今日は前回からの続き。
【前回までのあらすじ】
ペマコの幼稚園遠足が突然前日に決まり、急にフリータイムができた私。
一体何をすればいいのか。。。
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せっかくのフリータイム、どうしようかとソワソワしてしまいましたが。。。
わたくし、完全に忘れてました。
未就学児・タマオの存在を。
あぁ、この人は家に居るんじゃーん！！
普段、姉・ペマコが幼稚園に行くために、早起きを余儀なくされているタマオ。
男児なのに、姉・ペマコのピンクやおリボンの付いた下着を着せられているタマオ。（見えないからいいか！という母の仕業）
週のほとんどを、姉・ペマコの幼稚園や習いごとの往復に付き合わされているタマオ。
思えば、私だけでなく、この子だってペマコに振り回される生活。
それなら、たまには姉抜きで楽しいことをしてやろうじゃないの！
ということで、少し遠出してチューリッヒ動物園に行くことに。
通常、14時ぐらいからタマオはお昼寝時間にさしかかり、機嫌が悪くなることが多いため、その前に帰宅せねばなりません。
ということで、ペマコを見送ってすぐに出発です！
バギーは段差などが面倒だから置いて、二人で徒歩で行くことに。
どうせ、平日の午前中だし、誰も動物園に行かないだろうと余裕をこいていた私の目に飛び込んできたのは。。。
動物園行きのトラムに乗り込む、幼稚園児や小学生の集団。
あぁ。。。
天気がいいから、あなた達も急に遠足になったのね。。。
天気のいい日に、「ちびっこの聖地・動物園」を外出先に選択してしまったことをちょっと後悔。
トラムの中はごった返す子供達の群れ。
席が空くと、手際良く子供をねじ込む引率の先生。
「ちゃんと座りなさい」
という注意も聞かずに立ち上がる子供達に対しても、すかさず対処して座らせています。
その光景は、まるでモグラたたきのよう。
怒らず子供を統率するなんて、さすがはプロです！
騒ぐ我が子ら二人に対してでさえ、「静かにしなさい！（怒）」と、我を忘れて自分が一番大きい声を出している私には、絶対に幼稚園の先生は務まりません。
さて、そうこうしているうちにチューリッヒ動物園に到着。
入場料26フラン（約3000円）を支払って入場です！
・・・って、たっけー！
日本の動物園、400～500円ぐらいだよ。
さすが物価高スイス。容赦ない価格設定です。
しかし、園内は広々として人気動物も盛りだくさん。
トラを近くで見れたり、
クラブのホスト／ホステスの案内板のようなゴリラの紹介があったり、
子供を抱えて、うつろな目のオランウータンがいたり。。。
・・・私もこんな顔してんだろうな。
分かるよ、分かるよ！ちみの辛さ。お互い、がんばろう！
なんて思ってみたり。
ま、オランウータンにしてみれば、
「見てんじゃねーよ」
ぐらいにしか思ってないかもしれませんが。
よく分からない牛乳パックの展示物に・・・
日本の「おいしい牛乳」のパックが紛れていたり。
日本のスーパーマーケットが恋しくなる一瞬です！
実はこのチューリッヒ動物園、象が泳ぐ水中の様子を見れるプールがあるとかで話題なのだとか。
しかも、赤ちゃん象も生まれたらしいので、タマオと二人で象舎へ突撃！
説明写真によると、こんな感じで泳ぐ様子が見れるらしい。
（ただ、象の気分次第なのでいつも見れるわけではない）
とりあえず、ガラス張りのプールが見える所でしばし待機。
しかし、待てども。。。
しーん
そーよね。
だって象って水の中で生活する動物じゃないし。
じゃ、象が何しているか見てみようということに。
陸上でくつろぐ象ファミリー。
・・・ヒマだったら、どなたか泳いでもらえませんかね？
そして、赤ちゃん象が既に子象に育っていて、そこまで「生まれましたよ！」感がなく、ちょっと残念でした。
そんなこんなで、タマオのお昼寝時間に間に合わせるべく帰路へ。
うすうすは予感していたけれど、トラムの中で寝てしまったタマオ。
これから電車に乗り換えなんですけど。。。
バギー持ってくればよかったと後悔。
寝ているわが子を水平に抱いて、チューリッヒの街を険しい顔で歩く私は「誰かこの子を助けてください！」
的なオーラを出していたことでしょう。
（助けてほしいのは私の方だけど）
無事に電車に乗り、自宅に帰還。
頭の中でアルマゲドンのテーマ曲流れたよね。。。
夕方になって元気を取り戻したタマオ。
それとは逆に疲れ果てて転がっている私。
気付けば、タマオがせっせと私の周りをおもちゃで取り囲んでいます。
そして、
「動物園作ってるの！」
と満面の笑顔。
ちょー！母さんは動物じゃないっての！
（しかも、この囲み方はどちらかというと棺桶タイプだ）
でも、動物園を再現するほど楽しかったんだなぁと思うと、疲れたけれど連れて行ってあげて良かったと、こちらも自己満足できた一日でした。
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