俺は誰も輝かせない
売妥であり穴である
全て飲込む穴である
欲も金も命も愛も


故に俺は型を持たない
俺はお前の想像の産物
お前の欲しい欲望であり
お前の欲しい愛情である
お前の傷付く刹那さであり
お前が執着する魅力なのさ


俺はお前の鏡
最盛期のお前の鏡
愛情に溺れたお前の鏡
忌の際のお前の鏡

眉間に二つ、穴があるだろう?
君を好きなままでいれたら良かった



だから何度も
言ったろう?

こうなる事は
わかっていたんだ

何度も繰り返し
その度に傷付いて

『もうやるものか』と
また恋に堕ちる


俺は自分の幸せなど見ちゃいない
皆の、君の幸せしか考えてないんだ




だからこうして
嘘を吐く

深海魚に
太陽は残酷

飛ぶ鳥を見て
憧れるだけ

『罠にかかって堕ちてしまえ』と
呪うだけ


君を好きなままでいれたら良かった
両目をえぐられる方が良かった



俺は独りぼっちで
生きていける
それはまるで
虫と変わらぬ生命


君を好きなれた事は素晴らしかった
心から幸せにしたいと苦悩した
幸せにする相手は俺ではだめなんだ
だから君を嫌いにならなきゃいけないんだ

目が太陽で焼かれるから
こうして書く事で忘れられるから
凛と澄んで
どこまでも高い遠い空

投げ込む身体ひとつ
孤独に中空を漂う

なんでか僕らは孤独に酔う
切なさに満たされる事で
孤高を誘う

夢から醒めてもまだ夢の中
現実を知る事に夢はより深くなる

ただその繰り返し
いつしかひとりぼっち
晴天の真ん中で

皆に見られてるのに
皆が見ない振り
晴天の真ん中で