うちの息子は音楽がすきだ。

 

ギターを小学校の頃から習っており、かれこれ6,7年になるが、やめる気配はない。

バンドをやってる。

ただ、ひとつだけ、おかしな点が。

 

普段、よく聞いているのはようつべだの、友人から教わっただの、ロックやポップソングが多い。

しかし、学校の音楽も大好きで、たまに奇怪な鼻歌をうたう。

 

カルメンの授業があった夜は、闘牛士の歌を(風呂場で)高らかに歌い上げていた。(しかも日本語訳で)

 

 

また、先日は何を思ったか、「王将」(吹けば飛ぶよな・・・というやつ)を口ずさんでいた。

 

さすがに「おい。」と声かけたが、彼いわく「歌詞がかっこいいよな」らしい。

 

うん、まあ、確かに。名曲ですし。

 

ただ、多少は自分の選んだ音楽性とか、傾向とかも大事にしてくれ。

でないと、傍で聞いているこちらがいちいち気になる。

 

ちなみに校歌も気に入ってるらしい。

学校の校歌とオペラが好きなロック少年って、そりゃもう、カオスだろ。

 

別に、えらくがんばったワケでもないし、好き好んで料理をする人でもないけど、まあ、多少がんばったように感じたため、

作った弁当の写真を毎朝撮っていた時期がある。

もちろん、飽きやすいので、写真も弁当も、一時の気の迷いのように終わりを告げたが。

いや、本当に家事が嫌いなんだよ。

 

専業主婦(夫)の皆さんには頭が上がらないよ、まぶし過ぎて直視できないよ。

働いて、時間や量に見合った金額をもらうのは、誰でもできる。

でも、働いて、時間も量も際限なく働いて、それに対する報酬は、家族の笑顔だけ。

もしくは、それすらも与えられずに。

私だったら、辞める。無理だ、専業主婦も、結婚も。

まあ、本当に辞めたんだけどさ、結婚生活

 

結婚したからといっても、配偶者は他人だからね。子供は家族だけど。

そんな他人相手に、掛け値なしの愛情を注ぐなんて無理です。不可能です。

たまに多少主婦っぽいことをしてみると、ほんっとうに主婦のすごさを実感します。

 

毎日家事を続けられる屈強な精神力。

一時的に、大きな山や嵐を乗り越えることは、多分結構多くの人ができます。

でも、こつこつと続けることはとても大変です。

 

そして、貴重で、大切な存在でもあります。

仕事ではその人の代わりなど、どこにだっている。

代わりがいない人なんて、ごくごく一部。

だけど、家庭の奥さん、お母さんだけは、その家にとってたった一人の存在です。

 

弁当写真をこうして並べてみて思ったのは、「でも私には無理」ということだけど。

レパートリーの少なさ。そして、気合の入らなさ。やる気のなさがみなぎっています。

 

そういえば、禁煙してたな・・・ということで、4ヶ月がいつの間にか過ぎました。

 

いや、本当に皆さんに広く、問いたい。

「禁煙って、大変なものなのですか?」

 

そして、私がおかしいのですか?

全く、よく話に聞く「イライラ」とか「何ヶ月経っても吸いたくなる」というのが、やってこない。

あんなに吸ってたのに。

(なんか、「あんなに愛してたのに」みたいなノリに)

 

なんか、自分自身のあまりの執着のなさに物足りなさを感じます。

もっと強い、執念というか、熱というか、そんなようなものを、味わってみたい。

「もっと熱くなれよ」というやつです。

 

昔から、勝負にも勉強にも、スポーツにも熱くならなかったな。

だから、タバコにも強い思いをもてなかったのかな。

恋愛も結婚も、そんなふうだから、うまく行かないケースが多かったのだろうか?

 

禁煙できたのは良かったし、禁断症状がないことに文句を言うのは、苦しんで禁煙している人に失礼なんだけど。

せめて、タバコくらいは、思い出さずにいられなくなったり、会えないことでジリジリと心を焦がしたりしたかった。

そういえば禁煙してたな、じゃないんだよ。

 

こんな私には、きっといつまで経っても、切ないラブストーリーは書けない。

最近分かった、というか、ここ数日で改めて感じたのが、「仕事はやりがいで選ぶべきだ」ということ。

 

フリーでライターをしていると、単価も違うし、書く内容も、形式も、何もかも違う仕事が入ってきます。

それらを、できるもの、できないものに分け、(いや、もっと言えば「上手にできるものとできないものに分け」)

できないものはお断りするのが流れです。

 

で、実際に見ると、へんに器用なところがある私は、もらう仕事がほぼほぼ「できるもの」に分類される。

美容もファッションも(自分に興味はないけど書ける)、水道工事も、生命保険も仮想通貨も(仕事請けてから初めて知ったわ)大抵のものは、調べて理解して、書く。

 

だけど、そんなことをしているうちに、どうやら「やりがい」や「おもしろさ」を本気で感じていない仕事は進捗がなんとなく悪いことに気づきました。

これまでは選べる立場でもなかったし、選ぶことを諦めてたけど、体は正直に「やりがいのある仕事」とそうでないものを選んでた。

 

好きな仕事だからって、何でもやりがいがあるわけでもないんだな、と40年くらいものを書いていて、やっと分かった昨日(昨日かい)

好きな仕事だからこそ、仕事はやりがいで選ぶべきと、強く思った。

会社で働いたことも、学校で働いたこともあるけど、そんなことさえ思わなかった。

 

ああ、そうか。

会社や学校は同僚や上司なんかがいっぱいいて、人と触れ合っているだけでも楽しかったし、それがやりがいでもあったから、思わなかったのかも。

とすると、今回の件は「好きな仕事だからこそ」ではなく、「ひとりぼっちで仕事をしているから」やりがいで選ぶべき、ということになるな。

個人で仕事していると、自分で請ける仕事を選べる(まあ、基本は何でも受けるけど)ため、ふとやってきたことを振り返ると自分の嗜好が分かる。

 

わかっているのは、(単価の高い仕事以外では)ファッション関係やアクセサリー関係の仕事をしたくない、ということ。

そして、水道設備、太陽光発電、外壁などの住宅設備機器関係が好みであるということ。

 

また、その時どきに付き合いのある人(男性も含めて)の趣味にも引っ張られるということ。

 

女性としてファッション苦手ってどうよ?とも思うけど、ああいうのって、正直なところ「自分で好きなもの選べよ」と思う。

ネットでもの書いて仕事している人が言うことではないけど、洋服やアクセサリーなんて、他人に聞いてどうすんの?

店頭でお店の人にアドバイスもらうならともかく、見たこともない、ライターの言うことを聞いて、自分の洋服を買う?

流行を知りたいなら、ネットを捨て、町へ出よう(「書を捨て町へ出よう・・・古い)

ネットでものを書いて仕事している人が・・・以下同文

 

でも、きっと、本来、そうあるべき。

ネット通販もしかり。

ネットで見知らぬライターのおすすめ見て、ネットで見知らぬ外国の通販でもの買って、私たちらしさはいずこへ?

まあ、ただ単に、私がファッション関係苦手であるというだけなんだけど。

 

その点、住宅設備関係はいいよ、ネットの情報を真に受けて、それだけで購入決める人いないから。

こっちも、機能面とか、客観的事実を語れるし。

ファッションとかアクセサリーって、デザインを語るしかないから困る

「フェミニンな中にもクールなアクセントが~」とか、何言ってんだ、と思う。自分で書いてても大いに思う。

そういうのは、本当に、見た本人がそれぞれ勝手に感じればいいと思う。