グローバル化に必要なこと、グローバル化の壁、といったテーマで必ず話に出てくるのは、語学力や、国際経験に基づく国際・グローバル感覚です。
昔は国際化・グローバル化=語学力(大抵は英語力)という風潮がありました。しかし、コミュニケーションの手段にすぎない語学力は必要ではあるものの十分ではありません。
国際感覚・グローバル感覚は、視野が広く多面的な見方ができる、井の中の蛙でない、世界の中の自国を客観的に見ることができる、多種多様な(様々な国・民族、世代、社会環境など)人を尊重して多種多様な人と協働することができる、といったことでしょう。言い換えれば多様性です。
週刊ダイヤモンドのネット記事では、「グローバル化の壁」についての連載がありますが、その1とその2はまさしく、語学力、そして多様性についてでした。
そしてその3は「経営者」についてでした。これは一般的に考えれば意外かもしれません。でも特にビジネスの世界でのグローバル化にあたっては、「非連続性の中で、商売(ビジネス)を丸ごと担うことができる経営者」は確かに不可欠です。これは、変化が激しい中で、変化に適応、いや変化を起こして新しい時代を切り開くようなビジネス展開を行うリーダーとも言えるでしょう。
これは、海外市場に進出する企業・経営者だけに必要なことではありません。今日のグローバル社会では、国内市場でも海外企業の製品・サービスが入ってきています。原材料や製品を海外から調達することもごく普通です。海外からの移住者や観光客もいます。その中でビジネスを展開するには、日本(人・競合企業)のことだけを考えていても成功しません。
ですから、グローバル化に必要なことは、実は日本市場でのビジネス展開でも必要なことです。
このようなテーマについてもっと知りたい、重要性・必要性については分かるが具体的にどのようなことをしたら良いのか見当がつかない、といった方は、遠慮なくお問い合わせしてみてください。お手伝いできそうなメンバーはおります。