「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989)

あ、流石に私も産まれたわ。
「魔宮の伝説」面白かったし、これも面白いといいな。
録画溜まりまくってるから少しずつ観て消してかないと、ハードディスクの残量が大分やばい。


・インディアナ・ジョーンズ(若い頃は『スタンド・バイ・ミー』の美少年クリス、大人になったらご存知ハン・ソロ)
今回は多少歳もくったか、なのに全く大人しくならないのはお約束。
俳優さんもリアルに歳取って行くのに、頑張るなぁ。

・ヘンリー・ジョーンズ(ボンド、修道士ウィリアム)
ライフワークは聖杯探索のパパ。
学者候すぎて、浮世離れしてるわ。

・マーカス
インディの友達で……Wikipediaによると副学部長。付き合い良いよね。
迷子のプロ。

・エルザ
シュナイダー博士はまさかの金髪美女。インディ好み。
まさかのオチ(文字通り)が待ってるヒロイン。

・ドノバン(言われてみればマクシミリアン、あとアラゴクの声って絶対分かんないって!)
古代の遺物大好きなお金持ち。なんか胡散臭い。嫁は美熟女。
粉になった人初めて見たわァ。どうやって撮影したんだろう。

・カジム
トルコ帽追撃部隊の生き残り。
名前を明かしたり大事な情報ベラベラ喋ったり、こいつ大丈夫か?

・サラー(ギムリ)
トルコでマーカスを助けてくれたおじさん。機転と戦闘力はなかなかのもの。流石ドワーフ(違う)
レイダースろくに観てないから知らなかったけど、レイダースにも出てたらしいエジプトの発掘王。
義兄の車ぶっ壊した後、ラクダで許してもらえたのか実に気になる。
インディが弁償してあげれば良いのに〜。

・フォーゲル(老グリンデンバルド、アッシャーボロードン公爵)
ザ・ナチス〜という、いかにもステレオタイプな軍人。階級は多分大佐?
年寄りを手袋でビンタするなんてひどい!
国防軍の制服、お似合いですよ!

・ヒトラー(ケンダル・オゼル)
あの有名な髭の伍長。総統閣下。
チョイ役だから、ブルーノ・ガンツやオリバー・マスッチの演じた彼ほどは似てない。
…Wikipediaによるとこの俳優さん、いろんな映画でヒトラー役5回も演ってるんだとか。


クリス役でも思ったけど、リヴァー・フェニックスって凄く綺麗な男の子ですよねぇ……こんな子が薬に溺れて早死にする遠因になったんだから、子供を巻き込むヒッピーとかカルトとかロクなもんじゃねぇ。何で子連れで参加するかなぁ。
はい、12歳の美少年インディ、正義感から盗賊が盗み出した遺物の十字架を取り返します。
列車であれこれしたり、大冒険。アメリカのボーイスカウトってすごーい。
必死に息子が帰って来たのに親父さんはマイペースで、こんな時にギリシア語なんかどうでもいいでしょ!
でもこの窃盗事件に関してはめちゃくちゃモヤッとする落ち。
当の盗賊団のリーダーにガッツを褒められて帽子を貰ってるし…….あ、この帽子がアレか!!
…中折れ帽被ってるから名前もフェードラって安直なリーダーだなぁ。
若インディの冒険、もっと尺長くて良いのに!もっとリヴァーを拝ませてよ!今こんな美少年なかなかおらんよ!!!

1938年一気に大人になったインディ。ニヒルに笑うから何かと思ったらなんか殴られてるし、置いてけぼりよくない!
年代物の十字架を巡ってのポルトガル沖でのやり取りは気持ち冗長。前のダイヤがゴロゴロ移動するコメディタッチの導入部の方がスッキリ楽しめたなぁ。
とりあえず嵐の中海に飛び込んでも脱げないフェードラ帽が地味にすごい。

教鞭をとるジョーンズ教授!エッ普通にスーツ着て蝶ネクタイに眼鏡…!?普通の人!?
文字通り教授なのに、お約束の「テーテレッテー!」のテーマと共にあんなアクロバティックな事してるの?ほんとに落ち着きないおじさまだなぁ。
女生徒ばっかwと思ってたらちゃんと男子もおったよ…何でこんなに人気なの?歴史学って私が言うのも何だけど、面白さの割に人気無いよね正直。食ってけないから止めろ言われて文学部や史学部に進むの止められたもん…お陰で性に合ったけどそこまで面白くも無い法学部行く羽目になったし。
ジョーンズ教授イケメンだから人気なのか?と思ったけどここまで男子にもウォオオオ!となってるのは、何だろう。冒険譚でも出してるのかな?
詰め掛けた学生と、困り果ててる秘書さん尻目に窓から脱出ジョーンズ教授。悪い人!

ゴロツキ雇う人にロクなのいないから、大学博物館に多額な寄付をしてるとか言う大富豪ドノバンさんもまぁそれなりの人なんだろうな。

今回はキリスト教徒の石板と聖杯伝説かぁ。
ドノバン、永遠の命や聖杯に食いつきすぎて怪しさプンプン。最早問題はこの人が前座的悪人なのか黒幕なのかどっちかだわ。

聖杯云々って言うと私の世代的には「ダヴィンチ・コード」かな。今ググったらなんかのゲーム?カードゲーム?が検索トップに来るんだもん、時代は変わったなぁ。

アリマタヤのヨセフは弟子すら逃げた後にイエスの遺体を態々引き取った奇特な人。まではなんとなく覚えてる。十字軍好きじゃ無いし聖杯伝説にはあんまり興味無かったけど、ラングドン教授がブームの時に雨後の筍みたいな関連書籍をいくつか買ったっけ。
「聖杯」って最後の晩餐の時のゴブレットなのか、イエスの血を受けたカップなのか、結局どっちを聖杯として定義するもんなのかしら。

閑話休題。

若インディ編でチラッと出てきたお父上、ドノバン調査隊の担当者なのに資料ごと失踪したのか。ていうかインディ、父親が消えたこと知らんかったんか。
仲悪いにしても、ねぇ。しかも駆けつけたパパの家は荒らされてるし事件の匂いしかしない。
………若インディは兎も角中年インディがパパー!連呼するとギョッとしちゃう。とーさん!じゃあダメだったの?

マーカス「聖杯探索は自分の内に聖なるものを探すのと同じさ。存在するという証拠はないが、この歳になると有ると信じたくなる」
良いこと言うね!

ヴェニスまでパーフェクトなお膳立てしてくれるドノバン。なんか胡散臭いんだよなぁ。「人を信用しないように」なんて忠告くれる貴方が今のところ一番胡散臭いよ!

エルザ「目がお父様にそっくり」
インディ「耳は母親似だが……他は貴女のものだ」(ドヤッ)
エルザ「ご両親からいいところを取ってらっしゃるのよ」(スルー)
この女史つよい。
花屋から一輪の花をパチってエルザに差し出すインディの心も強い。いろんな意味で凄いわこの人。でも付いて来てくれたマーカスを忘れないであげて!

たどり着いた元教会現図書館の床をブッ壊すインディ。えぇ、ヤバない?イタリアの歴史ある建造物を損壊するアメリカ人教授「聖杯へのヒントなんですよ!!」とか言い訳しても何言ってんだお前!すぎて普通に国際問題になりそう。判子をバンバン押してた司書さんもさ、妙な金属音がして違和感覚えてるんだから、仕事の手を止めてチェックするべきだと思うわ。
ブッ壊した床からこんにちはーした地下になんの抵抗もなく降りる、その辺特に疑問に感じないあたりなんか私も毒されて来たなぁ。
ゴロゴロ転がる白骨は盗掘者?とも思ったけど、壁に塗り込められてる頭蓋骨もあるし、カタコンベ的な地下墓地跡なのかな?
マーカス、ヴェニスまで付いて来て地下に降りなかったの!?着いてこれば殴られて拉致られるなんて事にならなかったのに…!

どんつきの壁をブッ壊して出てくる水たまり。手をチャパチャパやっただけで「石油だ!」とやるインディだけど、マジでぇ。ガソリン程精製されてないにしても、そんなシャビシャビの石油が地下に水たまりのように染み出すってあるの?あるのかもしれないけど、丁寧に横穴に眠ってる白骨から服を剥ぎ取って、ついでにパチった橈骨?に巻きつけて松明だ!ってのもなんかこう…ね。
さっきその石油丸かぶりしてたのに、インディには燃え移らないの?とかどうでも良いことが気になって仕方がない!

後を追いかけて来てる、マーカスを気絶させたトルコ帽みたいなの被ってる集団。何者なんでしょうね。

芸術的な彫刻の装飾!十字軍の騎士の墓!っていうけど、私は何となくシュメールっぽいなと思いました。

今の時代なら、ナショナル・トレジャーみたいに写メ撮って云々…と謎解きにも瞬間的な記憶力もそこまでは要求されないけど、昔は大変だなぁ。

トルコ帽集団はニソッと笑って火のついたマッチをポトリ。石油だもんね、そらそうよ!やると思った!

一番メインの棺をひっくり返して、エアポケットだ!って、おいおい。
何だろうこの水。ひっくり返した棺の中に炎は侵入してこないし普通に目を開けて潜ってるし、…水面だけ石油が浮いてて、下は地下水とか?何でも良いけど潜ったり浮上したり、火達磨の危機だと思うんだけど、その辺の説明がない。気になるわぁ。

運が強く天に愛されるインディはマンホールから脱出してボートかっぱらってそのまま逃亡。飛び乗って来たおっさんスゲー。すぐに殴られて水没したけど。
後を追いかけるボートも大型船に挟まれて引っかかって爆発したり、生き残ってる追撃ボートも機関銃乱射して来たり、ほんと迷惑なやっちゃなぁ。…………インディが出張って来なけりゃ、ヴェニスの皆さんに害が及ばなかったか。いく先々で事件起こす様はコナンか金田一みたい。

トルコ帽にお洒落なストライプスーツ、胸元には赤薔薇(?)、聖杯を守護する特務機関!その正体は「十字剣の兄弟」!………ちょっと笑っちゃった。
そんな秘密結社にいるのにカジムったらベラベラ喋って大丈夫?とか、カジムなんて思いっきりトルコ系の名前でこの集団も皆トルコ帽被ってるトルコ系みたいだし、トルコ人が守ってる聖杯ねぇ。バチカンに所属する特務機関って言われた方が説得力ある。書いてて思ったイスカリオテみたい。アンデルセン!

ベラベラ喋ってくれるカジムさん曰く、インディのパパはドイツとオーストリアの国境のブルンワルド城に囚われてるんだとか。……本当にこの「十字剣の兄弟」って無駄に団員減らして、何しに来たんだろう。排除行動に移る前にインディ達の真意を確認すべきだったんじゃね?

アレクサンドレッタ?イスケンデルン?聞いたことなくてググったら普通にトルコの地名。世界は広いわ。
ていうかマーカスも無事だし、インディもあのどさくさで拓本完成させてたのね。

スコットランド貴族のフリして大変粗野にブルンワルド城に侵入するインディ。スコットランドって、そういうステレオタイプなの?
突然のしかも超無礼な闖入者に執事が激怒するのも当たり前なのに、「もぅ我慢なんねェ!」ドカッ!
我慢なんねェのは執事の方だわ気の毒に。
そのブルンワルドはナチスの根城〜一昔前の映画あるある!悪者は大体ナチス!ヒトラーがロボになってるクソ映画もあったよね。粗筋だけでお腹いっぱいのやつ。B級にもなれない純粋に酷い映画マニアの友達が大絶賛してたわ。
1938年だよね、第三帝国崩壊後でもあるまいしなんでこんなにひっそりとした古城でコソコソしてるの?

電線よりは細いし、なんのケーブルかな…電話線?まぁとにかくほっそいケーブルにお約束の鞭を絡ませてターザンロープする命知らずインディ。無茶するなあ。
頭殴ってきたのはやっぱりパパ・ヘンリー。惜しむのは息子の頭蓋骨じゃなくて明朝の壺。やっぱりね。
ていうか、すんごい軽そうだし、磁気特有の透明感もないし、小道具とはいえアレ何でできてるんだろう…紙粘土?
アッやっぱ偽物だったか。

「わしの倅が間抜けだと思ってるのか?」とナチ兵をドヤ顔でプギャーしてるおとっつぁんをチラチラ見ながらだんだん挙動不審になる息子、良いわ〜。多少ワザとらしくてもこういうネタ大好き。この親子面白いなぁ。さっきまで仲良しだったのに。
日記持ってきちゃったの!?仕方ないだろ!馬鹿なの!?パパを助けにきたのに!?と目の前で親子喧嘩されて、ナチスのおっさんもちょっと困ったに違いないw
その罵り合いのドサクサで機関銃奪って、ダダダダダダ!お前はランボーか。

インディ「何度も言ったろ!!」
ダダダダダダダダ!
インディ「ジュニアって呼ぶのはやめてくれよ!!」
ヘンリー「可哀想なことを…」

あーあー、せっかくパパが警告してくれたのに、ナチスの一味だったエルザを信用しすぎて、大事な日記取られちゃったじゃん。インディ何してるのー。パートナーの女も信用できないってなんか詳しく見てない第一弾もそんなノリだった気がするんだけど。嫌なお約束だなぁ。
そんでもってやっぱり悪人ドノバン。怪しさ大爆発だったもんね〜。

実は凄かったらしいマーカス(ツテやコネが物凄い上に12ヶ国語イケる)、…………アレマァ、こりゃ完全にインディのハッタリだったか。全く溶け込んでないし言葉も英語と古代ギリシャ語以外ダメっぽい、溶け込んでもない、でも友達はいた!何とかなるのか?

イスケンデルンの街を彷徨うマーカスを回収してくれたのはサラーさん。
特務の青二才御一行みたいなルックスしてる如何にもな二人組と相対した時にも大活躍。サラーさん凄い。この話でこれまでのところ一番輝いてる。
サラー「逃げろ」
マーカス「何だって?」
(エンドレス)
サラー「逃げろってェ!!!」新聞ごと顔面ズドン!
何この思い切りと戦闘力。意図せず?危険地帯に乗り込んで猶ほけほけしてるマーカスも見習わなきゃね。
あーでもサラーさん爪が甘い。マーカス放り込んだ先は家じゃなくてまさかのトラック。急なことだし紛らわしい外装だし仕方ないかぁ。

オーストリア流のサヨナラは濃ーいちゅう。ドイツ流のサヨナラは殴打。軍人さん、そんな一捻りいらんてー。

インディ「オーストリア流の方がいいね」
ヘンリー「あぁ、賛成だ」
親子そっくりですね。

ロープ焼き切ろうとする事に無理が…アー、火がついちゃった!吹き消そうとするパパの抵抗は全て裏目裏目に、部屋は炎上。散々。
暖炉の薪を引っ掛けとく金属の台がスイッチになってて、壁の裏の作戦本部?みたいなところに忍者屋敷みたいに繋がってるんだけど、暖炉でコレかぁ。うっかり暖炉として使おうもんなら裏の部屋は煙とか熱とか凄そう。
グルングルン回転しても二周目は流石に女性兵士に気づかれて、インディ親子の必死の媚びは通じず、
「アッラーム!!」クワッ!
アッラームってなんぞ。ビックリしたわ。

結構な御歳のパパまで暖炉によじ登ってたのは地味に凄くない?

ヘンリー「お前にとってはこれがごく普通の日常か?」
インディ「とんでもない!いつもよりラクです!」
レイダースじっくり観てないから比較としては甘いけど、明らかに前作の方がトンデモナイ目に遭ってるよね。致死性の猛毒盛られたり、飛行機からゴムボートでダイブしたり、謎教団の謎儀式で操られたり、トロッコでジェットコースターしたり。

そして脱出はかっこよく、ナチスドイツお馴染みのツェンダップ製だっけ?サイドカー付きバイクにて。コレなんかカッコいいよねぇ。固有名詞知らんけど。走ってるの観ると本筋に関係なくワクワクする素敵マシンの一つだわ。
何を思ったか追っ手の軍人の一人がウィリーかましてくるけど、軍仕様のバイクのウィリーって斬新。ケツに沢山装備積んでるのによくコケないな〜スタントさん凄いわ。まぁでも調子乗ってめっちゃ近付くからスポークの部分に旗竿突っ込まれて、すっごい飛んだわ〜ウィリーさん。普通にコケるより派手にいったなぁ。生きてるのか怪しいレベル。
息子が横で慌ただしく運転したり戦ったりする間も、サイドカーにどっかり座りこんで特に何もしないパパ、仏像みたいでとてもシュール。

パパビンタ!も炸裂してなんやかんやで親子は悪の総本山ベルリンへ。徹底的にナチスドイツが悪人してるなぁ。悪魔の軍隊だって。

何が燃やされてるの?ナチスを批判する書物ってだけだったらエルザもあそこまで痛ましい顔しなかっただろうし…カトリック絡みのなんかしらん?…あぁ、焚書運動か!

インディの将校コスプレは結構良かった。
あとはあれ、押し流された先にいたのは総統閣下(38年当時の階級は知らん)。持ってたパパの手帳をついつい渡しちゃって、サラサラっとサイン貰っちゃった。大事なライフワークに落書きされたようなもんだしパパ怒るんじゃない?
ヒトラーユーゲントに混じってサインもらいにきた良い年した将校に何思ったか知らないけど、総統閣下もそんなサービス精神発揮せんでも…。

飛行船でドイツ脱出は、嫌な予感しかしませんねぇ。ていうか飛行船も普通にフルークハーフェンから出発してたんだ?適当な野っ原から飛び立つもんだと思ってたわ。
やっぱり軍人来ちゃったわ〜、全員に扮して後ろから近付いて、窓の外にポーイ!客唖然!
船員?「…タダ乗りです」
だもん、そりゃ物理的に放り出されたら堪らんもん、皆さん必死にチケット見せるよね。
どうでも良いけど窓の下に沢山積まれてたトランクはお客さんの荷物じゃないの?残したまま飛び立っちゃったけどいいのかしらん。

今更特に世間話も思いつかない父子を乗せた飛行船は、多分ポーイされた人がチクったんだろね、ドイツへ逆戻り。
勝手に飛行機切り離したジョーンズ親子を追いかけて来る戦闘機が来るあたり、完全に何するか分からないパねぇ手段にも対策立てられてたね。学習したなぁ、敵サイド。

インディ「パパ!遊んでないでマシンガンで応戦してよ!!!」
やると思った、旋回する戦闘機追いかけてそのまま尾翼吹っ飛ばしよったでパパさん。 インディも、いきなり背中を任せる前に最低限のレクチャーすべきだったね。
まぁ諦めたのか危機が迫ってたからかグダグダ父親を責める事もなく、大人しく着地(民家にズドン!)
修理中の人から車を失敬して逃げる逃げる。追いかける方も大変だなぁ。どんな命令受けてここまで追わされてるのかちょっと気になる。

車も壊れた弾もない万事休す!という時に、ずっと大事に持ってた傘をバタバタしながら低空飛行でこっち来る戦闘機に向かって「とーとととと…」えっ!?パパさん大丈夫!?
アッ鳥さん味方につけて、パパ凄い!
「カール大帝の詩を思い出したんだ」ドヤッ!
ドヤりに値する知恵だったよ!

ハタイ共和国の殿下はロールスマニア。ファントム・トゥーに蘊蓄語り出したけど、これは…その凄いスーパーカー使ってインディがドカーンズガーン!するフラグに違いない。
ていうか30馬力云々ナントカ〜のキャブレターが云々時速100キロ出すのに12.5秒が云々、ロールスがスポンサーに着いてるのかしら。BONESのハイパーTOYOTA宣伝タイムみたいだもん。
金銀財宝はガン無視なのにロールスに飛びつく気持ち、王族としては金銀なんかなんも珍しくないわ〜って事なんだろうなあ。

あ、すっかり忘れてたけどカジムさんの一味もこの辺りで再登場。ドノバンとエルザを脅すだけ脅してすぐに死んじゃったけど。

一人で馬4頭盗むインディ。サラーも同じように5頭ラクダかっぱらってきて、なんか色々すごいわ。教鞭とってる教授と言われて信じる方がおかしいレベル。

戦車がガタガタ進んでて、とってもロマン。防御のためとはいえ窓が小さいのがこうもネックになるのかと言う、いい勉強になる戦闘シーンでしたわ。死角多すぎ。無線なんかで連絡取り合う事もなく勝手に旋回する大佐がそもそもいかんと思うけど。

パパが羽交い締めにして来る軍人を目潰しした、インクをピュっ!とやるの、あれどういうペンなら出来るんだろう。少なくとも私の持ってる万年筆じゃ構造上無理っぽい。
ペンは剣より〜と思った途端にマーカスに言われてなんか、おもしろくない(笑)

ひどいことを…と息子のアグレッシブさにドン引きしてたパパも、これだけ色々巻き込まれたら流石に思う事もあったのか、大分慣れた模様…敵のトラック一台吹っ飛ばして「これが戦争だ!」だもん。

それにしてもフォーゲルの厭らしさ。必死に捕まってるインディの手をスコップでガンガン叩くとか、角度がついてたらコレ指切れちゃうんじゃね?、って感じ。まぁ敵を振り落とすには選択肢として間違ってないんだけどねぇ。

落ちかけてるパパがキャタピラに巻き込まれないようにいつもの鞭で必死に捕まえてるインディの腎臓を後ろからドスドス殴るフォーゲル。あんなにドスドスしてるから、ナイフかなんかで指してるの!?と思ってたら普通殴ってるだけ。いまいちこのドイツ国防軍、爪が甘いんだよなぁ。まぁ主人公補正があるから、最後はインディが勝つための踏み台でしかないのは仕方ないんだけども!
格闘シーン後のフォーゲルの顔面はわりと血だらけでグロッキー。結構リアルだなぁ。
そんな感じでインディ親子をいじめ抜いてくれたフォーゲルも崖から転落。アラマァ。
同じように崖下タイブしたのかな?と思ったけど、ギリギリで回避してたインディ。パパも息子がこんな目に遭ってようやく素直に我が子の大切さを噛み締めたようだし、この死闘も無駄じゃなかったね。
切り替えも早かったけど!

ていうか、この戦車シーンが長すぎて、聖杯に至る試練の尺って残ってるの?なんか心配になってきたんだけども。
完全に忘れた頃に出てくるエルザとドノバン。そういやまだいたね。完全にフォーゲルに食われて影薄かったわよ。

トラップの話はあったけど、蜘蛛の巣にソロソロ突っ込むだけで首チョンパの仕掛け、怖すぎィ!誰が志願するんだこんなもん。
ナチスの理念にゃ興味ないとか言ってる割にあのデザイン性パねぇ国防軍の女性用帽子被ってるエルザ。どういうポジションで参加してるのかいまだに謎。

うっわ酷、インディを進ませる為にパパ撃つなんて。ここまでまで一番腹立つの、フォーゲルよりもドノバンだわ。
「悔い改めた者」=頭を下げて通過ってのは予想してたけど、これ普通に頭下げてるだけじゃ、上はともかく下の刃避けれないよね。パパの集めたヒントだけじゃ初見殺しも良いところの無理ゲー。
神の名をラテン語で!って言うのは幼少期からの教育の賜物だし、ここは良いかも。後から来る人渡れるのか?と言うのは別にして。うっかり踏み違えてドノバンが滑落すりゃ面白いのにィ!
ステルス迷彩みたいな一本道も、まぁ…風さえ吹かなきゃなんとか。
砂撒いて見えない道を親切に教えてくれてるけど、コレ裏目に出ないと良いなぁ。

たどり着いた穴の先には謎の老人がひとり。剣の重さにひっくり返ってたおちゃめなじいさま、700年待ったって言うけども、聖杯の力で不死を手に入れても、コレすこーしずつ老化してるのかな?
ていうかこの老騎士だけ、色合いが青白いのはわざとなのかなぁ。

エルザが選んだ偽物の聖杯で水を飲んだせいでみるみるミイラ通り越して骨通り越して粉に!なるドノバン。ザマァ。
一番パッとしないのが本物ってのはあるある。で、コレが本物か確かめる方法はただひとつ!でいつから溜まってたか怪しい水をぐびっと飲んじゃうインディ。なまじ不死のパワーとかもらっちゃったらどうするのよ。
撃たれて死にかけてるパパに水を飲ませて、どこまでの効果があるんだろうこの聖杯。瀕死の傷が治るだけ?知らんうちに不死のパワー得るの?取り敢えず傷は綺麗に治る模様。スゲー!
トラップの外には持ち出せるけど、この谷から出せないって事なの?でも存在が確認された以上持ち出しを試みる阿呆っていると思うの。
ドノバンは粉になったけど、まだ軍人に取り囲まれてて、これ事態としてはあんまり解決してないよね。
持ち出しを試みる阿呆、居たわ。エルザ、老騎士の話を生で聴いてたのに。
突如現れた裂け目にボッシュートされるエルザ。自業自得よ、言わんこっちゃない。

聖杯諦めさせるパパ、流石。パパだって思う事も有るだろうに、ここは変にベラベラ喋らず息子の名前を静かに繰り返すだけってのがまた、良い。ていうかパパ、結構ご老体なのに、ガタイのいい中年の息子を吊り上げるってすごい。
見送りに来てくれた老騎士残して道は塞がれて、なんかこう…エルザが変な欲かかなけりゃ、老騎士の住処は小綺麗なままだったのになぁ。
そして行きはあんまりクローズアップされなかった入り口。ここまで谷の終点に芸術的な彫り物施した神殿ぽい入口があるんだから、今まで誰も問題にしてなかったのが不思議でならない。聖杯の間まで行けるかは別にして。これ薔薇砂岩かなぁ。ピンクがかってて本当に綺麗。カンボジアの遺跡にも薔薇砂岩の彫刻が素晴らしい建物たくさんあるんですよ。

インディアナはまさかのジョーンズ家の犬の名前。インディの本名はヘンリー・ジョーンズJr.で、まぁ母親の死で父親に反感覚えて本名名乗らなくなったって感じか。

方向音痴のマーカスの後に続いて大丈夫か?
夕日に向かって駆けてって、完!
アッサリ!

面白かったけど、途中の中だるみが眠たくなったわよ。
ハラハラ感は前作の方が上だけど、名優さんたちの安定感故、この作品もなかなか楽しめた。ぎゅっと色々詰め込んだ、聖杯探しの本編は観てて飽きない作り。逆に囚われの父ちゃん助けに行くくだりが長い。まぁ良いんだけど。

大したロマンスも無かったけどヒロインがサクッとおっ死ぬってなんか斬新。学術的に聖杯に情熱を燃やす信念の人だと思ってたわー裂け目にされたわービッくらポン!キャッキャウフフで終わってた前作が印象強いだけ余計にねぇ。「レイダース」のヒロインは「クリスタル・スカル」の予告編で普通に出てるし、前々作での立ち位置はよく分からないけど生きてエンディングだったらしいし。

さぁあとは「クリスタル・スカル」だけ。せっかくだし「レイダース」借りてこようかなぁ。レンタル会員期限切れたまま放置してある蔦屋のカードなんとかせにゃならんけど。