先日、パーティーで知り合いになったドイツ人のカップルが自宅に招いてくれました。
家は、アメリカ風で、入ると二階の天井までの吹き抜けで、螺旋階段が美しい。
まずは、リビングに通されて、テレビ、暖炉、安楽椅子なんかの説明を受けます。
初めての訪問なので、ツアーですね。
隣のダイニングは、半仕事場になっていて、書類が散らかってます。
が、やっぱり、きれい。
次のオープンキッチンとカウンター、ダイニング、No.2居間は、居心地が良さそうで、キッチンの巨大なオーブンとか、色々見せてくれました。
寝室まで見せてくれたり、最後にトイレのありかを教えてくれるのがアメリカ風なんだけど、ドイツ人は、トイレの場所を教えてくれないし、二階のプライベートなところは、一切見せてくれませんでした。(笑)
さて、居心地のいい、カウンターで、モダンな白のプラスチック椅子に座って、まずは、アペタイザー。
ドイツから持ってきたという、サラミとチーズ、それにプチトマトを三種類のオープンサンドに仕立ててあります。
それにヴーヴクリコのイエローラベル。
ツムヴォール!とドイツ語で乾杯。
取り皿は、ビレロイヴォッホ。紙ナプキンも美しい。
途中から、ご主人は、キリンビールを飲み始め、
奥さんは、更にサンドイッチを作り始めた!
え?これって・・・アペタイザーって言ってたよね?
すごい量。
ロシア人とかドイツ人の食事は、結構、質素で、驚くことも多いんですよね。
前に某ドイツ人の家に招かれた時は、ケール(青汁の原料)の煮たものにソーセージ、茹でたポテトだけ。
後で、シュナップスという蒸留酒を消化にいいからと言われて、無理やり飲まされた(結構、薬臭いんですよぉー)という苦い経験あり。
今日のメインって?
と、ちょっと怖くなってきました。
「今日はね、シュペッツェレなのよ!」
と明るく奥様。
シュペッツェレとは、ドイツのうどんみたいなもの。
それにしても、キッチンがきれいなんですけどぉー。
(作った形跡なし)
さて、嫌って言うほどサンドイッチを食べたあと、メインダイニングテーブルへ移動。
キャンドルを灯して、
赤ワインとお水。
ご主人と私が話している間に奥様は、冷蔵庫からキャベツを取り出し、空中でピーマン切ってます。
うそ・・・今から作るの?
更に小麦粉を出して、こね、寒天作るみたいに、シュペッツェレのタネを機械に入れて、ギュッと押し出すと、ドイツ風うどんの出来上がり。
オープンキッチンなので、作りながら、奥様も会話に参加してきます。
出来上がったのが、
キャベツとピーマンのサラダ
ケーゼ・シュペッツェレ(ケーゼとは、チーズのこと)
すでに10時過ぎ!
鍋から、ドンッとよそってくれます。
キャベツとピーマンは、イタリアンドレッシングで、美味しく出来上がってます。
シュペッツェレの方は、チーズの他に、ハム、(ほとんど生の)オニオン入り。
焼いていない焼うどんというか・・・。
しかし、生オニオンは、きつい・・・。とはいえ、残すわけにもいかず・・・。
フランスワインとは、ちょっと合わないと思います。
が、健康的ですね。
一つだけ予想が外れたのは、ポテトが出てこなかったこと。
コーヒーと、ブルボンのお菓子が出てきたのは、11時過ぎでした!
あー。
しかし、よくしゃべったわ。