医学は日進月歩であるにも関わらず、なぜアロマテラピーは何十年も前の使い方をしているのか?
を考えてみることも、ご自身の学びには必要です。
「アロマテラピーの始祖であるフランスのルネ・モーリス・ガットフォセは、1928年に、火傷(やけど)を香りで治癒させたのではない」
ここから分かること:
1) アロマテラピー自体が、メディカル利用、クリニカル利用の民間療法であったということ。
2) 私たちは日本に入ってきた1961年のイギリス式(マルグリット・モーリー)の香りによる癒しのマッサージをメディカルアロマと呼んでしまっていること。
3) その理由は、世界のアロマスクールや世界の動画を観るとわかるとおり、香りによる癒しのマッサージと治療のためのメディカル利用のアロマテラピーが、完全に混同されてビジネスとなってしまっていることです。
4) 大学等で生理学、または解剖生理学を学んだ方であれば、香り分子が鼻の嗅上皮から大脳辺縁系に到達する際には、すでに電気信号となり、記憶に関わる(短期記憶~新皮質の長期記憶)ことから、好き嫌いで視床下部から自律神経系に命令が発信され、そこにはもはや精油の成分も薬理分子も関係なく、自律神経(自分のコントロールが及ばない)であるがゆえに、どのような作用が個々人毎に出るかが分かるわけがありません。
学問を得れば、誰でもわかることです。
5) 人間は爪の先から髪の毛の先まで、理由があって進化してきています。
口から呼吸した際に入り込む(0.5~2%)まで希釈してしまい、エタノールで作用を有する薬理成分と分子の構造(作用有り)が壊された、大元の作用はもはや存在しない香り分子が肺の肺胞の、また更にミクロの世界の毛細血管から剃られが入り込む... という説明は、全く学問的ではないことは、医療に携わる方々ならば理解して当然でしょう。
ここまで進化してきた人間の肺胞の役割は、“ガスエクスチェンジ(酸素と二酸化炭素の交換)”です。
作用を壊された成分とその中の分子が、香りは高くなったとしても、元々の期待する作用はもはや望めることの無いほどに希釈してしまっているという事実。
薬機法への準拠ならずとも、“期待”という文言しか使えないことは、常識の範囲でご自身へ疑問を投げかけ、生理学を、人間の身体を学ぶことをお勧めします。
NPO法人日本メディカルアロマテラピー協会は、“個人の自立”と人々の健やかな日々のためのQOLの向上を理念とした非営利団体であることから、毎日どこかで治療家や講師の皆さんの活動が行われています。
よって、レシピも使い方も、常に日進月歩で発展しています。
そしてそれらは世界に向けて堂々と公表しています。
お金を支払わなくても、資格を取得しなくても、だれでも楽しめるメディカルアロマの学問を提供しています。
精油は雑貨です。
「●●という精油は■■の作用があると言われています」
という表現の仕方はあまりにも曖昧です。
そして、雑貨であることから、誰かが良いというからではなく、ご自身でとことん根拠を調べてください。
なぜならば...
母乳は血液から造られるから。
安易な説明に流されるのではなく、ご自身が確実に信じられる情報を見つけてください。
JMAA神奈川校クラウドサイト:
http://jmaa-cloud.com/shop/mitarai/
資格維持のためのビジネスではなく、個人の自立を理念としたNPO活動ゆえに、入会金や年会費はいただいておりません。
認定資格者は、決して≪自己責任≫という言葉で突き放すことなく、協会が存続しているのは、精油が含有する成分だけでなく、成分の中でも各種存在する分子(薬理分子)の作用やその量まで徹底して理解しているから、「何がダメで、何が大丈夫なのか?」を明確に知っているからです。
これが明確な根拠として説明できない限り、いつまで経っても医療では取り入れられないことは、誰でもご理解頂けるでしょう。
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2014年の衝撃的な記事を下記のリンクでシェアしています。
この記事の日本薬剤師会会長は「患者よ、クスリを捨てなさい」とまで言及しています。
そして昨年2016年の今頃にも同様の記事が<・・・勇気のある人々が、ひとり、またひとりと登場してきた!>という社会的な理解が徐々に広がりを見せているようです。
<勇気のある人々が、ひとり、またひとりと登場してきた!>
http://sharetube.jp/article/3608/
しかし、薬は必ず必要です。
私たちは、医学に基づく医療を必要としています。
ただ、頼りすぎること、頼り続けることで、予期せぬことも人間も動物も年齢の変化や環境の変化に伴い、現れてくることも事実でしょう。
メディカルアロマは、お薬のようにも利用でき、またお薬の使えない、使わなくても良い範囲で、日々私たちが栄養のある食物や飲料を摂取するがごとく、身体に良い影響をもたらせてくれるもの。
日本古来のおばあちゃんの知恵袋、お母さんによる“手あて”のようなもの。
メディカルアロマは薬ではありません。
薬ではないけれど、薬ではないからこそ、お薬にできない、いわゆる「痒いところに手が届く」的な救いを与えてくれています。
日本メディカルアロマテラピー協会の二十数年の実績と、会員の皆様の日々の全国的な活動がそれを確固たる証明としています。
今まさに、国内のほとんどの過去にアロマテラピーを語っていた団体や業態が、現在ではメディカルアロマを語り始めていますが、もう一度基本に戻って考えてみることで、第三者へご理解いただく術(すべ)も自然と見えてくるでしょう。
これ(下記)を基本としていれば、地球上の多くのアロマテラピーが未だに間違った理解をしていることに、きっと気がついていただけることを望みます。
「アロマテラピーの始祖であるフランスのルネ・モーリス・ガットフォセは、1928年に、火傷(やけど)を香りで治癒させたのではない」
という現存たる事実です。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38866