こんばんは!!
久しぶりに更新です。。。
本日は膝関節半月板についてご紹介いたします。
今日はまずは半月板のさわり程度をご紹介いたします!!
半月板損傷といわれると臨床上よく遭遇する疾患です。
一般的には年齢が若ければ断裂に伴って必ず外傷歴があるはずです!
年齢が若いのに外傷歴がなく半月板が損傷することはないといってもいいくらいです。
しかし円板状半月板は外傷なく断裂する場合がありますが。。。
高齢者になれば変性断裂と言って外傷なく断裂する事があります!!
下の図は半月板損傷の断裂形態の図です。
円板状半月板の説明は今後いたします!!ご期待ください!!
まずは半月板の臨床的背景です。
① 荷重の伝達
② 体重を支える
③ 歩行時のShock(ショック)吸収
④ joint(関節)の安定性と潤滑の補助
関節の安定性という機能は非常に重要です!!
Meniscus(半月板)は関節軟骨にかかる単位面積当たりの負荷を軽減します。
ちなみに。。。半月板を部分切除で12%、亜全切除の場合46%接触面積が減少すると報告されています。(Hehne 1981)
膝伸展位では膝にかかる圧の50%、90°屈曲では85%が半月板を通して伝わると言われています。
半月板の切除は衝撃吸収能力を20%減少することが報告されています。
しかし。。。部分切除術施行後の患者は変形性膝関節症の発生頻度が有意に低いことが確認されています。
ということは半月板の切除により衝撃吸収能力は20%低下するものの、断裂した状態で放置する方が変形性関節症になるリスクが高いことが分かっているということです。
また、半月板を部分切除で12%、亜全切除の場合46%接触面積が減少するという報告からも、亜全切除術より部分切除術のほうが好ましいことも分かります。
円板状半月板の患者さんは小児期・思春期に半月板全切除術が従来行なわれていました。このような患者は著しく変形性関節症になることも分かっています。
実際に私のもとにもお越しいただいております。
次回はその方のX線写真を掲載いたします!!一目瞭然で左右の変形度合いが違います!!
現在では円板状半月板でも亜全摘されることは、まずありません!これは術式の発展や機械の発展によるものです!!しかしながら現在においても亜全摘する医者がいますが。。。。非常に残念なことです!!
是非、円板状半月板で悩まれている方がいらっしゃったらご相談ください!!
ちなみに掲載の写真は半月板を内視鏡で見たものです。
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