別に、えらくがんばったワケでもないし、好き好んで料理をする人でもないけど、まあ、多少がんばったように感じたため、
作った弁当の写真を毎朝撮っていた時期がある。
もちろん、飽きやすいので、写真も弁当も、一時の気の迷いのように終わりを告げたが。
専業主婦(夫)の皆さんには頭が上がらないよ、まぶし過ぎて直視できないよ。
働いて、時間や量に見合った金額をもらうのは、誰でもできる。
でも、働いて、時間も量も際限なく働いて、それに対する報酬は、家族の笑顔だけ。
もしくは、それすらも与えられずに。
私だったら、辞める。無理だ、専業主婦も、結婚も。
まあ、本当に辞めたんだけどさ、結婚生活。
結婚したからといっても、配偶者は他人だからね。子供は家族だけど。
そんな他人相手に、掛け値なしの愛情を注ぐなんて無理です。不可能です。
たまに多少主婦っぽいことをしてみると、ほんっとうに主婦のすごさを実感します。
毎日家事を続けられる屈強な精神力。
一時的に、大きな山や嵐を乗り越えることは、多分結構多くの人ができます。
でも、こつこつと続けることはとても大変です。
そして、貴重で、大切な存在でもあります。
仕事ではその人の代わりなど、どこにだっている。
代わりがいない人なんて、ごくごく一部。
だけど、家庭の奥さん、お母さんだけは、その家にとってたった一人の存在です。
弁当写真をこうして並べてみて思ったのは、「でも私には無理」ということだけど。
レパートリーの少なさ。そして、気合の入らなさ。やる気のなさがみなぎっています。