母親失格。子供を病院送りにした女 | おじょーず!Life☆in スイス

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スイス人ダンナ様(日本語ペラペラ&ちょっぴり乙女系)&2人の子供達とのスイスライフを綴って行きます♪

 

 

1日の楽しみの一つに、子供の耳かきがあります。


シャワーやお風呂から上がった子供たちの頭を膝の上に乗せ、綿棒でクルクル。

 

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ペマコはあまり好きじゃないようですが、タマオは綿棒でクルクルされるのが大好き。

 

「もっと強くして!」

「もっと痛くして!」

 

と、聞きようによれば、SM愛好者のようなセリフを叫ぶこともしばしば。

 

私もこの言葉を聞いて、「この子は少しぐらい雑にやっても大丈夫なんだな」なんて思っていたんです。

 

それは数日前の夜の事。

 

いつものように、タマオの耳を綿棒でクルクルやっていると。。。

 

「痛ぁぁぁい!」

 

と叫んで飛びのくタマオ。

 

え?!

いつも通りよ?!

どした??

 

あまりにも痛がるので、懐中電灯で耳の中を見てみると。。。

 

いやぁぁぁぁぁ!!

 

 

耳の中が血まみれに。

 

騒ぎを聞きつけてやってきたダンナ様とペマコ。


耳を懐中電灯でのぞきながら、


「奥まではやってないね。入り口の近くだから大丈夫かな。」と冷静なダンナ様。

 

不安そうな顔の被害者タマオ。

 

耳の中をのぞいて号泣するペマコ。

 

そして、あまりの衝撃に、めまいと吐き気でベッドに倒れこむ私。

・・・なんで、加害者のお前が一番具合悪そうなんだよ。←血がダメな人

 

いつも通りの力加減で耳を掃除していたのに、なんで。。。

 

しばらく耳が痛かったようですが、当人はケロッとしていて。。。

 

グッタリしている私のそばに寄ってきたタマオ。

私の体にその小さな手を置いてこんなことを言ったんです。

 

 

「マミがタマオに痛いことしたんだから、1フラン(約115円)くれなきゃよ」

 

おいお~い!慰謝料の請求かよ!!

 

耳が聞こえているのと、出血が止まっていることから、その夜は様子見。

翌朝一番に病院に電話を入れて連れて行きました。

 

結果、鼓膜は破れてはおらず、手前の方に傷が入っているだけなので何もしなくて良いとのこと。

ただ、入浴やプールは控えるように言われました。

 

お塩先生のお相手がオーバードーズで亡くなってしまった事件があった時、

 

「お互い同意があったとしても、やり過ぎは良くないな。」

 

なんて思ったもの。

 

そんなお塩先生からの教訓をすっかり忘れ、自分の息子にやり過ぎて怪我をさせてしまった。。。

 

耳掃除は私にとって親子のコミュニケーションの一つでした。

そしてタマオもそれが好きだった。。。

 

子供の皮膚は大人のそれよりずっと柔らかいもの。

そんなことも忘れて、私の綿棒を持つては力が入ってしまったのかもしれません。

 

あの血まみれの耳の穴を思い出すと、もう、私は子供の耳を掃除することができないです。

 

タマオと私のお楽しみが1つ減ったかと思うと悲しいですし、なにより自分の子供を傷つけてしまったことによって押し寄せる後悔の念。


そんな私を責めることなく、適切な処置と冷静さを忘れなかったダンナ様には感謝と尊敬しかありません。


タマオをそっと抱きしめて、

 

「ごめんね」

 

を繰り返す私。


そんな私に、

 

「じゃあ、10ラッペン(約10円)で許してあげるよ。」

 

と、先程の1フランから値下げして、グイグイ金銭を要求するタマオ。

・・・それはキミなりの優しさなのかい?

 

今回、大事に至らなくて良かったですが。。。


みなさんも、誰かの耳を掃除する際は気を付けてくださいね!

 

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