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たかあきらのブログ

郷ひろみ、ロック、小説、熟女が大好き

              君が泣ける場所になる

 

2005年10月発売  売り上げ1.2万枚  オリコン最高18位

 

「君が泣ける場所になる」は、歌詞もそうだけど、Aメロ、Bメロが印象に残らなくてサビの所

しか耳に残らない。 せっかくNYでヴォイストレーニングを積んで格段に上手くなって帰って

きたのだからバラードで聴かせたいというのは分かるけど、そうなかなかいい曲にはめぐり逢えないという事か。

 

郷ひろみくらいのスーパースターになると、たかが3年くらい日本の音楽シーンから姿を消しても、帰ってきても居場所がないなんて事にはならない。

それはバーニングの力もあるけど、郷ひろみは若い頃から現場の下っ端AD達にも挨拶して丁寧に対応してきた人らしいから、その下っ端ADが時を経てチーフプロデューサーになっても、

また郷ひろみと仕事がしたいと思ってくれるのだ。 その辺が聞いた話によると、現場の下っ端

ADに横柄で尊大な態度を取ってきたらしい田原俊彦とは違う所で、将来の明暗を決定的に分けてしまう結果にもなってしまうのだ。 それは``実るほど頭を垂れる稲穂かな``という母親の

輝代さんの教えを守ってきた郷ひろみの素晴らしい所だ。

 

2001年末の紅白を最後に3年以上日本を離れていた郷ひろみだけど、帰国後もセールス的に伸び悩んで大した実績も残せず話題にもならなかったから、そう簡単に紅白復帰は叶わなかった。

でも、それでいいんだと私は思う。 紅白には、本当にそれくらいの威厳と格式がないといけない。 郷ひろみがデビューした1972年は、あれほどの爆発的大人気でもデビューの年に紅白初出場は叶わなかったのだ。 私の中で紅白の威厳は、グラビア界の黒船と云われた歌手でもない

リア・ディゾンが、出した曲がまったくヒットしなくても、いとも簡単に紅白初出場できた時点で壊れて終わってしまった。  

              愛より速く

 

2005年4月発売  売り上げ1.4万枚  オリコン最高19位

 

3年間に及ぶNYでのヴォイストレーニングを終えての注目の復帰作。

いやぁ正直に言うと私は最初から嫌な予感がしていた。

それは郷ひろみが、この復帰作を決めるにあたって世界中の音楽出版や放送局を回って約800曲を聴いて、その中から選りすぐりの最高の1曲が今回の「愛より速く」だと豪語していたから。

 

それが何故って、昔から郷ひろみ自身が好きな曲と、ファンが郷ひろみに求めている曲にはギャップがあったから。 それで実際に聴いてみたら案の定、私の嫌な予感は当たっていた。 

800曲の中から選んだ最高の曲と、わざわざ自らハードルを上げた挙句の結果がこれなのか。 決して悪い曲ではないが、こんなのいいとこカップリングのB面程度の曲だろう。

 

それでNYでレッスンを受けた先生のドクターライリーは、世界で3本の指に入るヴォイストレーナーで、友達のセリーヌ・ディオンから紹介してもらったとか、 おそらくNYでのパーティーか何かでたまたま会ったセリーヌを紹介されて、一言二言挨拶しただけの世界的な歌姫のセリーヌ・ディオンを友達と自慢げに言ってしまったり、とにかく自分は物凄い努力をしているんだと(事実そうなのだが)、いろんな番組で言って回るのがアメリカ的なのかな。 日本人って本当に努力している人は、人知れず黙って陰でやっているのが美徳という考え方だから、郷ひろみの自慢こきまくり大会には違和感を覚えてしまった。

 

今回どうしてこんなに郷ひろみに批判的なのかと云うと、ファンならずとも注目が集まっている

大事な大事な復帰作が、期待を裏切るこんな程度のイマイチな曲で、本当に郷ひろみの周りには

ハッキリと意見が言えるスタッフがいないのかと心配になったから。

               トニー・マーティン

 

ブラック・サバスのアルバム「TYR」の後に、サバスは次のアルバム「ディヒューマナイザー」の準備を進めていたが、バンド側はロニー・ジェイムス・ディオをバンドに復帰させるために

トニー・マーティンを解雇する事になる。 そして、ブラック・サバスを離れたトニー・マーティンの方はソロアルバムを制作する。 それがこの92年発売の「バック・ウェア・アイ・ビロング」だ。

 

ゲストミュージシャンに、ブライアン・メイやブラック・サバスでの盟友ニール・マーレイ、

ジェフ・ニコルズらも参加して、トニー・マーティン自身もギターソロ3曲とアコースティックギターもプレイしている。 ブラック・サバスでのトニー・マーティンも素晴らしかったが、

トニー・マーティンの声質的に、このような大人のブルージーなメロディアス・ハードロックの

方が、よりトニー・マーティンの良さが出ていて素晴らしいアルバムに仕上がっている。

 

ブラック・サバスに貢献し、一部では非常に高い評価を受けていたトニー・マーティンを外して

でもロニーを復帰させたサバスのアルバム「ディヒューマナイザー」のゴミくずのようなモダン

ヘヴィネスの大失敗作に比べて、たとえ売れなくても話題にならなくても、このトニー・マーティンの初のソロアルバムの方が遥かに素晴らしい出来で、92年に発表したロニー・ジェイムス・ディオとトニー・マーティンのアルバムでは、トニー・マーティンの完全勝利だ。

ちなみにこのソロアルバムでは、ブラック・サバスの「TYR」に入っている「ジェルサレム」をセルフカバーしている。

              この世界のどこかに

 

2001年11月発売  売り上げ1.6万枚  オリコン最高29位

 

「この世界のどこかに」は、ゴスペラーズのコーラスも素敵な曲で、ラグジュアリーな郷ひろみを表現する大人の曲なのだが、この曲を最後に日本を離れ無期限でアメリカへヴォイストレーニングに行くことが決まっていたから、私的には最後はド派手な曲で、でっかい花火を打ち上げて

暫しのサヨナラをしてほしかった。

 

この渡米する前の40代の郷ひろみは、もう十分に歌が上手いと私は思っていたが、郷ひろみ自身は、まだ自分には何かが足りないと感じていたのだろう。

でも、この飽くなき向上心はどこから生まれてくるのだろうか。(母親の輝代イズムか?)

 

70年代にトップアイドルとして時代を築き、時代を牽引し、80年代も90年代にもヒット曲

を出し、もう歌手として完全に安泰で、普通の歌手なら後は楽に歌って余生を過ごそうと思い守りに入るんじゃないか。 この郷ひろみの貪欲な向上心が、ジャニーズ事務所を離脱させ、ただの70年代のトップアイドルというだけで終わらせなかった原動力になっているのは間違いないのだろう。 それにしてもどこまでも凄い人だなと思う。

 

たまに自称Jポップ通の若い人が、郷ひろみの事や音楽性を完全否定しているのを目にしたりするが、私の中では郷ひろみが試金石になっていて、別にその人が郷ひろみファンでなくても全然いいけど、プライベートは別にしてステージ、楽曲、その他を含め郷ひろみがこれまでやってきた事、日本の音楽史の中での郷ひろみの存在をどう捉えているかで、その人の音楽的感性のレベル、器量なんかをはかり知る事ができていたりする。 本当のJポップ通の人は、郷ひろみのファンでなくても、ステージを観た事がなくても、50年以上に渡って日本の音楽シーンの第一線にいる事、そして、いまだに攻め続けているという事が、どれだけ凄いことのなのかという意味を理解できる人だと思う。

              ワキワキ・マイフレンド

 

2001年8月発売  売り上げ1.0万枚  オリコン最高43位

 

「ワキワキ マイフレンド」は、テレビドラマの「はるちゃん5」の主題歌で、ワキワキは多分

ワクワクドキドキを縮めた造語だと思うけど、明るくて楽しい曲で一緒に歌って踊れば気分も

晴れやかポジティブになれそうだ。 ドラマのオープニング?で、はるちゃんをはじめとする出演者らと共に、この曲で踊るのがあったけど、私としては超美形イケメン俳優の京本政樹さんと

郷ひろみが同じショットの中にいるのが、なかなかレア映像かなと思った。

 

こういった明るい曲調の曲を、更に明るく楽しく歌えるのは、元々太陽のアイドルだった郷ひろみだからできる事だ。 でも、郷ひろみの凄い所は、基本は明るく輝く太陽なんだけど、時には

妖しい陰りのある月にも、何なら悪魔のような土星にでも成れそうな変幻自在な所か。

こういった独自のキャラクターを確立しているのは、日本の音楽シーンでは、郷ひろみぐらいしか思い浮かばない。

 

この前、ある番組で黒柳徹子さんが言っていた言葉で、「みんなが口ずさみたくなるような歌」

というのが凄く印象に残った。 そう、そうなんだ、これなんだと目からウロコのような気持になった。 楽しい歌でも、悲しい歌でも、アーティストのマスターベーションじゃなくて、みんなが口ずさみたくなるような歌が大切で必要なんだ。 郷ひろみに求められているもの、やらないといけないのは、みんなが口ずさみたくなるような歌なんだ。