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ダカールで始めた、ボクシング(といっても、ボクササイズ程度)を日本滞在中も続けたいなァ
と思っていたら、タイミングよく、実家の10m先にボクシングジムがオープンしていたので入会した。
練習で使っている12オンスグロープ
元世界チャンピオン先生「短期滞在ってことはどこかにいらしたんスか?」
わたし「セネガルにいました。」
先生「セネガル・・・ってどこっスか?」
わたし「あ、えっと、アフリカです。」
先生「あ、だから!だから、そんなに黒い(日に焼けてる)んスね!」
わたし「・・・そーです・・・ね?」(私はオフィスワーカーで、出張もほぼない99.9%内勤でした。)
日本で会う友人らにも、ことごとく「黒い(日に焼けてる)ねー!」と言われるので、
黒人の中では(かなり)白い方だったのだけれど、アジア人の中では黒い方だということを
改めて認識した。たまに「地黒なの?」と聞かれることもあるが、もはや基準がわからない。
続けて、先生は私にこうも訪ねた。
「日本人っスか?」
いや、先生よ、入会時に私の運転免許証見ましたよね?
ねこパーンチ
ダカールに滞在した2017年から2020年の3年間、仕事にかこつけてブログの更新が疎かになった。
そうこうしているうちに、先月下旬、あれよあれよという間に帰国の途に就いた。
契約期間のある仕事だったため無職となり、1か月半の日本滞在をゆるりと楽しもうとした矢先の
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行。日本滞在中に予定していた温泉旅行も、
海外旅行も、長野旅行も、遅ればせながらの新年会も、ぜーんぶキャンセルとなった。
ということで、ひっそりと、ブログを再開したいと思います。
2018年7月、産まれた直後にお母さん猫がいなくなり、
うちで引き取った、三毛猫、ロンちゃん(本名はRoxy)
ある日の、セネガル人スタッフJ氏と新人A氏との何気ない会話。
わたし: 「そういえば、A氏って何歳なの?」
A氏: 「何歳に見える?」
わたし: 「えー、わかんないから聞いてんじゃん。」
A氏: 「じゃあ、mdkさんは何歳なの?」
わたし: 「何歳に見える?」
ちょっと面倒くさい二人。
A氏: 「mdkさんは、20代でしょー?僕も20代だけど。」
わたし: 「ナニ言ってんの、あんた、20代なんてとっくに過ぎてるわ!あたしゃもう34歳だよ。」
A氏: 「えぇッ!ウソでしょ?いやいやウソウソ、絶対僕より年下だと思ってた!」
わたし: 「・・・あーた、いくつなの?」
A氏: 「26歳。」
わたし: 「!!!」(J氏、爆笑)
日本人からしたらアフリカの人は見た目で年齢の判断が付きにくいが、どうやらその逆も同じらしい。
そして、引き続き、
A氏: 「で、mdkさんはナニジンなの?」
(注: わたしは今、所内約50名中半分は日本人という日本の組織のセネガル事務所に勤めています。)
わたし: 「は?日本人だわ。」
A氏: 「日本人なの?僕、前に中国人と働いていたから分かるんだけど、mdkさんは違うんだよねぇ。」
J氏: 「分かる!日本人じゃないよね。」
わたし: 「違うと言われましても・・・」
A氏: 「タイとかじゃないの?」
J氏: 「そうそう!タイとかだよ!」
わたし: 「だよ、と言われてもねぇ。でも言いたいことは分かるよ、タイとか、インドとかってことでしょ?」
A氏&J氏: 「そうそうそう!!」
わたしあるあるですが、しばしば、本当に日本人なのかとしつこく聞かれる。
もしくは、どこの血が混ざっているのか、と聞かれる。これは聞かれる方としては本当に面白い。
なぜなら、毎回みんな同じことを言ってくるから。その度に思う。
日本で生まれ育って、日本人としてのアイデンティティはある。日本食がやっぱり好きだし、
日本での生活は安全で安心する。日本のパスポートを持っていることは心強い。
日本人であるが故の特性も持ち合わせていると思う。
でも、個と個の関係性においては、ナニジンでもいいよね。
お気に入りのJEREJEFクッション
(現地のWolof語で「ありがとう」の意)
こちらで購入➡ Rafetna
私の住んでいる集合住宅には、野良猫が住み着いている。
たまに野良子猫が生まれて、癒される。
彼女がいることに気がつかず上からごみを放り込んで、
びっくりネコ箱となってしまうこと多々あり。
野良犬も、まァいる。
海が近いからか、トンビも常に旋回して餌を探している。たまに、ハゲタカもみる。
牛も近所にいて、道路に牛が広がっているときは、車が牛を避ける。
日常的によく利用されているのは荷馬車。
(これは個人的に、トラックなどと比べて費用対効果がとても気になっているので、いつか調査したい。)
ので、日本と比べれば、首都といってもまだまだ動物との共存がある。
にしても、近所の牛に混ざってあなたを見かけたときは、さすがに二度見しました。
ヒトコブラクダ
牛と一緒に飼われている
ちょっと昔話だけれど、2017年から2018年にかけての年越しは、ダカールで過ごした。
ダカール自体が海に突き出した形となっていることから、海の幸には事欠かない。
いつでも、新鮮な魚介類が市場で、または漁師から直接買える。
ということで、年末は家の近くの魚市場(船着き場?)に行ってみた。
行く時間が遅すぎて、市はもう閉まっていたが、まだその辺にいた漁師を捕まえて、
「なんか欲しいんですけど!」と聞いてみた。
本当はエビが欲しかったのだけれど、残念ながらダカールではエビは捕れないらしく、
イカとタコを購入して大人しく退散した。
漁船と魚市場
夕暮れ
イカはナカラでも買っていたが、タコはお初♪と、ルンルン気分で帰ったまではよかったが、
タコ、ねぇ、食べるまですごく大変なのですね。タコの外についているぬめりを取るために、
塩でもむ、もむ、もむ・・・こと15分。いやー、結構力仕事ですね。でも、新鮮だったし、美味しかった!
ゆでだこ
湾だったナカラと違うのは、ここでは接している海が外洋なので(だからなのかは分かりませんが)、
牡蠣や雲丹が生で食べられる。日本の濃厚でこんもりしたそれらとは違うけれど、あっさりさっぱり。
雲丹をその場で剥いて瓶詰(瓶は持参)にしてくれるおばちゃんがうちの近くにいるので、
たまに雲丹丼してます。
雲丹売りのおばちゃん
あー幸せじゃないかー。
雲丹丼
気がつけば、ダカールに来てから1年3か月が経過し、前回のブログ更新から早10か月が経過していた。
この約1年間は、ブログの更新をする精神的な余裕がなかった。
気がつけば、ブログのデザインも期限が切れていた。
いやはや、いやはや。
しかし、仕事もひと通り年間を通して何をやればよいか経験したところで、生活も安定し慣れてきたので、
またブログを更新していこうという気持ちに今はなっております。
きっとまた不定期更新になるとは思いますが、どうぞよろしく。
1年でみんな大きくなりました。
買ってきて、食べた野菜をとりあえず植えてみたら、結構芽が出る
➡ネギ、パプリカ、キュウリ、メロンなどなど。
アボカドも10株以上あるよ・・・どうすんだ、これ。
種から育てたバジルもわんさか採れた、昨年の夏。
あまりに収穫できちゃったもんだから、バジルオイルとか、
バジルニンニク醤油とかになって今も活躍中。