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たかあきらのブログ

郷ひろみ、ロック、小説、熟女が大好き

              哀愁のカサブランカ

 

1982年7月発売  売り上げ50.1万枚  オリコン最高2位

 

郷ひろみのバラードの代表曲のひとつである「哀愁のカサブランカ」は、ニッポン放送のオールナイト電リクというラジオ番組の中で、このバーティ・ヒギンズの「カサブランカ」を誰に歌わせたいかリスナー投票する事になり、見事1位に選ばれた郷ひろみが歌う事になったのだが、

おそらくこれも最初から郷ひろみが歌うと決まっていた出来レースだと思うが、本当にいい曲に

めぐり逢えてラッキーだった。 この時期、この年齢の時にアップな曲ではなくてバラードで

大ヒットが出た意義は非常に大きいと思う。

 

この曲は、メロディーが秀逸なのは云うまでもないが、歌詞が本当に良くて情景が、ストーリーが、映画の様に目に浮かんできて、切なくて哀しくて最高に素晴らしい出来だ。

この「哀愁のカサブランカ」から、ザ・ベストテンを出演拒否するようになったが、その後の曲でランクインする事はもうなく、勝ち逃げにもなってなくてちょっとカッコ悪かった。

 

85年に松田聖子が結婚した時は、郷ひろみはマスコミから逃れるように日本を脱出していたが、確かLAのスタジオから夜のヒットスタジオに出演して、その時に芳村真理さんの「聖子ちゃん綺麗だったわよ」という言葉に、「そうですか」と一言ポツンと言ったのが印象的だった。

そして、その直後に歌った「哀愁のカサブランカ」は、涙を誘わずにはいられなかったが、

私には悲しみより怒りの方が大きかったかもしれない。(何に対して?)

こんな郷ひろみ自身にとって嫌なプライベートな事でも、懇意にしている番組側から頼まれれば

演出に協力するという、それがスター郷ひろみたる所以なのか。 辛い職業だな・・・。

               女であれ、男であれ

 

1982年5月発売  売り上げ9.9万枚  オリコン最高19位

 

「女であれ、男であれ」も、夏向きの軽快な郷ひろみらしい曲なのだが、雰囲気的に田原俊彦にも歌えそうな曲で、彼が歌ったら少なくてもこの3倍は売れるのかなと思うとちょっと悔しい。

アクションの方も、そこそこ動きはあるんだけれど、やっぱり少し物足りなくて、田原俊彦なら

もっと派手にテクニカルに踊るんだろうなぁなんて、そう思ってしまうくらいアイドルの世代は、田原俊彦と近藤真彦の時代に変わっていて、もうアイドルとして郷ひろみの付け入る隙はないのだろうかと、悔しくてヤキモキしていた当時を思い出す。

 

郷ひろみは、70年代で一応トップアイドルとしての役目は終えたとして、これからは歌手として、エンターテイナーとして更に実力を付けてステップアップしていけばいいのだけど、やっぱり出す曲は売れてほしいし、大いに話題になってほしい。 そんなジレンマに当時の私は苦しんでいた。 郷ひろみがリリースするシングルやアルバム、ライブステージより恋愛ネタの方が

大きな話題になってしまうのも、まだまだ郷ひろみはスターなんだという証ではあるが、プロの

アーティストとしては、あまり好ましい状況ではない。

 

しかし、松田聖子との恋愛で週刊誌やワイドショーを賑わせていたのも、スターには常に話題性がないといけないから、裏でバーニングの周防社長が、サンミュージックの相澤社長と共に画策していたんじゃないかと推測するが。

 

 

               ホワイトスネイク

 

私はホワイトスネイクのアルバムを、すべて聴いているわけではないが、この「フール・フォー・ユア・ラヴィング」が一番好きだ。 メンバーにディープ・パープルの先輩のジョン・ロードやイアン・ペイスがいようが、ホワイトスネイクは、あくまでもデヴィッド・カヴァーデイル

のバンドであり彼がメインだ。

 

この「フール・フォー・ユア・ラヴィング」は、全米で大ブレイクした後の89年のアルバム「スリップ・オブ・ザ・タング」にも非常にカッコ良くリメイクされて収められているが、私は80年バージョンの方が好きだ。 スティーヴ・ヴァイのスピーディーでテクニカルなソロもいいけど、やっぱりバーニー・マースデンの味わいのあるソロの方が、この曲に合っていて断然カッコいい。 そして、重要なポイントがニール・マーレイのベースで、ニールのベースラインが、この曲を一段とグレードアップさせている。 

 

ホワイトスネイクは、80年代後半にメンバー全員スタープレイヤーばかり集めてスーパーバンドになり、非常にゴージャスでエネルギッシュなステージで大ブレイクしたが、初期の頃のブルーズを基盤にしたハードロックというサウンドは変わってないとか云いつつも、その後のギターサウンド、全体的なラウドさ、ヘヴィネスさは大きく変化してしまった。 やっぱりメタルなサウンドではなくて初期の頃のようなハードロックをやってほしいな。

               純情

 

1982年2月発売  売り上げ8.3万枚  オリコン最高17位

 

「純情」も凄くいい曲なんだけど、郷ひろみのシングルの中では印象の薄い曲なのが残念だ。

メロディーもいいし、歌詞も決して悪くないのだけど、聴いてもそんなに歌詞の内容が頭に残らない。 唯一強く印象に残るのが、郷ひろみのあまり上手くないファルセットか。

この曲は、歌詞を変えて、ファルセットをやめて、藤正樹のような詰襟の衣装を変えて、

あまり私は好きではなかった、この当時の髪形を変えたらもう少し売れていたのかな。

 

郷ひろみも言っていたが、曲がヒットする条件は、いい曲、いい歌詞、いいアレンジがあって、

いい歌手がいて、そして時代のニーズにマッチする事。 特にこの時代のニーズというのが難しくて、時代を引き寄せる、或いは時代の方から寄ってくるような曲というのは、その曲が持つパワーが相当なもので、この「純情」は、いい曲なのは間違いないが、そんなパワーのある曲という感じではなかった。

 

いつも私の、一連の郷ひろみのブログを読んでくださっている郷ひろみファンの方々には、

私が、かなりヒット曲に拘っている人という印象を持たれているのかもしれない。

おそらく郷ひろみ自身は、曲がヒットする事は大切だけど、それ以上に自分が納得できる曲、

いい曲をリリースして残していきたいと思っているのだろうと思う。

私は郷ひろみが好きだから、曲がヒットしてくれたら素直に嬉しいし、誇らしいし、曲がヒット

すると、すべてが好転していくから、今現在の郷ひろみがリリースする曲も本当に大ヒットして

ほしいといつも願っている。

              哀愁ヒーロー

 

1981年11月発売  売り上げ11.1万枚  オリコン最高16位

 

この「哀愁ヒーロー」は、リズミカルでアップ気味なPart1と、しっとりとしたPart2との曲調の違う2部構成になっている。 この曲は、Part2までフルコーラスで聴かないと絶対ダメで、

そんなに一般ウケして売れそうな曲ではないかもしれないけど、オシャレでハイエンドな曲で

私は非常に好きだ。 このような大人の曲も歌えるようになった郷ひろみの歌手としての成長も

窺えるし、このような曲がシングルとしてリリースされている事にも重要な意味があると思う。

 

この20代中頃の郷ひろみは、歌手として何処へ向かいたいと思っていたのだろうか。

普段に郷ひろみが聴いているという音楽が、R&B、ソウル・ミュージック、ダンス・ポップ、

AORなどで、シングルでリリースして歌っている曲との違いがあり、そして、ファンが郷ひろみに求めているものと、郷ひろみが本当にやりたい音楽とのギャップがある事も、前々からファン

は何となくでも理解していた。

 

でも、その自分がやりたい音楽云々というのは、いつまでも人気があって、曲を出せばある程度は売れて、コンサート会場はいつも満員でというのが郷ひろみの中で当前になっているからで、長い下積みとか、曲がまったく売れないとか、コンサートで客がまったく入らないとかの、これまでどん底という経験を全然してないからの発想だと思う。 郷ひろみが、本当に自分のやりたい音楽だけを追求していったら、いったいどれだけのファンが付いていっただろうか。