倒壊した珠洲市の自宅。
ボランティアにお願いして、貴重品や思い出の品を探してもらいました。
出てきたのは大きな箱。
中はきれいな状態のままです。
飾る時期は過ぎていますが、「宝物」が見つかったことが少しだけ前を向かせてくれました。
記事以下↓
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240424/k10014419301000.html
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240424/10/medaka-idea/7d/5e/j/o1005056615429835204.jpg?caw=800)
廣田寿子さん(63)は地震で珠洲市宝立町の自宅が倒壊。
一緒に住んでいた夫の均さん(65)と義理の母親の咲子さん(93)を亡くしました。
被災後、いったんは県外で暮らす子供のもとに身を寄せていましたが、珠洲市内にある実家から自宅に通い、少しずつ片付けを続けています。
倒壊した自宅は、解体することが決まっています。
3月末、寿子さんは専門の知識を持ったボランティアに依頼して、自宅の中にある貴重品や思い出の品を探してもらいました。
がれきの山から見つけ出した大きな箱。
開けてみると、中には3段飾りの、昔ながらのひな人形が入っていました。
お内裏さまにおひなさま。
三人官女も1つも壊れていませんでした。
女の子の孫が多く、春になると娘や孫のために飾ってきたものです。
ひな祭りの時期はもう過ぎています。
それでも家族で大切にしてきた「宝物」が見つかったことが、すこし前を向かせてくれました。
ほかにも出てきたものがあります。
亡くなった義理の母、咲子さんが詠んだ短歌の冊子です。
短歌を愛した咲子さんが手書きでつづった、大切なものでした。
寿子さんは、亡くなった均さん、咲子さんと同じ家の中にいました。
今でもふと当時のことを思い出すと、つらくなります。
1月、2月、3月と過ぎました。
今はとにかく、1つ1つできることを続けていくしかないと考えています。
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