私の実家は同じ県内にあり、車で約30分の距離。

旦那の実家は車だと4〜5時間はかかる所。


私の両親は既に退職していて、義両親はどちらもまだ働いています。


息子に何かある度に両親には色々お世話になり、

息子の遊び相手も沢山してもらってきました。


でもなぜか、発表会など幼稚園の大きなイベントの後など、息子は毎回不機嫌になり、観に来てくれた両親を拒み続けました。


それは年少から全く変わらず、先日の幼稚園最後の年長発表会でも同じだったので、両親は息子の気持ちを第一に思い、声をかけることなく帰宅しました。


発達性協調運動障害もあることから、きっと皆んなと同じ動作をすることに人一倍疲れやすく、また、大きな舞台が恥ずかしいという気持ちは私も理解はできるけれど。


でも、発表会のあと、ニコニコ楽しそうに家族で帰る姿や、おじいちゃん・おばあちゃんと楽しそうに話す他の子の姿を見るとやっぱりとても辛かったです。


どうしてうちは、こうなってしまうのだろうという虚しさと、

楽しみに来てくれた両親への申し訳なさ。


わたしの母は特に、自閉スペクトラム症の講座に通ったり本を取り寄せたりしてくれてまで息子を理解しようとしてくれて、

こういった不機嫌になる息子のことも、理解してくれています。


それでもやっぱり、わたしは哀しくなってしまうのです。

そして、息子の気持を立て直そうとすることにも疲れるし、そうしているうちにだんだん自分がイライラしてきてしまう。



先日、旦那が仕事で土日不在だった為に実家に泊まりに行かせてもらった時のこと。

地元で有名な公園のイルミネーションが始まっていたので、母と息子と3人で行ってみることに。


わたしは何度か訪れたことがありましたが母は見たことがなかったので、わたしはいつか一緒に見たいなとずっと思っていたので楽しみにしていました。


公園に着き、歩き出した時から息子の様子がおかしい事に気付いていました。

暗いから?人が多いから?ただ移動に疲れたから?

内心ヒヤヒヤしつつ、

“どうか、楽しんでくれますように…”と願う。


笑顔は無いものの帰るとは言わず、一緒に歩いていたので大丈夫そうかなと思い、

撮影スポットに着いた時に、先に母と息子を撮りたいなと思い声をかけたら。

息子の不機嫌が始まりました。


母が、「ばぁばとお写真イヤ?」と聞くと、うなずいた息子。

母はそっかと言って笑ってくれていましたが、

わたしは哀しかった。


周りのにぎやかな楽しそうな声に、心が折れそうでした。


あとで息子に理由を聞いても、はっきり答えてはくれませんでした。

それどころか母以外の、わたしや義母となら撮る、と。


この年末年始、義実家に帰省予定ですが、

息子はワクワクが止まらない、と今から楽しみにしています。

そして私の実家のほうには行かない、と。


いつも母は新しいおもちゃや絵本、息子の好きな食べ物、飲み物を用意して迎えてくれて、年齢的にきついはずなのに息子の要望に応えて追いかけっこしたり走り回ってくれていました。



義実家はなかなか行けないので、旅行気分もあるし、久しぶりに義両親に会えるのもきっと楽しみなのだと思います。

会えない期間が長い事もあってか義両親はわたしの両親のように会った時に息子と遊ぶという事はありませんが、それでも息子にとっては居心地が良いようです。



わたしと両親は息子を日々理解しようと奮闘し、楽しく過ごせるようにと考えるけれど、拒まれる。


旦那と義両親は、息子のことには深く触れず、その時その時で対応し、その場を穏便に過ごす。


息子の為にとあれこれ考えすぎると、きっとそれが重たく感じて追い詰めてしまうことがあるのかもしれないから、

息子にとっては、旦那側の対応のほうが気が楽なのかもしれない。

(義両親は、自分たちがあれこれ口を出す事ではないから…との考えのようなので、わたしは干渉されたりするよりは良いのかもしれませんが…。)


だけど、この虚しさは何なのだろう。

期待してはいけない、理解しなくてはならない、でもよくわからない息子の「特性」。


知ろうとすればする程虚しくなったり、

上手くいったと思えば振り出しに戻ったり。


妹のわたしに子供が産まれたら「みんなで優しく育ててあげてね」と、

姉からの遺言のような言葉を、きっとずっと心に抱えているであろうわたしの母。


そんな母と、やっと一緒に行けたイルミネーション。

先日、その母の運転にちょっぴり衰えを感じました。


今までのいつもなら、ばぁば遊ぼう!と言って母にべッタリの息子に、言いたかった。


ばぁばももう歳だし、来年、また同じように一緒に来れるかどうかなんて分からないんだよ。

だからせめて、写真の時くらい、笑ってほしかったよ…。


この公園のイルミネーションは、亡くなる前に姉も訪れていた場所でした。

その年、お互いに携帯を見せ合って、そしてお互い一人で訪れていた事を知り「私も行ったんだよ!」なんて笑い合いました。

姉が撮った景色は、まだイルミネーションが途中の状態で少し淋しげだったのを覚えています。


姉とそのやり取りをしたのがイルミネーション期間中だったか、終わった後だったのかは覚えていないけれど。


「今度一緒に行こうよ」って、

あの時わたしは言えていたかな。


言えていたら、一緒に行けていたのかな。

途中までではなく、完成したイルミネーションを見てほしかったな。


そうしたら、完成して綺麗にライトアップされたその写真の中に、

笑顔のお姉ちゃんを撮ることが出来たのかな。


それもまた、わからない。