お盆やお彼岸。
わたしは正直、そういった日本の風習にはあまりこだわりはないけれど。
実家の愛猫が今年亡くなってしまってからは、姉とその猫の二人に…と、お花を買って持っていくようになりました。
愛猫の死因は、姉とは全く異なり病気によるものだったので、気持ち的にもお花を持って行きやすくなったのかもしれません。
店頭にはもちろん、この時期“仏花”として菊などがたくさん並ぶ。
他の買い物客のかたのカゴにも、仏花コーナーにあったお花。
でもわたしは、それが買えない。
というより、買いたくない。
他の人達が見ていない、カジュアルで可愛らしいお花の売り場を見ています。
だって、お姉ちゃんも愛猫も。
仏花の落ち着いた雰囲気よりも、華麗で可愛らしいお花のほうがよく似合う。
まだ若かったあなたの葬儀も。
まるであなたと誰かの結婚式のように、華やかで素敵なたくさんのお花たちに囲まれていたね。
亡くなった人へ贈るお花。
型式にとらわれず故人の好きなお花にしたり、豪華なものにしたり、今は色々な贈り方があると思います。
わたしは“仏花”という言葉をなぜか避けてしまう。
それはきっと、未だにまだどこかで、姉の死を受け入れることが出来ていないからなのかもしれません。
何の知識もない妹が、お姉ちゃんへお花を買うなんてさ。
組み合わせとか、花言葉とかもよく分からない。
生け方も分からないから、買ったあとは母任せ。
そんなんでもさ。
これでも一応、あなたと愛猫の顔を思い浮かべて選んでいるんだよ。
それ、いいね!
とか。
喜んでくれるかな?
とか。
ひとりで勝手に想像しながら…ね。