- 週刊 ダイヤモンド 2010年 7/17号 [雑誌]/著者不明
- ¥690
- Amazon.co.jp
今週の週刊ダイヤモンドの特集は、ツイッターを使った各メーカーの広報戦略に関するお話でした。
twitterに限らず、昔から2ちゃんねるやSNS、ソーシャルブックマークのものや口コミサイトなどで商品の広報戦略を立てたりして苦悩しているメーカーの広報担当者もいるようです。
ツイッターを始めました、だからといってそれでストレートに宣伝しても、ユーザーにとっては何もメリットがないし、「なんだ、アフィリエイトアカウントじゃないか」と思われてしまいます。
インターネットの登場で、様々なメディアが出現して、それに対して新たな試みをする、ということはいいのですが、うまくユーザーの性格を捉えないといけません。
ツイッター上でも様々な企業のアカウントがあります。
ここではメディアに限定すると、
朝日新聞東京本社報道局・編成局は、@asahi_tokyo
毎日jp編集部は、@mainichijpedit
(←日本のメディアで最大のフォロワー数を誇る!)
ヨミウリ・オンライン内の大手小町公式ツイートは、@kuraget
などなど…
メディアに限定すると、中の人が会社の企画としてツイッターで発信するケースは多いようですが、社員が個人でやっているケースはまだまだ少なく、やっていても非公式であるパターンが多いです。
敢えて言えば、産経新聞記者と日刊スポーツ社員は多いほうですが、数としてはIT企業と比べれば微々たるものです。
話が脱線しましたが、僕自身、朝日新聞東京本社報道局・編成局をフォローしていますが、
このアカウントをフォローすることでニュースの見方が変わった気がします。
というのも、マスメディアといえど、やはり中身は人なのだな、と(当たり前だ!)。
新聞を読むだけでも、コラムこそあれどニュースに対する率直な感想というのはそう載っていません。
そんな中で、軽い感覚で、「こんなのありましたけど」と紹介されると思わずクリックしてしまいます。
さらに他のアカウントと違うのは、積極的にフォロワーさんに対してリツイートして会話してくれるところ。
このアカウントの中の人は朝日新聞の中でも結構上層部のデスクではないかと見ていますが、
感覚としては新聞を読んでいたら、紙面に対してひとりごとを言っていたら記事が急に「うん、そうだよね」としゃべってきたようなもの。
ユーモアがあり、無難な返信をせず、さらに話題を盛り上げていく姿勢が、このアカウントのいいところかな、と思います。
ちなみに、毎日jp編集部のコッコちゃんは広瀬香美氏と関連アカウント(毎日RTなど)にはリプライしますが、基本的一方的に発信する方針です。それでも日本一のツイッターマスメディアアカウントですから、反応というのはよくわからない。
週刊ダイヤモンドの記事に戻りますが、気になった部分を引用してみます。
ツイッターの場合は特に、即座にフォロワーからの疑問に答えたり、時には”緩い”つぶやきも必要になる。事実を一方的に告知するだけではおもしろみがなく、フォローしてもらえない。つまり、ある程度、中の人の人間性や瞬発力に任せる必要がある。
これこそ、中の人の真価を問われる時代になったなぁ、と象徴する箇所だと思います。
一般のメディアだと編集長が全体の文責をとるので、必ず一度目を通してOKを出すのが普通ですが、
ツイッターだとそのプロセスを通している場合ではない、ということなのでしょう。
ツイッター上ではどんな有名な大企業のアカウントでもただ1つのアカウントに過ぎないのです。
といっても企業の代表、真の意味でお客様目線で、対等な立場で役立つ情報を提供していくことが求められていくのでしょう(これがなかなか難しいところですが)。
今回の週刊ダイヤモンドは主に広報向けの特集でしたが、
近い将来、記者全員がTwitterのアカウントを持って自らのオピニオンを発信していくようになるかもしれません。
ジャーナリズム精神は第一ですが、だからといってアナログなジャーナリストではなく、デジタルなジャーナリストがこれから求められていくのではないか、と思います。