「今度の土曜日、近くでお祭りがあるんですって!」
と、ダンナ様からお祭り情報をキャッチ。
ダンナ様によると、
「トラクターの競争があるから、タマオが喜ぶかもしれないね」
とのこと。
確かに、タマオは車大好き。
これが競争ですって?
『田舎のF1』、その底力で我々を興奮のるつぼに巻き込んでくれるに違いありません!
これは、子供達を連れて行くでしょ!
しかし。。。
当日の夕方になるまで、お祭りの存在を忘れていた我々夫婦。
「そう言えば、今日はお祭りの日だったねー」
と既に過去形で話す私とダンナ様の話を聞いていたペマコ。
「ペマコ、お祭りに行きたい!絶対に行きたい!」
とゴネ開始。
はいはい、うるさいからパピー(ダンナ様)と一緒に行ってらっしゃい!と、ダンナ様と子供達をまとめて追い出そうとしたところ。。。
「ぼく、夜のお食事の支度があるから。」
とダンナ様。
…ちょー!逃げたね!
休日は一般的な父と母の立場が逆な我が家。
…て事で、しぶしぶ重い腰をあげた私。
子供達を引き連れて、お祭り会場となる近所のスーパーマーケットの広場へレッツゴー!
会場に向かっていると、お祭りの目印のような物が空に漂っているのを発見。
主催者のヤル気度合いが知れるってもんです。
どうせ、トラクター競争も終わってるんでしょ。
しかし!
私が予想もしなかった形で、トラクター競争が行われていたんです。
…トラクター競争って、こういう事だったのね。
参加したからと言って、何の賞品もないこのイベント。
わたし的には、一体何が楽しいのか分かりません。
てか、これって祭りなの?!
おそらく、メイン会場と思われるこの広場には、トラクター競争&隣に小さなオクトーバーフェスト風の小屋があるのみ。
このまま家に帰ってしまったら、
『敵将の首を取らずに手ぶらで"戦に勝ちました!"と、報告するダメな武士』
と同等になってしまう!
お祭りなハズだもの!何かあるハズ!
勝手に一人で焦りを覚え、挙動不審に彷徨い、オクトーバーフェスト風の小屋の陰で風船をゲット!
続いて、普段行かない建物の裏へ行くと、突然こんなものが出現。
…こういうの、メイン広場に設置しようよ。
主催者のレイアウト感覚が全然分かんない!
ペマコとタマオを乗せ、お金を払おうとすると
「無料(だけど寄付金よろしく)」
とのこと。
寄付金を入れる貯金箱にお金を入れると、その周りにパン・お菓子や飲み物などがわんさか。
…現物寄付ですか?!
屋台などがあれば、子供達に何かおやつでも買おうかと思いましたが、そういったものは何もなく。。。
仕方がないので、近くのスーパーマーケットのパンコーナーでこちらの菓子パンを購入。
こちらの、こういったファンシー菓子は十中八九マズイんですよね。
と思いながら、一口食べてみると。。。
「マズイ!!」
ピンクなのでイチゴ味かと思いきや、ただ甘い&しょっぱいという謎のフレーバー。
見た目を裏切らないそのマズさに、
『デブだけど、やっぱり大食い』
な人を目撃した時と同じぐらい「だよね」な気分にさせられました。
ダンナ様に、
「あのお祭りは、なんのお祭りだったの?」
とたずねると。。。
「知らない」
とのお答え。
もーー!!
知っとこうや!!
…事前調査してから臨まなかった事を後悔。
一方、子供達は
「お祭り楽しかったね!!」
と大喜び。
その言葉に救われた私なのでした。
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