「愛していて」
深く掻き回す
「触れさせて」
握らせて耳元で

「囁いて」
囁いて

胸元に突き立てる
「そのまま奥まで」
摩擦忘れたように
「これで一つだね」

囁いて
囁いて

囁いて
あ げ る

何も怖がらないで
影重ね踊ろう
ナイフ片手にキスを
首筋に舌を
這わせて…

握り続けるBaby
声を殺すShow time
瞳閉じてBaby
首を締めるDance


アイアンメイデン

君の中でキスをしよう
ゆっくりと深々と

緋い華を咲かせよう
中指深く突き刺して


月が照らす君の起伏
胸を縦に切り開いて
両手を埋めて祈りましょう
心臓に触れ合うのさ


嗚呼、鼓動を感じて

嗚呼、罵倒を浴びて





アイアンメイデン

君の中で
重ねたい重ねたい
束ねたい束ねたい

記憶の上塗り

声を上げ感じたい
恋の果て感じたい

気持ちのあやとり


何も写さないレンズ
角度を変えて
まるで無駄な屈折
心のフィルター外せなくて

つまんで留めた印を付けた
忘れちゃいけない事ばかり
目印のクリップ
あと幾つ必要だろう




傍にいたい傍にいたい
離れたい離れたい

ひとつじゃないから

手を繋ぎ感じたい
温もりを感じたい

一人じゃないなら


中央線の座席に
置き去りにした気持ち
今頃、寒さに目覚め
一人だって気付くかな

つまんで留めた印を付けた
捨てても良い様な思い出ばかり
まるでクリープ
本当に大切な事が見分けられない


今夜
一人でも良いよね
暗い
闇と向き合う数時間




一人きりの役目
曲がれば折れる
繋ぐ力がもっと欲しくて
主役にはなれなくても

つまんで留めた印を付けた
押さえきれない思い出ばかり
非力なクリップ
いつも力が欲しくて

重ねて束ねて印を付けた
いつも見分けやすい様に
俺はクリープ
記憶を上塗りするクリップ
また一つ増やして


最期は
一人きりだもんね
クリップ
繋いだクリップ
外した