60.抗がん剤しない選択 | 40代半ばの大腸がん闘病日記

40代半ばの大腸がん闘病日記

40代半ばの2017年3月、大腸がん宣告され4月に摘出。程なくして肝臓転移が発覚、8月に摘出。ステージⅣ。
バタバタと始まった闘病生活の記録をしたく、ブログを始めました。
皆さま、どうぞ宜しくお願いしますm(._.)m

肝臓一部摘出手術から早いもので、1ヶ月が経ちました。

幸い、経過も順調で、ホッとしているところですが、そろそろ次のステップを考えなければならない時期です。

 

ポイントのひとつは、抗がん剤治療をするか?しないか?

4月の大腸がん切除の時は、術後に再発防止を目的とした抗がん剤治療を受ける予定でした。

 

ところが、術後の検査において、肝臓転移が3つ疑われる事態に。

結果として、抗がん剤治療に入らず、肝臓転移がんの摘出手術を受けた次第です。

 

私の転移がんは、ちょっとたちが悪いようで。

小さな影が見つかって、わずか2ヶ月で3cmまで成長。

無事に摘出は出来たものの、油断も隙も無さそうです。

 

こんな状態であるため、再発防止のために抗がん剤治療を受けるべきと思いましたが、

一方で、大きな不安がありました。

 

私の身体に潜む、たちの悪いがんが、抗がん剤治療に耐え、潜り抜け、パワーアップしてしまった時。

私の身体はどうなってしまうのだろうか?

より強力ながんに一気に攻めこまれるのでは無いだろうか?

 

そう思うと、抗がん剤治療を受けようとする気持ちが半減。

むしろ、今は受けない方が良いかもしれない。との気持ちになります。

 

再発が起き、手術で採れない状況になってしまった時、抗がん剤治療のお世話になった方が良いのでは?

言い方は悪いかもしれませんが、「出たとこ勝負」って気持ちでしょうか。

偶々かも知れませんが、受けた2回の手術が順調に終わったこともあり、そんな気持ちになったのかもしれません。

 

そして、先日久しぶりに、紹介元である、大腸がん手術を行った病院の診察を受けました。

先生は、紹介先の肝臓転移がんの病理検査結果等に目を通された後、

「やっぱり、大腸がんの転移がんでしたね。」

「でも、採りきれたようだし、取り敢えずは良しだね。」

 

そして、今後の話に。

当然、抗がん剤治療を始めようとの話になると思いきや、

・術後の抗がん剤治療は、再発率約3割を約2割下げる効果。逆に言うと、1割しか下げられない。

・私の場合、既に再発(転移)も経験している。

・2回の手術とも術中&術後も順調に経過している。

・今は自己免疫力に期待しても良い。

・今は抗がん剤治療を行うことで発生する副作用、免疫力の低下は避け、体力を温存した方がベター。

などなどのポイントをお伝えいただきました。

そして、結果として、今は抗がん剤治療をしない方が良いとの提案を受けました。

 

私も、予想外の展開に、ちょっとビックリ。

でも、私も、同じような事を考えていたので、「はい」との回答。

 

今は、体中に散らばったと思われるがん細胞を過度に刺激せず、自己免疫で引き分けに持ち込む。

再発も既にあったことから、これからも再発はあっても仕方なし。

再発が起こらなければラッキー。との気持ちに至っています。

 

この選択は、賭けかも知れません。

でも、どんな結果が出ようとも、「自分が行った選択」と納得したいと思っています。

 

先ずは、9月中旬に、血液&CT検査を実施し、腫瘍マーカー値、転移の有無等を調べることなりました。

結果が悪ければ、抗がん剤治療も視野に入れ、適切な治療を。

結果が良ければ、定期検査に移行する予定です。

 

引き続き、前進したいと思います。一歩、一歩。

 

 


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