狂王ルートヴィヒ2世① | 世界家庭料理の旅のブログ

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ユニークな視点で世界の「あたりまえ」を描く織田 博子が、
ユーラシアの食卓を舞台に繰り広げる「突撃!となりの晩ごはん」。

私がドイツに憧れていた理由のひとつに、「ルートヴィヒ2世の作ったお城を見たい」というのがあった。

(Wikipedia記事 ルートヴィヒ2世(バイエルン王)


世界家庭料理の旅のブログ-美王

ルキーノ・ヴィスコンティの4時間を越える大作「ルードヴィヒ 神々の黄昏」を見て
「美王」とあだ名されたほどの美貌と
「狂王」と呼ばれたその変人っぷりにすっかりはまってしまったのだ。

世界家庭料理の旅のブログ-ノイシュヴァンシュタイン

若くしてバイエルンの王様になったけど、政治よりも城作りにはまり
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになった「ノイシュヴァンシュタイン城」や
人工の鍾乳洞を設置した「リンダーホフ城」など
実用にまったく適さない、美しさのみを求めた城を作り続けた人。

ルートヴィヒの作った城を全部見てみたい!

世界家庭料理の旅のブログ-フュッセン

そして来たドイツ・フュッセン。
ノイシュヴァンシュタイン城への旅はこの小さな町から始まる。

ここからバスで30分ほど、アルプスの美しい山々の中にノイシュヴァンシュタイン城
(あと、ルートヴィヒのお父さんが作ったホーエンシュヴァンガウ城)
がある。

$世界家庭料理の旅のブログ-アルプス


ルートヴィヒ2世は「ここに世界一美しい城を作らなきゃダメだ!」と思ったらしい。
借金を積み重ねまくり、この城を建てた後、部下から精神鑑定を受けさせられ軟禁されるという
狂人っぷり。
この城に滞在したのは3ヶ月ちょっとだったという。

ちょっとルートヴィヒ色強すぎるので緩和。

世界家庭料理の旅のブログ-コアラのマーチ


ドイツの「コアラのマーチ」

世界家庭料理の旅のブログ-中身

中身は日本のと一緒。

閑話休題。

世界家庭料理の旅のブログ-本

ちょっとこの表紙のルートヴィヒはいただけない(晩年は太って美貌が台無しになったらしい)が
この本の中に書かれた彼の生き様にさらに惚れ込んだ。

というわけで、つづく。