むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。

おじいさんは神経質で、川で洗濯するおばあさんをいつも煩わしく思っています。


そんな中、川に洗濯に行ったおばあさんは大きな桃を拾って帰って来た。

それを食べようと言い出したから困ったものだ。

拾ってきたものを食べるとは何事か。桃より先におばあさんの頭をかち割ってやろうかとおじいさんは思いました。


しかしおばあさんが先に桃を切り始めました。

すると中から男の子が出てきました。


おじいさんは目の前が真っ暗になりました。


つづく


そしてある日、桃太郎が言いました。
「ぼく、鬼ヶ島(おにがしま)へ行って、わるい鬼を退治します」
 おばあさんにきび団子を作ってもらうと、鬼ヶ島へ出かけました。
 旅の途中で、イヌに出会いました。
「ワン、ワン、ワーン!」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「ワン、ワンん、ワン」
 桃太郎は犬の喉にきび団子を無理に入れ込むと勝手に首輪を付けて引きずってきました。
 そして、こんどはサルに出会いました。
「キーキキー、キキー!」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「キキー、キー」
桃太郎は例のごとく、猿の真っ赤なケツにきび団子をぶちこんで動かなくなった猿を犬に引きずらせて進みました。
 直接けこそしてこんどは、キジに出会いました。
「ピーチクパーチクピー!」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「ピーピー」
ギジは犬と猿を見て逃げようと飛び立ちましたが、桃太郎の性格無比なきび団子の投擲をうけ、瀕死の犬の餌になりました。

 こうして、イヌ、サル、キジの仲間を手に入れた桃太郎は、鬼ヶ島に行き鬼を倒しました。

それ以来、英雄となり彼はこう呼ばれました。

野茂英雄と



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 子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。子作りはしていたけど。
 桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは桃太郎と名付けました。
 桃太郎はスクスク育って、やがて強い男の子になりました。そう、ただ身体が強いだけの男の子に。