2014年 奈良1区衆院選結果 | 奈良の雑多なブログ

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今月14日に行われた衆院選の奈良1区は民主党で

現職の馬淵澄夫氏が当選し、前回比例復活した

自民党の小林茂樹氏は比例復活することなく

落選しました。

(今回、衆院選に立候補した共産党の

谷川和広候補も小選挙区、比例共に落選。)



選挙前々日までは馬淵候補が小選挙区当選、

小林候補が比例復活し奈良1区から2人の国会議員を

送り出せると予想していました。


しかし選挙前日に近鉄西大寺駅前で行われた小林候補の

最終演説を聞いたら、その考えは打ち崩されました。


19時半頃に行ったら、参院の堀井巌議員が

パンチのある声で場を温めていましたが、

19時45分頃に小林候補と変わったら、一転して

苦しい戦いとか助けて下さい、といった

負けフレーズが出ていました。


マイクを使える最後の20時前になったら、檀上から降り

予想もつかない行動をし始めました。

それは、公道上での土下座でした。


選挙マニアの私でも後援会の人しかいないクローズな

場所ではなく、公道というオープンな所で

土下座をする候補は初めて見ました。

いくら劣勢でも上記の負けフレーズや

土下座をしてはいけません。


最後は自民党の市会議員?の人が比例は公明に

という挨拶で締めました。


選挙結果は

馬淵:79,265票

小林:67,473票

谷川:16,996票でした。


やっぱり日頃からの足腰の強さだと思いました。

私の利用する駅前では、民主党→共産党

→公明党というローテーションで、毎朝どこかの

政党が広報活動をしています。

この中には自民党は入っていません。

(ゼロではないですが、小林候補がたまに来る程度で

市会議員や県会議員の姿を見たことはありません。)


ある日の夜、小林候補が奥様と駅の改札口にいたのを

見て色々と話しました。(公明党の推薦がないとか、

日頃からの広報活動がなさ過ぎること等。)


小林候補曰く、自民党の方針として、街頭演説は

していないとのことでした。

それを聞いて、自民党は勝つ気あんのか?と思いました。

邪推ですが、馬淵候補のドブ板活動が強すぎて

自民党的には奈良1区を捨てているのかと思いました。


選挙が終わり2週間ほどが経ちましたが、

相変わらず駅前で自民党の広報活動を

見たことがありません。


ここまでは自民党批判でしたが、民主党、

というより馬淵候補も感心できませんでした。


今回、馬淵候補は民主党の選挙対策委員長をいう

肩書にもかかわらず、全国の民主党候補の手伝いを

することなく、選挙期間中の大半を奈良1区で

引きこもっていました。

(引きこもりの選挙対策委員長なんて初めて見ました。)


前回選挙では、第三局の維新が立候補しており

票が割れ、落選のリスクが今回より高かったのに

他候補の応援に行っていました。


前回選挙で小選挙区で維新が獲得した38,000票の

多くが馬淵候補に流れた、と奈良テレビの選挙番組で

言っていましたので、ここまで地元に引きこもる必要は

なかったと思いました。


全国での選挙活動が無理だとしても

近畿の民主党候補の応援くらいは行けるだろ、

と思いました。


近畿の民主党比例当選者

京都3区の泉候補と滋賀1区の川端候補の手伝い

くらいは出来たのに、と思いました。

この2人を小選挙区で当選させることができれば、

京都4区の北神候補と滋賀4区の徳永候補を

比例復活にできたのに…。


馬淵候補は大阪の樽床候補みたいな民主党隠しは

していませんでしたが、他の苦戦、接戦の候補を

選挙対策委員長でありながら見殺しにし、

自分のことしか考えていない、器の小ささを

垣間見ることができました。


更に驚いたのは、選挙対策委員長なんだから

開票日は東京にいるのかと思ったら、

会見を福山参院議員に丸投げして

奈良にいたのには呆れました。