昨年は、産科医不足や産院閉鎖が
社会的にも広く問題となり
その窮余策として
助産所、院内助産院、助産師外来
などが綺羅星のごとくとりあげられました

ところが最近、その手の話が
あまり聞こえなくなってきたと
思いませんか?

昨年の産婦人科学会では
そんなテーマが多かったけど
今年は、あまり話題に
のぼってきませんでした

ニュース性がなくなってきた?
産科医が少し増えてきた?

それもあるでしょう

ただ、わかっていたことですが
やはり運営が難しいというのが
大きな理由だと思います

そのなかでも
一番難しいのが
お産に中心的にかかわる助産師と
それを見守る医師との関係です

病院では医師が中心ですから
正常出産であっても
お産を見守る構図が違ってきます
[E:good] 本ブログ158


何かあったときに
お世話になる
地域の周産期センターとの
関係もそうです

簡単ではありません
ブームではできないのです

逆にいえば、これから残ってゆく
助産所は産む妊婦さんに優しい
すぐれものの施設ということになる

そのなかのひとつが
ここ長野県東御市立助産所「とうみ」
かなと思います



昨日、その助産所「とうみ」
におじゃましてきました → 次へ 

助産所の全景です
下の写真右奥に少し
見えますが
正面左隣に市民病院があります

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Photo_4

病院とは隣接しているけど
つながっていない

このわずかな距離が
結構重要なんです

近いけれど
院内ではなくて
病院とは組織の上でも
独立しているこの距離です

いい意味で
お互いを
気にしなくていいし
干渉も少ない

逆に言えば
院内助産院は
難しいということです



建物は1億7千万かかったけど
幸い国の補助があり
市の負担はかなり少なかったと
事務長さんが話してくれました

追い風です



中にはいってみましょう

Photo_2





広くてゆったりな待合

外来は2つ
お産は、4つある居室で行います
ここもゆったりです

お産は、今は月に10例予定ですが
この日は3人が入院中でした

もう少ししたら月に12に増やすとのこと

スタッフは夜勤もできる
常勤助産師さんが6名
日勤だけの助産師さんも何名かいます

助産師さんたちは皆さん
かなりのレベルだと思いますが
お産を見守る嘱託医の木村先生の
(隣の東御市民病院の産婦人科医)
シキュウチャン的あり方(失礼)
もここが成り立っている
大きな要因!と感じました

Photo_3

やっぱり人だな
(左が木村先生です[E:shine])

経営的にも
黒でいけそうだと

全国のモデル助産所に
なりうる東御
応援しています!

のんのさんこんばんは

 胎児心エコーで重い心疾患をもつことがわかっていた次男。
 治療のために移住が必要なこともあり、
 4歳になろうとしていた長男には、
 「○君は、大切な心臓が半分しかできなくってね。
 病気なんだ。生まれたら手術して頑張るから応援してね」
 と何度も話してありました。
 一カ月を待たずに次男が亡くなろうとした時は、
 「○君は、半分の心臓ですっごく頑張ってきたんだけど、
 先生たちも治そうと頑張ってくれたんだけど、
 神様がね、『あんまりつらいなら、一度お空に還っておいで』
 って、言ってるみたいなんだよ」と。


そうでしたか・・・

 あずかってくれていた祖父母の前でお話するようにして、
 質問盛りの長男に説明しやすいようにしました。


「あずかってくれていた祖父母の前で・・・」
こういう配慮、なかなかできないことだけど
とっても大切なことだと思うな

 病院も、マスクをして手を消毒した長男を
 ICUに何度も入れてくれて、次男に会わせてくれました。
 たくさんのチューブで機械につながれ、
 ほとんど動かない次男は、
 近所の赤ちゃんたちとはだいぶ違うからか、
 最初は怖がっていた様子を見せていたのが、
 最後は(ほんとうに最期でした)
 自分から手を触ったり、頭をなでたりできました。


ねえ
すごいね

 その頃の長男、
 写真で見るとどれもとても痛々しい表情をしています。
 わたしたち親もそうですが。皆で苦しみました。
 そして今は、笑いのある生活をしています


皆で苦しんで
そして、今は笑いがある・・・

 近所の子がうちに遊びに来て、写真を見て、
 「赤ちゃん、死んじゃったんだよね」
 「なんで死んじゃったの?」と聞かれると、
 やはり、「赤ちゃんは心臓がとってもちいさくてね。
 すっごく頑張ったんだけど・・・」と、お話しています。
 誰かが悪いわけでなく、ほんとにちょっとした失敗で、
 きみがお水をこぼしちゃったような失敗で、
 お空に還ることになったけど、
 家族はずっと大切に思ってるんだよ。
 覚えていてくれると嬉しいな。


そうやって近所の子が
赤ちゃんのことを聞ける雰囲気がある
そして、それに、きちんと答えてあげる

子どもって素直だからね
そうして接すれば
死って怖いものじゃないって
感じとれるんじゃないかな・・・

のんのさんの家族が大切に思っている
お空にかえった赤ちゃんのこと、
皆にもずっと覚えてほしいです

 親にも必要な物語だった気がします。

そうでしたか

 そして、病院の対応が、
 とてもありがたかったのだと、思います。


よかった

のんのさん
教えてくれてありがとう