郷ひろみという存在 | たかあきらのブログ

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            郷ひろみ

 

郷ひろみは本当に稀有な存在である。

72年にレコードデビューし、そのキュートなルックスと変わった声で瞬く間に絶大な人気を

集めて一躍トップアイドルに昇りつめた。 そして、50年経った今でもソロ、グループを含め

郷ひろみを超える”アイドル歌手”は出てきていない。 前にも書いたがチャートや売り上げ枚数、観客動員数で郷ひろみを超えるアイドルはいくつかあるが、それらはタレントユニットであり歌手ではない。 郷ひろみは、タレントではなくあくまで歌手なのである。

でも、多くのファンもそう思うように、あのままジャニーズ事務所に在籍していたら現在の地位

はなく、70年代の後半にはトップシーンから少しづつ後退して今現在の野口五郎と同程度か、

それ以下のポジションしか得られてなかっただろうと思われる。

 

郷ひろみが50年間もシーンの第一線で活躍してこれたのは、後に芸能界最大手のひとつになる

バーニング・プロダクションに在籍できたのと、かつてのTV業界最大手のフジテレビにプッシュし続けてもらえた事が凄く大きいと思う。 それに本人のストイックな性格によるあくなき向上心が相まって郷ひろみという珠玉のブランドを高め極めていったのも大きい。

 

70年代にアイドル絶頂期があり、80年代も90年代もヒット曲を出して今ではスーパースター扱い(バーニングの意向?)ではあるが、考えてみたらスーパースターって日本の音楽シーンに於いてソロ歌手ではそんなにいない気がする。 他には美空ひばりさん、北島三郎さん、五木ひろしさん、松任谷由実さん、松田聖子ぐらいか。 沢田研二さんは、70年代から80年代にかけて一時期スーパースターと呼ばれていたというだけの人だ。(当時は全盛期の新御三家を凌駕していたが)

 

おそらく今の若い人達には、郷ひろみは大昔のトップアイドルで、変なテンションのあまり歌の上手くない派手な若作りの元気なおじいちゃんという程度の印象なのではないだろうか。 

それはしょうがない事だと思うが、私の望みは、最後にもう一度チャートの1位になるような大

ヒット曲を出して若い人達にも郷ひろみは本当のスーパースターなんだと認識させたい。

そのためには毎年恒例のコンサートツアーを中止にしてでも、多くのTV出演等全精力をプロモーション活動につぎ込むくらいの勢いでやってほしい。