「今日、何もしてない」と思ったけど。
先日、夕方になってふと思いました。「今日、私、何もしてないな」なのに、なんだか疲れている。最近、こういう日がときどきあります。何もしていないのに疲れるなんて、体力が落ちたのかな。アラフィフだし、更年期世代だし。そんなことを考えながら、一日を振り返ってみたら。……あれ?朝起きて、洗濯して。仕事のメールを返して。原稿を少し進めて。買い物に行って。帰ってきたら、ごはんを作って。途中で、あれこれ細かい用事も済ませている。いや、結構いろいろやってるじゃん。何もしてないどころか、ちゃんと一日動いていました。そこで思ったんです。私が言っている、「何もしてない」の“何も”って、なんだろう。仕事をひとつ納品した。部屋をきれいに片づけた。ずっとやろうと思っていた用事を終わらせた。そんなふうに、目に見えて「今日はこれをやった」と言えるものがないと、私はどうやら「何もしていない」にカウントしてしまうらしい。でも実際の暮らしって、洗濯物をたたんだり。なくなりそうな日用品を買い足したり。ごはんの献立を考えたり。届いたメールに返信したり。名前もつかないような、小さな「やること」の連続です。ひとつひとつは大したことがなくても、全部合わせたら、そりゃ疲れるよね。特に私は、長いこと仕事中心の生活をしてきたので、「今日は何をした?」と聞かれたとき、つい仕事の成果で一日を判断してしまうところがあります。原稿を書いた。取材をした。何かを納品した。そういうわかりやすい成果がないと、「今日は何もしてないな」と思ってしまう。でも、仕事をしていない時間だって、私はちゃんと生活している。当たり前なんですけどね(笑)。年齢を重ねて、以前より疲れやすくなったなと感じることもあります。だから、「こんなことで疲れるなんて」と思う日もある。でも、そんな日は一度、今日できなかったことではなく、今日やったことを数えてみてもいいのかもしれません。朝起きた。仕事した。買い物した。ごはん作った。今日も一日、ちゃんと暮らした。それで十分な日だってある。「今日、何もできなかったな」そう思ったら、一度だけ一日を振り返ってみる。意外といろいろ、やっているかもしれません。少なくとも私は、「何もしてないのに疲れた」んじゃなくて、
いろいろやったから、ちゃんと疲れていたみたいです。まあ、もちろん。正真正銘「今日、何もしなかったな……」という日も、ときどきあります(笑)。それはそれで、よし。