70年代中期、クイーンやキッスと共に日本の音楽雑誌を賑わせていたエアロスミス。
この76年発表の「ロックス」は、むき出しの荒ぶる激しいロック魂を叩きつけるエアロスミス
初期の名盤だ。 いや言い直そう、ロック史上に輝く名盤だ。
その後の再ブレイクで70年代以上の成功を収めたエアロスミスは、貫禄ある落ち着いたロック
を聴かせてくれたが、この当時の若きエアロスミスは、バンドの圧倒的パワーが暴走し、
とにかくカッコ良くて凄いまさにタイトル通りこれぞ「ロックス」という感じだ。
当時は、ついついスティーヴン・タイラーのシャウトと、ジョー・ペリーのリフにばかり耳が行きがちだったけど、私も年齢を重ねてレッド・ツェッペリンの良さも味わえるようになった後で
聴き返してみると、トム・ハミルトンのベースとジョーイ・クレイマーのドラムの確実なプレイが、しっかりバンドのサウンドを固めているし、ただ荒々しいだけじゃない本当に各曲がいいアルバムなんだなと改めて認識させられた。 そういう意味では、当時より今の方が、もっともっと大好きになったアルバムだ。
それにしても70年代で、これほどハードなロック魂が突き抜けて爆発しているバンドのアルバムは他にないんじゃないだろうか。 エアロスミスは、クイーンやキッスのような派手な華やかさはないが、ワルでラフでワイルドな最強のハードロックバンドだ。



