Leave it all behind | Honolulu Music Society byなかじー

Honolulu Music Society byなかじー

出自は日本生まれの日本育ち。
米国籍を取得してハワイに在住する音楽家であり実業家。3児の父。

今までの日本人には発想出来なかった独自の視点と解釈を元に展開されるちょっとだけ凄いブログ。
更新不定期。

​Aloha!

日本に滞在中の振り返りネタです。3月3日……


えぇ、そうですよ。実は行っておりましたとも。


ウチの妹が健気にも僕の為にチケットを取っててくれたんです。

ぶっちゃけ僕のところにも海外枠とやらの抽選に応募するメールは来てましたけど、応募はしなかったんです。


何故か?

最近のBABYMETALさん界隈って何回も何回もチケットの抽選に応募させるわけですよ。


そのくせいつまで経っても当たらなかったりして、そのプロセスがいつまでも面倒くさい。


最初からヘンに抽選なんてしないで、ファンクラブに入っている方は全員1発でチケットが買えて確実に行けるようにすりゃいいんですよ。


ソレを飢餓感を煽りたいからなのか、毎度ヘンに抽選→応募→落選→抽選→応募→落選のループを作りたがる。だからライブに行く前から嫌気がさしちゃうファンの方は一定数居られると僕は思いますね。


ちなみになかじーと妹の座った席の周りには空席がチラホラありました。


指定席ですのでそこんとこのチケットが売れなかったんだなってひと目見てわかるんですよね。

ここだけ見ても、なんかヘンにもったいつけてて販売チャンスを逃すとか、正直あんまり上手い商売はやれていないな、という印象。


BABYMETALさんには珍しく1時間半くらいのショーだったのでお値段なりのモノは観れたとは思うんですが、やはりというか当然というか、MOMOMETALこと岡崎百々子さんのグロウルは口パクでしたねぇ。


基本的にライブやコンサートっていうのは『出来ることを披露する』っていう場なんで、逆を言えば『出来ないことはやらない』モノなんですよ。たまにアマチュアの方の『ライブ』では練度の低いステージアクションを勢いでやってしまって大怪我(演奏上)することがありますが、それも含めてプロとアマチュアの差って歴然としてしまうモノなんです。


プロの現場ではライブで実演が出来ないことは、やらない。だからやらない事というのはそもそも出来ないってことなんです。


BABYMETALさんはプロ中のトッププロですからね。



とは言えね、


いくらライブで一定のクオリティで再現するのが難しい表現があるとは言え、やはり世界に名だたるアーティストが口パクってのはねぇ、正直もうそろそろやめにしないと。


別にバックトラックを多用するのがダメっていうことではなくて、ライブっていうのはもっとプリミティブな物でないとアメリカじゃ通用しないぞってだけで、ここだけ(口パク)見てもBABYMETALさんの戦略からアメリカが外れて来ていることが伺えます。


つまり何が言いたいかというと、そろそろBABYMETALさんが『世界征服』を謳うんだとしたら自分達のできる範囲は自分達のナマの表現を駆使するようであってほしいとアメリカ人としては思いましたよ、という事です。


とかなんとか言ってる間にこんなMVが。

タイ人のラッパーであるF.HEROと同じくタイ人のロックバンドのBODYSLAM、そして日本のBABYMETALがコラボした楽曲、LEAVE IT ALL BEHIND です。


気に入ってる理由としては僕の好きなMOAMETALさんのウィスパリーな歌唱パートが大きくフィーチャーされているからです(笑)

1:40〜MOAMETALさんのパート。




なにコレ、めちゃくちゃいいんじゃないかなと。


コレ、実際のライブで口パクしないで欲しいなぁ。


単純に楽曲としていいってのと『BABYMETAL』の使い方がBABYMETALのオリジナルの楽曲よりも上手いっていうのがポイントかもしれないって事です。


ソレと以前僕がBABYMETALさんの沖縄公演について色々書いてたんですが……『BABYMETAL、沖縄公演に寄せて。』Aloha!長々と書いてたら消えた!!面倒くさいから要点だけ。BABYMETALさんが執り行う沖縄公演。コレはいくつかの理由によってやがてハワイ公演が実現す…リンクameblo.jp

全然ハズレですね(笑)


ありきたり、というか誰にでも予測のつく範囲のセットリストをこなす+現地の言語(今回はウチナーグチ)でオーディエンスに声掛けっていうフォーマットが貫かれてオシマイだったそうで。


こりゃ彼女たちがやがてハワイの地を踏むなんてのは永遠に叶わないんじゃないかと思いましたし、アメリカ全土で熱狂の的になるようなスーパーボールのハーフタイムショーに出られるような事も無いんだろうなと。


アジア戦略を拡充して地位を得て行こうという、ゴルフで言うところの『刻み』野球で言うところのバントみたいな戦略をあと何年か続けて彼女達が30代になる頃にはメンバーがマルっと入れ替わって終了ということになるのでは?って思えますねぇ。もったいないですが、ちょっと『足踏み』が多かった。


まぁそれでも仕方ないかなぁなんて今では思っています。


BABYMETALさんの行く末について僕如きがこと細かく書くべきではないですからこんなもんで(笑)


Mahalo!