夕陽が沈む・・・
と思っているうちにあっという間に沈んでしまう。
周りに遮るものがないので、陽が沈むまでは明るく、
沈んだ途端に夜になる。




考えようによっては贅沢な景色。
でもそこに住んでいるとただの景色。

また、朝がやってくる。もう10月か。



午前9時、オープンと同時に冷凍ケースに群がる人々の様子は、
日本のバーゲンセールと同じ光景です。

ただ違いは、ここがデパートではなく、ハイパーなマーケットで、
皆のお目当ては服飾品ではなく、冷凍の肉や魚だということです。

外で行商のお兄さんが売っている生きている鶏が1130MT(約390円)、
ここで例えば大きめのモモ肉
2羽分(4本)が125MT(約375円)。

そりゃあ下処理がすんでいて、肉も貧相でなかったら、冷凍でもいいのでしょう。
恐らく生を捌いた方が美味しいとは思うのだけれど。
ちなみにブラジルからの輸入です。


魚もおそらく輸入で冷凍ですが、皆こぞって買っていました。
港町で、すぐそこにはエメラルドグリーンの海が広がり、
新鮮な魚介類があがっているけれど、日本で買うのと同じか
それ以上の値段がしますから、冷凍でも安価な方を選ぶのでしょう。

こうやって、大企業が参入してくることで、
木の小舟で毎日海に出て頑張っているお父さんたちの獲る魚が
売れなくなり、地元の産業がみるみる消えていくのですね。

資本主義ってそういう構造なのですね。


これは冷凍の栗。これで栗ごはんができる♪

日本での約30年の生活に比べれば、たかだか1年のモザンビーク生活であるが、
先日日本に一時帰国した際に、近所の道ですれ違う
全然知らない方々に、何度か挨拶しそうになった。

なぜなら、私が今暮らしているところでは、
全然知らない人から挨拶されても特に変に感じることもなく、
挨拶を交わしたりするからである。慣れとは怖いものだ。
時に挨拶だけでなく、世間話や身の上話をすることもあるぐらいだ。

銀行前のレストランで旦那さんの用事が済むのを待っていたら、
アジア人らしい男性から声をかけられた。

男性:「こんにちは、お元気ですか?」

わたし:「こんにちは、はいはい元気ですよ」
この町では少数派のアジア人なので、お互いなんとなく親近感がわく。

男性:「あなたはスペイン人ですか?」

わたし:「いえ、日本人ですよ」(初めてだよ、その分類)
おもむろに私の隣の椅子に腰かけ、世間話が始まる。

何年ここにいるだとか、何でここにいるだとか、
日本の音楽が好きだとか、ベトナムのどこそこに行ったことがあるよだとか。

その男性は私の予想(なんとなく中国人ではないと思っていた)通り、
ベトナム資本の携帯電話通信会社
Movitelの社員さんであったのだが、
1か月はここナカラに滞在し、次はタンザニアでの仕事が待っているらしい。
現在男性社員9名がナカラに滞在し、業務にあたっているという。
結構な力の入れ具合である。

モザンビークには
mCelVodacomという会社の携帯電話通信サービスが
あるのだけれど、最近新たによく町中で見るのが、この
Movitelである。

ナカラの下町にもわりと大きな店舗が建設中で、
今後はどのようになっていくのか楽しみである。
それに伴ってか、Vodacomが負けじと店舗を増やしているのだが、
いかんせんナカラではmCelの方が通じやすい。


なんとなくmcelが可愛くて好き


ちなみに、その日の食事にも困っていそうな人でも、
携帯電話は持っているのが、興味深い。

さて、旦那さんが銀行から帰ってきたのと入れ替わりで
そのベトナム人のトゥンさんは仕事に戻っていった。
そして今度は、私たちの隣の席にいたインド系のおじさんに話しかけられた。

おじさん:「あなた、日本人なの?」

わたし:「そうですよ」

おじさん:「日本人なのかぁ、そうかそうか(にんまり)」

わたし:「え、何でですか?」

おじさん:「いや、マプトで君たちのことを見たんだよ、
もう一人背の高い男性と一緒だったがね」と言うのである。

この「君をマプトで見た」証言を、私はしばしば言われることがある。
マプトによくいる顔なのだろうか、謎である。

キムチの素を日本の100円ショップで買ってきた。


ので、早速使おうと思ったが、パッケージには「
8g×4袋入」とある。
うーん、
4回分か・・・あと1年で4回・・・と、ここまで考えて、
はて、キムチはここにあるもので作れないものか、と思った。

調べてみたところ、作れそうである。ので、早速作ってみた。


白菜はないのでキャベツときゅうりで、他にりんごと生姜、
にんにくのすりおろし、アミの塩辛はないのでナンプラー
(魚醤)で代用、あとは顆粒のだしの素と唐辛子を入れて、
1晩冷蔵庫で漬ける。

翌朝、赤くはないものの、味はキムチそのもの!のなんちゃってキムチがかんせーい。

ナカラを出発してから2日後ぐらいに、ようやく香港までたどり着いた。

ここまでくれば、もう日本に帰ったも同然である。

あと
5時間は、パンダでひとっ飛び!


日本路線はサービスが至れり尽くせりです

日本では、


寿司がネギだったり、


湖畔を歩いてみたり、


牛が強制労働させられていたり、


おもちゃみたいなきのこと出くわしたり、


アザミが綺麗だったりしました。


アフリカの大地はただ、ただ、だだっ広くて、灼熱の太陽は
恥じらいもなく、どこまでも空が広がっている。
私が住んでいるナカラは山もないので、大地からいきなり
岩がどーんと突き出したりして、すべてがダイナミック。

それは、それで。

日本では大地に沈む太陽も、見渡す限りの空や雲も
見ることがなかったけれど、町が整然と綺麗だったり、
物がたくさんあったり、接客が丁寧だったり、言葉が通じたり。

これは、これで。

どちらがいいというのではなく、違う土地、違う国。

一つ、今回の反省点は、白ごまを買い忘れたことです。
いつもは当たり前の存在でないがしろにしてしまうけれど、
なけりゃないで、物足りません。嗚呼、無念。白ごまよ。

南アフリカのヨハネスブルグ(O.R.Tumbo)空港では、
7時間ほど待ち時間があったので、
土産物屋を行ったり、来たり、行ったり、来たり。

何度か利用している空港なので真新しいものもあまりないのだけれど、
念願だったハーゲンダッツアイスを食べることができ、満足であった。

 
空港の免税店で見つけた日本語
「爽快なハ.ブの食前酒です°」
惜しい!!

 
空港内のカフェでは寿司が食べられます。
東京forOne、大阪エクスプレス、名古屋サーモンデラックス、
広島サーモンプラチナ、横浜サーモン&ツナコンボ!!


店先ではシマウマがお出迎え


でろーん


巨大マンデラ氏(これ全部ビーズ!)もお出迎え


これに乗って13時間後には香港です

ナカラはモザンビーク北部に位置する港町である。

町に空港は、まだない。
現在建設中で、2014年には完成予定である。

よって、ナカラからどこかに飛び立ちたい時は、
州都ナンプラまで車で
3時間かけて移動する必要がある。

ナンプラ空港は国際空港なので、もちろん南アフリカの
ヨハネスブルグやエジプトのカイロなどとも往来がある。

空港の作りはいたってシンプルで、過不足ない。

軽食処は
1か所あるし、トイレももちろん付いている。
搭乗口も
1か所あるし、土産物屋も1軒ある。

 
搭乗ゲートと待合室、その脇には土産物屋


飛行機が何体も飛行場に待機しているわけではなく、
到着した機体から降りる



歩いて到着ロビーまで行く



荷物が降ろされ、機内は清掃される



次の行き先に向け、次の客は歩いて搭乗する

という、なんともシンプルというかエコな空港システムである。

我々はこの後、首都のマプートで一泊し、翌朝
南アフリカのヨハネスブルグと香港を経由して、
日本に着くのであった。

知らない番号から携帯電話に電話があった。

知らない番号なので、出るか迷ったが、出てみた。
電話の主は郵便局の人で、私に郵便物が届いているから
配達に行きたいという。・・・は?郵便物?誰が?何を?
ハッ、もしかして
1年前に妹が送ってくれて未だに届いていない小包か?
この国なら、あり得るかもしれない。と、期待に胸を膨らませ、
自宅近くのパン屋で待ち合わせをした。
配達員は制服なぞ着ていないので、通りかかる人がしばしば配達員に見えたが、
こちらが外国人なので相手がすんなり私たちを見つけてくれた。

小包が入るようなかばんではない。・・・じゃあ、なんだ?

配達員がおもむろにかばんから出したのは、
なんと私が卒業した大学のホームカミングデー開催のご案内。(!!!!!)

先日野暮用で大学に卒業証明書の発行をした際に
申請書に書いた住所が最新住所として登録され、
なんとこんなくんだりまでご丁寧にホームカミングデーのお知らせを
クロネコ国際メール便を利用して、お送りくださったのである。

配達員:「では、
240MT(約720円)になります」

・・・え、たっけーよ!!とは声にならず、代わりに旦那さんが「高ッ」と発した。

罪のない配達員の請求を拒否することもできず、なくなく
240MTを支払った。
パンを
120個も買える金額である。パン120個分・・・
非常に残念であった。が、しかしよく届いたものだ。

大家さんの奥さんとおしゃべりしていて、
ひょんなことから私と旦那さんの実家の距離の話になった。

私の実家と旦那さんの実家は車だと
3時間ぐらい?
とにかく県を一つまたぐ距離である。
大家さんの実家はナカラから車で
1時間ほどのモナポという
町で、奥さんの実家はその先の州都ナンプラである。
だいたいナカラからナンプラまでは車で
3時間ほどである。

わたし:「私の実家と旦那さんの実家に行くときは少し離れているからちょっと大変なの」

奥さん:「遠いの?ここからナンプラぐらい?それともここからモナポぐらい?」

わたし:「うーんとね、ここからナンプラぐらいかな」

奥さん:「そりゃあ遠いわねぇ」

わたし:「ちょっとね」

奥さん:「すーーーんごい頑張って歩いても、
2日ぐらいかかるものね。ま、車なら3時間ぐらいだけど」

・・・ん?歩いたら??
最初は聞き間違いかと思ったが、聞き間違いではなかった。
ここではまだ江戸時代的感覚なのだろうか。

歩いたら・・・いや、絶対歩けない。

毎年9月に発売されるナカラ市デザインのカプラナ。

 
昨年、2012年のモデル


何周年と年号、ナカラの市章がデザインされた
ナカラ市オリジナルのカプラナが今月発売になる。

ぜひ手に入れたいと思い、先日大家さんの奥さんに
相談したところ、後日大家さんが丁寧にも
詳細を紙に書いて、持ってきてくれた。

大家さん:「ハロー!ハロー!!」
(大家さんは普段英語を話さないのだけれど、
私たちを呼ぶときは元気よくハローと声かけてくれる、
とってもいい人)

わたし:「
Sim.(はーい!)」

大家さん:「ナカラのカプラナ欲しいって言ってたでしょ?
これ、値段ともしシャツを作るなら、知り合いのところで
この値段でやってくれるから。
16日までに申し込みしてね」

と、私のために簡単な言葉を選びながらゆっくりと話してくれる。
「はい、はい」と聞いていた私。

大家さん:「じゃ、そういうことだから、分かった?」

わたし:「は・・・い」

大家さん:「ん?分からなかった?分からなかったんだね、だから…」
と言ってもう一度説明してくれる。

いや、言っていることは分かったのだけれど、その紙にはこう書かれていた。

「カプラナ
1140MT(約420円)、2450MT(約1,350円)」

わたし:「これ、
1枚だと140MT2枚だと450MTなんですか?」

大家さん:「そうだよ、
1枚は(洗濯物のカプラナを指さしながら)
あれ、
1枚ね、で、2枚はダブルだよ、ダブル!」

わたし:「分かります、分かるんですけど、
1140MT2倍しても450MTにはならないですよね?」

大家さん:「ん?あ、そうだねぇ。ならないねぇ・・・あはははは!
本当だね、ならないねぇ。おかしいな。もう
1回確認してみるよ」

わたし:「すみません、ありがとうございます!」

大家さん、いっつも大学の勉強でルートの分数計算とか超複雑な計算しているのに。