「環状交差点安全進行義務違反」
道路交通法第37条の2の2項、3項で定められている、「車両等は、環状交差点に進入するときは、
あらかじめ道路の端に寄り、徐行して進入しなければならない」、という定めや、「環状交差点内では、
環状交差点に進入しようとする車両等や、環状交差点内を通行中の車両等、環状交差点内や
その付近の道路を横断する歩行者等に特に注意して、できる限り安全な速度と方法で進行しなければ
ならない」、という定めを守らなかった場合に科されるもので、2点の減点となるものである。
日本の都市部では、信号機が設置してある交差点がほとんどで、そもそも環状交差点というものに
馴染みがあまりないのだが、ここダカールでは信号は本当に本当の中心部付近にしかなく、
その他は環状交差点となっている。
環状交差点とは、英語ではRound aboutラウンド・アバウト、仏語ではRound pointロン・ポワンと言い、
3本以上の道路を円形のスペースを介して接続したもので、この円形のスペースの真ん中には
中央島と呼ばれる円形の通行できない区域があり、車両はこの中央島の周りの環状の道路(環道)を
一方向に(右側通行なら反時計回り、左側通行なら時計回り)通行する交差点の一種である。
日本の環状交差点
ダカールの環状交差点
この「環状交差点安全進行義務違反」というものを知らずとも、安全面を考えれば、
環状交差点に進入するときは
「あらかじめ道路の端に寄り」、
「徐行して進入」し、
環状交差点内では
「できる限り安全な速度と方法で進行」
するよう皆が自然と心掛けていることだと思うのだけれど、ここセネガルは違う。ここでは、
環状交差点に進入するときは
「たとえ道路の端に寄っている車がいたとしても、その車の横につけ」、
「我先に進入」し、
環状交差点内では
「車線は無視し、後続車には構わず、いつでも内側の車線に入り込み、我先に進行」
するのである。まったくもって気が抜けないのである。
先日も、Round pointを直進に抜ける際、セネガル流でスピードを落とさずにろくに周りの車両も
確認せずに無理にRound pointに進入してきた車両があり、我々が速度を落とさなければ、
あわや追突事故という場面があり、クラクションを鳴らした。
その車のあんちゃんは、窓からおもむろにその細くて長い腕を出し、
堂々とキラキラした笑顔と共に、親指を立ててオーケーサイン。
相手を危険にさらすような運転をし、クラクションを鳴らされているにもかかわらず、
余裕の笑顔で親指を立てるオーケーサイン。
・・・・・・オーケーか?それはオーケーなのか??
いや、少なくとも、オーケーするのはおまえじゃない。
先日乗車したタクシー
(写真左)ハンドルは自分でテープで補強
(写真右)ドアはなんとなく閉まっていればよし







































