桃太郎はおじいさんの優しさを受けてすくすく育ちました。そして10歳になるとおばあさんの認知症はかなり進んでいました。

もはや何を言っているかわかりません。川に洗濯に行くと行って夜中になっても帰らないおばあさんを心配したおじいさんと桃太郎は村中をさがし回ったあげく、木登りをしているおばあさんを見つけました。

洗濯ものは石の下に置かれ、泥だらけになっていました。


その間もおばあさんは鬼ヶ島に鬼がいると言ってはおじいさんを困らせました。


桃太郎はそんなおばあさんをみかねてついに鬼ヶ島に鬼退治に行くと言いました。


おじいさんは2、3日したら退治したと言って帰っておいでと桃太郎に言いました。


桃太郎もニヤっと笑顔で頷きました。

おばあさんはすっかりその気になってきび団子を桃太郎に持たせました。


おじいさんは桃太郎に親戚の家の地図を書いて渡しました。

「そこに2、3日泊まりなさい。」そう言って送り出しました。


そういえばおばあさんがいないな??おじいさんは家の中をさがしたり、川や木登りしていた場所をさがしたりしました。


しかし、おばあさんはどこにもいません。


つづく
おばあさんは桃太郎におっぱいをあげなきゃと言って出もしないおっぱいを桃太郎におしつけていました。


おじいさんはおばあさんが見てないところで桃太郎にミルクをあげていました。

桃太郎が大きくなっていくのを見ておばあさんは満足しました。おじいさんはどんどん不安になりました。


桃太郎が5歳になるころにはおばあさんはすっかり認知症になってしまいました。桃太郎もそれを察していました。


おばあさんは鬼ヶ島に鬼がいると桃太郎に言いました。当然そんなものはいません。いたって平和な村でした。

しかし、優しい桃太郎はおばあさんの話を聞いてあげて、僕が鬼を倒すと言いました。もちろん桃太郎も察しています。


そう、桃太郎は空気を読んだのです。

つづく
おじいさんは目の前が真っ暗になりました。

しかもおばあさんは言いました。

「桃から産まれたから名前は桃太郎にしよう!」

正気の沙汰ではないとおじいさんは思いました。おじいさんは桃から子供が産まれたという事実に納得いかないというのに、おばあさんはその疑問を通り過ぎて名前までつけている。

しかも育てるというのだ。

しかし、おじいさんは反対できません。なぜならこの歳まで子供ができなかったのは作らなかったからではありません。むしろ毎晩励んでいました。

しかし、おじいさんの病気のせいでできなかったのです。

おじいさんは仕方なく、桃太郎を育てることにしました。


つづく