ゴールデンウィーク中は帰省していたきょうだいに風邪うつされて、1.5日ほど熱出して寝込んでました。連休なのに勿体ない……。
食事を受け付けないレベルで衰弱して(ウィダーinゼリーの名前がいつの間にか変わっていたことに驚き)、コロナワクチンの副反応ばりに全身痛くて、もしやとチラリと思いましたけどかといって咳も無ければ高熱も出ず、連休中で病院もやってなかったしで、なんなのかわからないうちに回復。
やっぱり昔の方がキャスト豪華だよなぁ〜とはちょっと思いました。
ポワロ就寝用のお髭カバーはちゃんと元ネタがこちらにあったのね。
リメイク後はこちら。もうあれ5年も前なんですね。
「オリエント急行殺人事件」(1974)
…ちまちまHTML1行ずつ直すより、コピペした原稿の上から打ち直した方が早ないかな私。
・ポアロ(戦うおじじの森番キンケイド)
席の予約も無かったけど無理を言って当日突然4番の上段に乗り込むことに成功。
ビアンキに譲ってもらってからは9番を使用。
寝るときはお髭ガードとハンドクリーム、手袋は欠かせない。意識高い婦人か。
自分の部屋から怪しい女のドラゴンのガウンが出てきて爆笑するしかない。
・ドラゴミロフ侯爵夫人
14番。
なんかいつも不機嫌そうな上流階級の夫人でワンちゃん2匹連れで乗車。化粧が濃い。
アームストロング夫人の母親で女優アーデンの友人だった縁で、悲劇に見舞われたアームストロング夫人の後見人でもあった。
嘘をつくのはあまりうまくない。ついでにHのハンカチの持ち主。ローマ字のHではなくナタリアのNのキリル文字。
・シュミット
公爵夫人のメイド。2等の6番。
濡れ衣着せられて自殺したアームストロング邸のメイドとは同じ仕事の縁で友人だったそう。
トランクに車掌の制服が入っていてビックリ。
正体はアームストロング邸の凄腕コック。仕事を褒められて一番最初に口滑らせちゃった。
・アンドレニ伯爵(ダルタニアン、バジル・エクスポジション)
・エレナ夫人(キャシー)
12番。
華やかな美男美女カップルで夫はハンガリーの外交官。
夫人は虚弱そうで夫が献身的に世話をして付き添っている。
パスポートのエレナ夫人のサインの頭文字辺りが汚れて良く読めない。
夫人はアームストロング夫人の妹ヘレナ。
Hのハンカチが落ちていた事で警戒した夫君が妻の名前の先頭をぐりぐりやって判読不能にした。
・ハバード(ミザリー担当編集)
11番。
バツ2の声がでかいマダム。
20年前なら15歳、………サバ読んでるでしょ。
化粧バッグから血の付いたナイフが出て来た。
正体は悲劇女優のリンダ・アーデン。アームストロング夫人の母親で、殺害されたデイジー嬢の祖母。
それなりに有名な大女優だろうにやっぱりポアロは彼女をご存じでない。
・デベンハム(武器商人マックス)
8番。
オルソンと同室のイギリス人女性で教師。
オリエント急行乗車前に大佐との内緒話をポワロに早速聞かれてた。
『長距離』と『遠距離』の繊細な表現の違いでポワロにアメリカ帰りと見抜かれた。
…吹替と字幕で勘付かれる原因の表現が微妙に違うけど結局イギリス英語とアメリカ英語の違いって事でよさそう。
正体はアームストロング邸の秘書。一家全員と当然縁がある。
・フォスカレリ
ベドーズと同室。ベッドは上段。
シカゴで英語をチョット覚えたイタリア人で車のセールスマン。
正体はアームストロング邸の運転手。
・オルソン(実は生きてた皇女アナスタシア)
7番。
聖クリストファーのお守り無くした……アッ首にかけてたわ。スウェーデン人。感情の振れ幅がすごい。
5年前イエスのお告げを受けて伝道師に。
正体はデイジー嬢のお世話係。お嬢様を守れなかった苦悩が信仰へ昇華されたのは実際そうなんだろう。
・ベドーズ(アーウィン卿、アーサー坊ちゃまを見守るホブソン)
1番の下段。
ラチェットの召使。
歯が痛くて寝付けない読書派。
召使の前は陸軍所属でスコットランドに居た。
正体はアームストロング大佐の従兵で除隊後使用人になった。事件当日殴り倒された古傷が今も首の後ろに残る。
何故マスターマンから名前が変わったんだろう。
・マクィーン
4番下段。
ラチェットの秘書。若い頃は俳優志望だったそう。
上段のベッドは空けてあるって聞いてたのに、ポアロが乗り込んできてとても辛い。
ポアロのいびきが喧しくて満足に眠れない。
デイジー嬢誘拐事件の捜査に関わった地方判事を父に持つ。ママは8つの時に亡くなった。
役者を目指していた自分を励ましてくれた、理想の母のように優しいアームストロング夫人へのあこがれを忘れられず復讐に参加。
・ハードマン
16番。
芸能プロダクション関係者…ではなく、実はピンカートン探偵社の社員でラチェットの調査中。警官に支給されてる銃を持つ。
アームストロング邸の自殺したメイドを知っている。
正体は元巡査で自殺したメイド、ポーレットの恋人。
・アーバスノット大佐(初代ボンド、インディ先生の父上、ジム・マローン)
どこの席かな…事件当夜の動きを説明する車掌、ミシェルによると15番とのこと。
敢えて陸路でイギリスに向かうのは確かに彼の自由。豪華客船でゆっくり向かいたい人だっているんだし、これに関してはポアロのいちゃもんの付け方がちょっとなぁ。
大の男を持ち上げて投げる筋力。
不仲な妻との離婚手続きの最中出会ったミス・デベンハムと慎みつつひっそり交際中、なので彼女へのポアロの無神経な侮辱にはカッとした。
アームストロング大佐の友人。
デベンハムと交際中なのは本当だけど、不仲な妻云々はポアロに聞かれた内緒話を取り繕うための口から出まかせかも。
・ミシェル
車掌。視線がいちいち雄弁で、親しい人を見る目と、ラチェットを見る目の温度差で風邪をひきそう。
5年前に妻子が相次いで死亡したとのこと。
正体は濡れ衣着せられて厳しい取り調べに参ってしまって自殺したメイド、ポーレットの父親。これは辛い。
演じてる俳優さん優しげな顔でちょっと好み…ただハードマンより若く見えるんだけども。
・ビアンキ
9番→2番へ移動。
ポアロのお友達。オリエント急行を運行する国際寝台会社のお偉いさんで、ポアロの席を権力に物を言わせて無理やり用意。
駅で停まった時部屋をポアロに提供して移動した。
事情聴取を見学する度、ヨシあいつが犯人だ!と言うポジション。
お名前もそのままブークで良いのに。
・コンスタンティン
列車に常駐している医師。長距離寝台特急って凄い。
容疑者の事情聴取をビアンキと見学していて、いやいや彼は犯人じゃないねと言うポジション。
・ラチェット(スカンク草井の元ネタ俳優さん。確かに似てる。)
10番。
ベビーフード事業で儲けた(自己申告)後引退したアメリカ人。でも秘書のマクィーン曰く中近東の陶器で成功したとの事。
ポーロさん…ポアロ…??脅迫状も来ててェ~敵から守ってほしい!と金に物を言わせて依頼したけどポアロの癇に障って失敗。
めった刺しされて殺された。
正体はデイジー・アームストロング嬢誘拐殺人事件の黒幕カセッティ。
デイジー嬢の事件の経緯を報道形式で見せられるスタート。これはこれでシンプルながら悲惨さが分かりやすくて良い構成かも。
登場人物が乗り込むときの駅の雑然とした感じ、物売り、キモノ風の何かを身に着けた日本人風の一行、食堂車に積み込まれる食料や料理人たちの仕事っぷりに始まり、一等客車のダイニングの豪華さ、料理やスタッフの一見して分かる高級さが何とも見事で旅って良いなぁ~と楽しくなる。
生ガキの鮮度の確認とか無くても良いのに敢えて入れたあたり並々ならぬこだわり感じるわ。
ユーゴスラビアで停車。
いかにも胡散臭かったラチェットが12回もめった刺しにされてなんか部屋で死んでたよ!で、誰がやったのかなァ~?とポアロの人をイライラさせる尋問開始。
犯人はベオグラードから車掌に扮して乗り込んで、ラチェット殺害後列車を降りて逃げたと装っているけど、実は他人同士初対面同士の筈の12人が、アームストロング邸の事件の復讐でラチェットに死刑を下したってお話。
もう有名すぎて、オチとか知らない人いないですよね。
カーテンコールの乾杯シーンは、悲願を達成とは言え人殺してこれかなぁという感じはするけども、俳優さん一人一人がきちんと正面から映るので、当時かなり豪華だったらしいキャストへの敬意と俳優のファンへのサービスシーンなんだろうな。
ポアロが罪を見逃して立ち去る時の感情が、リメイク後のそれよりかなりポジティブに感じる。
リメイク後の方が好きな描写もあるけれど、オリエント急行内の描写はこちらの方が好きだなと。リメイク後も食堂車とか良い感じだったんですけどね。