適切なリスクを取るには何が必要? | ポストコロナのグローバル社会で生き残り、ワンランク上の生き方を手に入れる

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94日(木)に、社外の女性コミュニティの食事会に行ってきました。このコミュニティは毎月、あるテーマについてコミュニティ内の女性に講演してもらったり、ボーリング等エンタテイメントを行ったりするものです。


先日は、直近まである米国医薬品メーカーでAPACのトップを務められていた方が、ご自分のキャリア、経験を通じて「リスクを取る」というテーマで話をされたものです。

その方はケベック生まれ・育ちのフランス系カナダ人で、大学卒業後、小さなカナダの医薬品メーカーに入社されました。何年か経って、パリ勤務の話が出た際に、異国の地に弁護士の旦那さん(でもフランスでは働けない=彼女の収入で生計を100%立てる)という決断をしたわけです。



フランス語は話せたために言葉の心配は無いと思っていたものの、実際にパリに行ってみるとケベックのフランス語と違う等の戸惑いはあったりしたそうです。仕事・生活に慣れて実績を出していくことは容易ではありませんでしたが、何と言っても視野が格段に広がったのが財産だったとのことです。


後、カナダのモントリオールに戻り、旦那さんとは上手くいかなくなって別れた。仕事では次は米国のより大きな会社に転職し、米国に移住されました。その時は体身一人でのことです。この会社は「競争文化の職場」で、特に最初はよく実家に電話で泣き言を言っていたとのことです。でも振り返ってみると、今ではあの時の経験が自分をさらに強くした、キャリアにおいて大きな意味を持つとのことです。



そして3社目の米国企業に転職され、APAC地域の統括者となり、東京に移住されました。この職場でも着実に実績を出されたものの、トップが交代し、APAC地域が3つに分割されるとなり、見切りをつけて、次の職が無いまま退職、というリスクを取られました。


それまでは、肩書や責任範囲が着実にアップしていったわけですが、ここにきて、肩書、責任範囲、給与が全てでは無いということを痛感しているそうです。特に売り込みをすることもなくコンサルティングの依頼が入ってきているのが現状だそうですが、自分の価値観に合って「ライフワーク」と思えることをしていきたいそうです。



一通りのお話の後、いろんな質問が出ました。私も、例えばパリに転勤となった際にパートナーをどのように説得したのか等の質問をさせていただきました。そしてポイントは以下だと思いました。これらは性別問わず、あらゆるビジネスパーソンにも当てはまると思います。




1.自分の気持ちに素直であること。自分の素直な気持ち・価値観に基づいて決断すると、適切なリスクを取ることができる。


2.理解者・協力者を得る。(家族、職場、社外ネットワーク)


3.職場ではスポンサーを獲得する。また社外のメンターも良い。社内のメンターの場合は人選に特に気を付ける必要がある。