ユーライア・ヒープは、やはりデヴィッド・バイロンが在籍していた時代が楽曲も充実していて
一番良かった。 このライブアルバムは、その1973年のバンドの絶頂期の頃のものだ。
ユーライア・ヒープと云えば、レッドツェッペリンやディープ・パープルのビッグネームと比べると影が薄いし、その2大バンドのようなカリスマ性を持ったスタープレイヤーもいない。
今聴くとなかなかダサいコーラスを多用しているが、ヴォーカル、ギター、キーボードの叙情的な哀愁の旋律が日本人の琴線にも触れ、それがユーライア・ヒープの魅力なんだろう。
「サンライズ」「イージー・リビング」「ジュライ・モーニング」「ジプシー」「ルック・アット・ユアセルフ」らのヒット曲が当時のバンドの勢いを物語っている。
ユーライア・ヒープは、その後、脱退したデヴィッド・バイロンに代わって、デヴィッド以上の
実力者で強力なヴォーカリストのジョン・ロートンを加入させたが、かつてのハードな疾走感も
失い、叙情的な哀愁のメロディーも薄れ、せっかくのジョン・ロートンのヴォーカルを生かせずにバンドは失速してしまう。


