勝田演劇事務所「かもめ」 演出・松本祐子 を観てきました。
すばらしく面白かった!
配役もピッタリはまり、私の脳内で想像していた通りの人物が目の前で動き、喋り、生きる至福の2時間…
私が読んでいたのは神西清訳の古いものだったけどこちらは沼野允義さんの訳。
現代的でスピード感があり、気持ちがとても伝わってくる。(神西清訳もジワジワ面白いから好きですが) 「かもめ」の世界が私たちの生活と同じ目線に鮮やかに現れたという感じ。登場人物がまるで知ってるあの人この人みたいに感じられました。
村松恭子さんは舞台に咲いた真っ赤な薔薇のようなお美しさと迫力でまさにアルカージナさんそのものでした。女優、です!
チェーホフの芝居は幕切がどれもカッコいいのですが今回の「かもめ」の幕切れの演出はシビれました。最高にかっこよかったです。
ああ、やっぱりチェーホフはいいですなぁ~(2度目)