空が雲に覆われて
まるで星が見えなくて

だけど君は知っている
雲の上のユートピア


指先まで痛くなるほど
冷たい雨の中だって

いつも君は知っている
濡れた街の輝きを



君を幸せに出来るなら
この指なんか折れてしまえ
君が喜んでくれるなら
雨雲を突き破って月を笑わそう




上手く行かない事ばかりで
進んでないって感じるね

それでも君はわかってる
やるべき事を
進む道を


暖め続けた小さな愛情
ようやく小さな芽を出して

君はまた笑っている
君が望めば星も笑うよ



君を幸せに出来るなら
背骨が折れても支えてあげる
君が笑って生きられるなら



君を幸せに出来るなら
腕が折れても抱えてあげる
君を幸せに出来るなら
皮膚を裂いて傘を作れる

君を幸せに出来るなら
何度でもやり直せる
君が笑って生きられるなら
影も残さず消えてあげる

君を幸せに出来るなら
僕は薄い膜を張って海を見てるよ

まるで深海魚みたいに

うっすらぼやけた海の世界
空はこんなにも青いのに

呼吸だけは大丈夫
無駄にエラが発達してるから

海はとても心地好くて
ずっとこうしてられると思ってたんだ


水面のキラキラ
いつにも増して素敵だった

夜空でささやく月でさえ
恥ずかしくて顔を隠したみたいだ

真下に広がる藍色の海

今日こそはこの膜を開いて
藍色を見るんだ

そこはきっと透き通る透明な青色の世界

水面のキラキラ

もっと素敵な笑顔を見せて。




痛い
痛い

海水が染みる
目が痛いよ

視界がぼやけて直視出来ない

膜を外した海の世界

敏感な眼球に直接刺さる
悪魔のような海流


水面のキラキラ

今夜は泣いているみたいだね




いつも通りのぼやけた世界

膜を張って生きてる世界


僕は、
君が妬ましくて愛しくて
文句を言ったんだ

君を傷付けて悲しくさせて
自分を守りたかったんだ

君がくれる大切なものが眩し過ぎて
目を背けたかったんだ

君の成長を僕の退廃を無視したくて
否定したんだ


一緒に歩いた沢山の道
今は一人で引き返してるそれなのにまだ



君の歌声
聞こえているよ
離れていても
聞こえているよ

歌っているよ
離れていても
聞こえているよ
一緒じゃなくても



君が呼ぶ声が聞こえる
離れていても繋がってるんだね
君が呼ぶ声を振り切る
離れなければ愛せないから


それなのにまだ

愛しているよ
触れられなくても
祈っているよ
触れられなくても

君の温もり
残っているよ
触れられなくても
愛しているよ