“水道水”の話 | オーストラリア暮らしログ

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2011年にオーストラリアへ移住。旦那さん、娘と3人暮らし。嘘、偽りのない、オーストラリア暮らしの日々を書きます。MDSというレア疾患持ち。

 

オーストラリアの水道水は飲めるのか。

を、しばらく考えていた。

 

 
去年、日本の国交省から発表された『世界の安全な水道水、9カ国しかありません!』
による、オーストラリアの地図では
シドニーが、『そのまま飲める』、他は『注意が必要』だったけれど、
オーストラリア政府の発表は、この地図。
 
オーストラリアは広いので、実際に検査自体が行われるのは、このマップの地域。
なぜ国交省による扱いが『注意が必要』かというと、検査地域以外のエリアは未確認だからだと思う。
 
 
そもそも、水はどこから。
私の住む州の話。
 
クイーンズランド(QLD)の水道水はQLD政府がダムを管理して、商業的にも、水インフラを確保。(The Queensland bulk water opportunities statement :QBWOS)
 
QLD州の人口の約3分の2を占めるサウス·イースト·クイーンズランド(SEQ)と、それ以外の場所で、水の供給システムは変わるが、SEQには2種類の組織に5つの団体がある。
ローガン、レッドランド、ゴールドコーストの、それぞれ地域政府による団体と、
クイーンズランド・アーバン・ユーティリティ (ブリスベン、イプスウィッチ、シーニックリムなど)
ユニティウォーター(モートンベイ、サンシャインコースト、ヌーサなど)という2つの州政府主導の民間企業団体。
 
雨水をタンクに貯めて飲む、という地域があるのも確かだけれど、まずは都市部(SEQ)の水について。
 
⚫︎塩素
QLD政府によると、水道水に使用するのはSEQでは塩素(chlorined)、マウントクロスビー地域ではクロラミン(塩素原子を持つ窒素化合物)と説明。
塩素は揮発するけれどクロラミンは長く残るので、日本では観賞用水槽にはフィルターを使うはず。
 
水道水には1Lに対して1mlのそれらの塩素系消毒剤が使用されて、フィルターで除去可能。
煮沸の場合、途中、発生するトリハロメタン(発がん性物質)を取り除くには15分以上。
 
⚫︎フッ素
フッ化物を水道水中に添加し、虫歯予防を行う国は海外には多く、オーストラリア以外には、イギリス、アメリカ、香港、シンガポール、マレーシア、アイルランド、ニュージーランド、など。

この“フロリデーション”の安全性や効果については、世界保健機構(WHO)やアメリカ疾病予防管理センター(CDC)などの世界の専門機関が認めており、普及を支持しているよう。

ただ、日本と違い、歯医者にかかる費用は保険でカバーされないオーストラリアや、上記の国々。
歯科医にかかると高額になる事も多く、例えば虫歯のチェックだけでも、プライベート保険に加入していなければ 5000円以上かかる (14歳以下は無料)。
国全体を考えると、虫歯のリスクよりもフッ化物によるリスクを取っているように感じる、色々な意見があると思うけれど。
 
⚫︎鉛・アルミニウム
除去不可。
出来るだけ摂取しない為に、
水道水は数分出しっぱなしにして使用。
蛇口から出るホットウォーターは、飲まない(ホットウォータータンクに鉛が混ざる可能性)。
電動ケトル使わない (機種による)。
 
 
水については、深く考え始めたきっかけは、娘。

肘や膝の内側の肌荒れ、痒み。

アトピー性皮膚炎だろうと言われている。

 

2歳 (日本在住頃) から徐々に出始めて、ステロイド使用。

オーストラリアでも皮膚科のスペシャリストに行き、やはりステロイド軟膏を処方され、痒みがあれば、和らげるアレルギー用の飲み薬を服用。

成長とともに、顔、耳の下は出なくなったものの、首に時々、と肘と膝の裏側のみ。

 

現在、ステロイド使用は やめている (捨てられてはいないけれど)。

去年は牛乳を避けたり、避ける事が推奨されている食材を1つずつ試したが、特に目立った変化は無い。

今年は、まず水を変えてみようと思う。

 

私たち家族は、オーストラリアで、水道水をそのまま飲むことは無いけれど、煮沸した水や、煮出した麦茶を冷やして冷蔵庫に入れてある。

ミネラルウォーターも買ってあるが、娘は、毎日2Lは水分を摂取しているので、少なくとも半分の1Lは水道水…。

私はボトルの炭酸水だけ飲むというのに…。

 

煮沸すれば良いと、思っていたわ。

 

ミネラルウォーターについて、調べよう。

 

 

https://ameblo.jp/mdsratales/entry-12782901372.html