Ain Taouchikhte (Zagora) | 化石屋のブログ

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Zagoraに流れるDraa川の両岸には標高1,000m程の山々が連なります。 それらの麓には広範囲にオルドビス紀の地層が地表に露出しており、多種多様な三葉虫の化石を採取する事が出来ます。  

 
この"Ain Taouchikhte"と呼ばれる地もそんな中の1つですが、特にDikelokephalinaや巨大なアサフスSymphisurina(Asaphellus stubbsi )等で知られています。
 
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Draa川の両岸には険しい山々が有ります。
 
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Ain Taouchikhtは平地に広がる場所で深く掘らなくても採取出来ます。
 
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地表面は脆い緑色の層が有り少し掘ると堅い茶褐色の岩盤が有ります。
 
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巨大アサフスのSymphisurina(Asaphellus stubbsi)の尾板と中葉部のネガ 完体なら体長30cm程有るでしょう。
 
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上2つはDikelokephalinaのパーツですね。 この辺りはDikelokephalinaの墓場か脱皮の抜け殻が流れ着いた場所だったのかバラバラに成ったパーツが重なる様に密集して採取出来ました。