某掲示板からの引用です。
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(雪月花さんは)
2chに初代QOMLスレを立て
法律に守られた労働者の権利を皆に知らしめ
ラチェット効果を紹介し
当直を残業であると認めさせ
などなど、いちブロガーとして
医療界に多大な影響を与えた人でした。
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雪月花さんの書いている文章が
某掲示板に残っていましたので
消える前に載せておきたいと
思います。
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医師の世界は受身なんです。
医師が正しいと思った治療をしても、結果が悪ければ
あとだしじゃんけんで有罪にされる。
救急で判断の難しいケースなどでは何が正しいか臨床経験によっては難しい場合もあるし、また、予期しない出来事までフォローしなくては訴訟を食らうこともある。
弁護士は攻める職業
医師は攻められる職業
法律の穴をつつけば、いつか弁護士は勝ち、医者は負ける。
攻める側は簡単だ。
大きな壁の中から脆弱なところを探し、そこを少しドリルでつつけばいいのだから。
攻めていればいつか勝てる。
しかし、守る側は、医師を辞めない限り攻められ続ける。
これはすごく大変なことだ。
日本の医療制度に関しても気に入らないところもある。
多くの病院での理不尽な勤務、そして理不尽な訴訟。
今ではうまくいくのが当たり前で、がんばっても報われ度は少ないのではないかと思う。
医師は単純作業ではない。
医師の中には訴訟対策の大切さも分からず、患者の説明+証拠残しのカルテ書きに熱心でない指導医もいるが、本当に真面目に(訴訟対策も含めて)医者をすればこれほどしんどい仕事は無いと思うし、今の医療体制では時間がいくらあっても足りない環境であり、さらに現場の責任が医師にかかってくるのを感じるし、日本の医療制度がもともと欠陥が大きかったのだと思う。
私は思うのですが、日本国の法で職業選択の自由もありますし、何も医師免許を取ったからといって医者をする必要もないなと思います。
私はリスクヘッジのために研修修了だけしておいて、医師という職業に対してはしばらく静観という方法を取ろうと思います。
他職でうまくいかなければ、
別に30歳になってから医者をやり始めてもいいわけです。
再受験生は30歳超えてから研修する人も多いからね。
もちろん、医師のやりがいもあると思う。
私も救急で自分の力で病気の原因を発見したときは感動ものだったし、患者が元気に退院していくのはうれしいものだった。
まあ、やりがいと将来性、金銭的待遇、時間的待遇、リスク度・・・
それらを総合して自分の進むべき道を考えるべきだと思う。
医師だからどう、起業家だからどう、というのはあまりない。
それぞれがそれぞれにあった、運命・適性・考え方というものがあると思う。
私が起業家を目指しているのは、攻める側の人間になるほうが気性があってるからです。
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私の勤めている病院より楽だったり、高給の病院もあるみたいですから、そういう病院がよいという人は探してみるといいかもしれませんね。
病院によっては、連日病院に泊り込みのような研修医もあると聞いています。しかし、私はそこまで大変な思いをしてまで仕事をやりたくなかったので今のような病院に就職しました。
日本人って働きすぎな人が多く、karoushiという単語は世界に通用する単語だそうです。私のような研修医が増えれば、日本の労働環境の欧米化につながり非常によいことであると思っています。
まあ、
日本は1床あたり医師数が少ないので
医師が全員労働環境を大切にすると医療崩壊しそうですけどね。
厚生省も医師に労働基準法を当てはめると医療は崩壊するとおっしゃっていたはず。
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以上、
きわめて断片的ですが、
雪月花さんがどういったことを考えていたか
御参考になりましたら幸いです。
QOML派 「雪月花の水色時代」 閉鎖を惜しむ
http://ameblo.jp/med/entry-10019526201.html
雪月花さん問題 在日医師RedとITの匿名性について
http://ameblo.jp/med/entry-10019630303.html
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