしてしまう】という事です目目

 

勿論、日本語を学習している人は、先ず日本語の基礎である「あいうえお」五十音をヘボン式のローマ字表記で学習するのでローマ字読みはできますチョキ

 

またスペイン人、ポルトガル人、イタリア人系の人も、彼らの言語のルーツがラテン語系でローマ字表記とその発音が似ているから、読めるでしょうチョキ

 

或いは、ラテン語を習ったような教育度の高い?英米人も読めるでしょうチョキ

 

(現にP先生は自分はラテン語を習ったからローマ字も読めるんだ、と言ってました合格

 

でもそれ以外の一般的な英米人は多分ほぼ英語流に読むことでしょう叫び叫び

 

だからいくらローマ字で日本語にルビを振っても、

 

Shinagawa(品川)はシャイナガワに、

Yakult (ヤクルト)はヤカルトゥに、

Karaoke(カラオケ)は カラオゥキーに、

Mike-neko (三毛猫)はマイクニーコ??

 

になってしまうようですあせるあせる

 

一方で日本人が英語を読む時に参考にするのは?

 

その昔、江戸末期のこと、ジョン万次郎は日本に帰国してから頼まれて英会話集を作りました。その本では、彼は聴いたままの発音をカタカナのルビで表記しました。

 

以前にもブログでも紹介しましたが、wind ならウィン、windowならウィンダ、railroad ならレーロー、pen ならペンヌ、headache ならへディック・・・のように。

 

未だ発音記号など確立していない明治初期、 人々はカタカナや或いは漢字の当て字を頼りに英語を読んだと思われます。

 

だから、かのHepburn さんは、聞いたままに「ヘボン」と呼ばれていたのでしょう合格合格

 

ところがなまじローマ字読みを知ったがために、それがヘップバーンになってしまったドンッドンッ

 

同様に、labelはラベル(正しくはレィベル)、

tunnel はトンネル(正しくはタヌル)、

radioはラジオ(正しくはレィディオ)、

ukuleleはウクレレ(正しくはユーカレィリ)、

virusはビールス(正しくはヴァイラス)、

 

などなどローマ字読みによる間違ったカタカナ語がどんどん生まれてしまったのですあせるあせる

(中には原語の影響もあるようですが)

 

 

外国人にとっても日本人にとっても、ローマ字ってなかなかの問題児ですね~~ウインク

 

 

明治初期に、ローマ字のアルファベットを用いて日本語を読めるようにした功労者は米国人のヘボン(James Curtis Hepburn)さん、


宣教師であり医師であり、幕末から横浜に住み布教活動や医療活動に励んでいた方で、聖書の和訳もしています本メモ

 

(ポルトガルの宣教師が宗教活動や経済活動のために日本語をアルファベットで表そうとしたのと同じですね)

 

(そのローマ字表記はヘボンさんが考案したのでヘボン式と呼ばるようになり、特徴としては  shi/chi/tsu/fu/ji/ など英語発音に近い表記))

 

ヘボンさんは、当時日本を訪れた外交官やイザベラ・バードの日本滞在記などにもたびたび登場してくるような有名人、洋学を教える私塾も開設し、その塾は後のフェリス女学院や明治学院の礎となったそうです学校

 

当時の日本は、明治維新により開国したばかりの文明開化の時代、近代化や欧米化を図るあまり、漢字混じりの日本語表記は辞めてローマ字を国字にしよう、と「ローマ字運動」に肩入れするような学者もいたとか目叫び目

 

時代が落ち着いてくると、そうした動きに危機感を覚える愛国者も現れ、日本人による日本式のローマ字表記法が考案され、巷に広まっていきました天使天使

 

(日本式はsa si su se so/ ta ti tu te to などローマ字2字で表す)

 

その内に、ヘボン式か日本式か、どっちを正式に用いるか、との論争が国内のみならず国際的にも出てきたため、国際連盟からどっちかに統一しろとのお達しがありましたチョキチョキ

 

困った文部省は折衷案を作り、その折衷案こそが最良のローマ字表記だからこれを用いなさいと命令(訓令)を出したために、それが訓令式と呼ばれるようになったのですねこへびねこへび・・・

 

時を経て、第二次世界大戦敗戦後、時の文部省は国語教育においてローマ字教育の導入を訓令式を用いて測るように正式に通達したそうです

 

(マッカ―サが漢字なんか辞めて全部ローマ字しちゃえ、と言ったとか言わないとかの状況の下、よくガンぱった?但し、そのせいか、「し」「ち」などは shi / chi とするヘボン式も併記されるようになった) 

 

結果、学校教育においては訓令式、巷ではヘボン式が用いられるという二本立てで今日に至っている、という次第です

 

なんてったって外国人(特に英米人)にとってはヘボン式の方が英語発音に近いし、日本人も国際化を図っている手前、英語発音に近いヘボン式の方が良い・・・という訳で?来年からは一本化されることになったことは一応めでたしめでたし合格クラッカー合格なのですが・・・

 

to be continuedDASH!DASH!