まさかの展開! | おじょーず!Life☆in スイス

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スイス人ダンナ様(日本語ペラペラ&ちょっぴり乙女系)&2人の子供達とのスイスライフを綴って行きます♪

両親が到着してからというもの、ずっと雨続きのスイス。

なので、平日はお天気の合間を縫って外出したり、近所を散策しているんですが、基本的に家で過ごすことが多い私たち親子。

家にいて両親とゆっくり話すことも滅多にないので、それはそれで楽しい時間です。


そんな中、母が私の子供の頃の思い出を語り、



「昔は、よくお母さんがojoに『桃太郎』の話をしてあげたね…」



としみじみ。

何を思ったのか、母が突然『桃太郎』を語り出しました。


『桃太郎』はご存知の通り、桃から生まれた男子が、お爺さん・お婆さんに育てられ、そのあたりで悪さをしている鬼を、犬・猿・キジと共に退治し、鬼たちの宝物を手に入れて、お爺さん&お婆さんと幸せに暮らす昔話。


母の語りも、


「むか~し、むかし、ある所に…」


と順調な滑り出しです!


桃太郎は、「犬→猿→キジ」の順に、お供を連れて行くんですが、・・・



母:「桃太郎さん!桃太郎さん!~中略~…お供します!とキジさんが言いました」



と、のっけからキジがお供に。

その後、順調に「キジ→犬→猿」と動物達の出没順を間違えて話は進行。

たった三匹のお供なのに、一匹も順番が当たってないというミラクル!


テキトーにお供を加えて、鬼ヶ島に到着です。



母:「鬼が島には、赤と青の大きな鬼がたーくさんいました」



…えぇぇぇ!

「赤」と「青」の色限定?!

もしかしたら、


「季節限定カラー!赤&青鬼が鬼ヶ島でお出迎え」


的なスペシャル企画だったのかもしれません。


さぁ!

ここから、クライマックスです。

桃太郎・犬・猿・キジが一丸となって鬼退治をするシーンへ突入!



母:「桃太郎は鬼を全部退治しました」



…!!


ちょっと!

桃太郎、でしゃばり過ぎ!!

犬・猿・キジ、全然出る幕ないじゃん!

三匹のお供達が「俺たち、何しに鬼ヶ島まで来たんだろう…」と思わずにいられないストーリー展開に。

それに、きび団子の無駄使いってもんです。

(作ってくれたお婆さんに謝れ!)


オリジナルの話では、確か、



「犬は鬼にかみつき、猿は鬼をひっかき、キジは鬼の目をつつく」



という設定だったハズ。

気になったので、母に、


「お母さん、お供の動物が全然活躍してないけど…」


と注意を促すと、「あ!!そうそう!」と慌てた母。

三匹の活躍を挿入です!



母:「犬さんは鬼を噛み、キジさんは石を投げ、お猿さんは木の実を投げました」



…待て待て待てぃ!!


犬はオリジナルに忠実&自分の特技を活かしてるから良しとしよう。

しかし!

キジは石を投げれんだろう。。。

そして猿!

「木の実を投げる」って、鬼に対して攻撃力無さ過ぎです!

(きび団子返せやい!)


こうして、桃太郎+三匹のお供は鬼を倒し、物語はエンディングへ。



母:「鬼を全部退治し、桃太郎はお爺さんとお婆さんの家に帰って幸せに暮らしました。おしまい!」



…うそーん!

鬼たちの宝物、持って帰るの忘れてるやーん!!

私がお婆さんなら、



「桃太郎や、なんでおまえは手ぶらで帰って来たのかい?」



と詰め寄るところです!


なんだか、収まりの悪いエンディングを迎えたワケですが、横で聞いてた父が、



「『桃太郎』の話は、世界中で語られてるんよ。ただ、日本は桃が流れてくるけど、外国は違うものが流れてくる」



と、明らかにガセと思われるネタを提供。

それがホントなら、アメリカあたりでは『ハンバーガー太郎』なんかが出没してそうです。


こんなテキトー且つスットコドッコイな両親に育てられた私。

今の私が、こんな大人になったのも納得させられる午後のひと時でした。。。


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