散歩道の白い花

 

 

 

 今週は30度超えの蒸し暑い日が続きます。全国的にも猛暑日の地域もあり、今年も厳しい暑さが予想されます。
 男性は、半袖、半ズボンの方が多くなりました。装いはもう夏ですね。
 
 梅雨入りして、時々雨は降りますが、野菜には充分とはいえないので、水やりは欠かせません。


 6月上旬に色づき始めていたミニトマトのアイコが収穫できました。例年より少し遅れていましたが、無事に収穫できたので一安心です。夕食のサラダの彩りが良くなります。

 

 
 

●テッポウユリ
 今、遊歩道で綺麗に咲いているのが百合の花です。
 
 百合にはいろいろな種類がありますが、輝くような純白なテッポウユリは涼しそうです。


 例年、もう少し早い時期に咲くのですが、いつもと違う道を散歩している時に、綺麗に咲いているお宅があったので、撮らせて戴きました。
 思いがけない出会いに感謝です。

 

 
 

●クチナシ
 この時期に楽しみにしている花の一つがクチナシです。
 近づくと甘い良い香りがします。
 沈丁花も強い香りがしますが、それよりも穏やかな匂いです。柔らかな肌合いの真っ白な花が、日の光で輝くようです。

 

 
 

●まほうの水
 日本周辺の海水温度が上がって、取れる魚の種類が変わり、水揚げ量は過去最低の282万トン。
 今や魚は肉よりも高く、簡単に手が出せない食材になっています。
 
 そのため、日本は養殖に力を入れていますが、設備・コスト面の課題があり、養殖が難しい魚も多く、養殖の比率は23%。
 
 岡山理科大学生命科学部の山本俊政准教授は、新しい養殖技術を開発しました。
 従来のように淡水と海水で分けるのではなく、「第3の水」を使った養殖です。
 
 その秘密は水の成分にあります。
 海水にはさまざまな成分が含まれていますが、魚の成長に必要なのは、ナトリウム、カリウム、カルシウムのみです。この3成分を絶妙な配分で水に溶かした「好適環境水」を開発。
 
 魚は体内の塩分や水分量を調節するため、常にエネルギーを消費しています。


 海水魚は海水の塩分の方が高いため、身体の水分が奪われないように、また淡水魚は体内の塩分が高いため、余計な水分が入らないようにしています。
 そのために必要なエネルギーは1日30%。
 
 ですが、「好適環境水」は魚の体内とほぼ同等の塩分濃度(0.5~1%程度)なので、魚たちは調整する必要がありません。
 その分、成長にエネルギーを回すことができるので、種類によりますが、最大約3倍成長速度が上がります。
 
●メリット
 現在、この「好適環境水」を使ったニホンウナギは本来出荷まで2年かかるところ、1年で成長。
 すでに回転寿司チェーンで全国販売し、完売。地元とスーパーでも安くて、大きいと好評です。
 
 また、ベニザケも誕生から川⇒海⇒川と成育場所が異なるので、養殖が難しいとされていましたが、「好適環境水」なら海水と淡水を分ける必要がなく、1つの水で育てることが可能です。
 
 透明度が高く、濾過装置を使えば、水を替える必要もありません。病気のリスクは低く、アニサキスの心配もありません。
 
 陸上養殖は漁業権が必要ないため、新規参入の事業者が増加しており、現在、クロマグロやトラフグなど14種類の魚介類の養殖に成功しています。


 都市でもビルの屋上でも、どこでも養殖場になる点から、今後の展開に期待したいです。