巾木一両の書き垂れ劇場 -4ページ目

巾木一両の書き垂れ劇場

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地彦が 施餓鬼寺の参道に辿り着くと 背後から 声を掛けられる


愛結夢「また会ったね」


菊地彦が振り向くと 愛結夢と武内がいた


菊地彦「全く…とんだ処で 邪魔者と再会だな」


武内「御挨拶だな 我々は お前を心配して来てやったんだぞ」


菊地彦「それはそれは(笑) あんた達の目的くらい 承知しているんだが まさか心配してくれていたとはな(笑)」


愛結夢「僕は別に心配なんてしてないさ」


武内「菊地彦 愛結夢様から聞いたぞ ヤマタイの墓に 入ったのか?」


菊地彦「ああ」


武内「まさか あの泉に手を付けなんだろうな?」


菊地彦「泉?」


愛結夢「不老不死の泉の事さ」


菊地彦「そんな物に 俺は興味ないが…そろそろ美羽が 見付け出す頃だろうな」


武内「菊地彦!やはり知っていたのか!? ふん!!不老不死が聞いて呆れるわ あれは絶対に 侵してはならぬ秘法なのだ!愛結夢様 私と来て頂けませぬか」


愛結夢「いいよ」


武内と愛結夢が 参道を降りようとした その時 施餓鬼から 大きな爆発音と共に 火柱が上がる


菊地彦「なんだあれは!?」

愛結夢「餓鬼共が顕現(けんげん)したみたいだね ますます 面白くなって来た」


そこへ 遅れてやって来た 隼人がやって来る


隼人「菊地彦様ー!」


菊地彦「どうした隼人!?」

隼人「それが…」


愛結夢「ごめんね 君には 出来るだけ ゆっくり辿り着いて欲しかったから 是空(ぜくう)に結界を張らせて 道に迷わせたんだ」


菊地彦「とにかく 寺へ急ぐぞ 隼人!着いて来い!!」


愛結夢「やれやれ 今さら行っても無駄なのにね(笑)」


武内「愛結夢様 我々も急ぎしょう」


愛結夢「はーい」


武内と愛結夢は 菊地彦と反対に参道を降りて行った…


その頃 ヤマタイの中を調べていた 美羽は 装飾古墳(そうしょくこふん)の紋様を注意深く探っていた すると 紋様の中に縦横にはしる 四角い筋を見つけた

美羽「これだわ…」


美羽は 筋のある壁に向かって 押してみる…すると 美羽の力でも 壁の奥に向かって容易に動き出すと 隠し部屋が現れた 菊地彦から預かった ジッポーのライターの炎が揺れる…隠し部屋の中に入ると 天井(てんじょう)に碑文(ひもん)の様な文字が見える


美羽「古代文字だわ…秘不老不死得者泉浸…!やはり 不老不死の秘法があるんだわ!! …泉…泉は何処!?」


嬉々とした表情を浮かべながら 隠し部屋の更に奥へと 入って行くと 突き当たりの壁の下に 美羽が かろうじて入れるくらいの 穴が空いてる 美羽は穴に頭を突っ込み じたばたと 少しずつ穴を抜けていく…中に入ると ヒンヤリとした空気が 美羽の身体を撫でる 水の気配を感じた…


美羽「この泉に浸かれば 永遠に生きられる…若くて 美しいままの…私が…」


美羽はライターを 泉の淵(ふち)に置くと 衣服を脱いで 黒く浮かび上がった水の中へと入って行き ゆっくりと沈み込み 大きく息を吸うと 頭迄浸かる…黒い波紋が 泉の中央から 淵へと広がって行く 一瞬の静寂(せいじゃく)から いきなり水しぶきを上げならがら 夜叉(やしゃ)の形相(きょうそう)で現れた美羽は 泉の淵に立つ


美羽「菊地彦にばかり 当主ヅラ させておくものか…邪馬台国(やまたいこく)の遺産は 大神(おおが)家が…いえ!! この私が!」


美羽が 言い終えぬ内に 彼女の身体に変化が起こる 身体中に伸縮が現れ その痛みに 思わず声が出る


美羽「グエェェェー!!」


美羽は立っている事が出来ず その場で のたうちまわっている 身体を捻(ひね)る度 ボコボコと皮膚の下にある 肉や内臓が暴れている…次第に 美羽の身体は小さくなって行き 皮膚の色は どす黒く変色していく… 美羽の断末魔が 部屋中に響き渡る


美羽「グワーァァァァ!!」

そこへ 武内と愛結夢が到着する 異様な悲鳴を聞いた 武内は狼狽している


武内「…遅かったか…」


愛結夢「その様だね」


武内「その昔…邪馬台国が滅んだ時 卑弥呼と その側近達は その死から逃れる為 秘法を使った…禁じられた秘法を…」


愛結夢「その卑弥呼の末裔が また同じ事をしただけじゃない 結局 歴史は繰り返すんだね(笑)」


武内が 庚申塔(こうしんとう)の馬頭観音(ばとうかんのん)の目に指を入れると 美羽が入って行った 入り口の扉が 音を立てながら開く…そこから小さな生き物が 顔をだした…白髪が疎ら(まばら)に残り 黒褐色の身体は皺(しわ)だらけで 顔の真ん中にある筈の鼻にあたる箇所には 穴が2つ空いてるだけ…目には 黒目がなく 口は耳の辺りまで裂けて キィキィと 不気味な声を上げている


武内「私が知っていた女ですじゃ…いや 女だったものです…人間の身体のままでは 不老不死など 不可能 肉体組織そのものを 細胞から変えてしまわなければなりません…しかし そうなれば もう 人間ではない…御覧なさい もやは人間の心も理性も 思考能力も無くしてしまいましたわい…卑弥呼達も この様な姿に変わり果て 千数百年もの間 施餓鬼寺に 閉じ込められておりました」


愛結夢「なるほどね」


突如 餓鬼に成り果てた 美羽が 襲い掛かろうとした それに反応して 愛結夢が素早く印(いん)を結び両手の指を向け 餓鬼を弾き飛ばす 餓鬼は叢(くさむら)に落下すると直ぐに ガサガサと逃げて行った


愛結夢「何処へ行くんだろうね?」


武内「おそらく燈九郎の元へ行ったのでしょう」


愛結夢「それじゃ 施餓鬼寺に戻ってみる?」


武内「はい…おそらく 菊地彦達も まだ 居る事でしょうからな」


武内は ヤマタイの扉を閉じ 愛結夢と共に 施餓鬼寺へと急ぐのだった…


【妖師探偵外伝・誕生篇】其ノ拾八 完


其ノ拾九に続く…
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菊地彦と美羽が ヤマタイの入口に立っている時 燈九郎は 施餓鬼寺【せがきじ】で 意識を取り戻していた…
燈九郎が休んでいる場所…それは施餓鬼の本堂である
そこには…人格化した馬頭観音像が鎮座(ちんざ)している


彼が目を覚ますと 最初にに飛び込んで来たのは嗅覚からだった…目を覚ますと 酒の匂いのする 坊主の顔が目の前にある… 彼はこの施餓鬼(せがきじ)の住職 名を 泥酔(でいすい)と云う


泥酔「おお 気が付かれたか」


燈九郎の思考は 咄嗟に過去に飛んだ…馬頭観音の化身から受けた 左足の聖痕(せいこん)を思い出し 蒲団(ふとん)を捲(めく)ると 左足には包帯が巻いてある 燈九郎は包帯に手を伸ばし 無造作に それをほどき出す


泥酔「これ!無茶をしちゃいかん!! 傷口が開くぞ!!……これは!?」


燈九郎が ほどいた包帯から 傷口に当てられた ガーゼを取り除くと そこには 蛇の形をした傷痕があった


燈九郎「…くそっ!」


泥酔「これは面妖(めんよう)な…あれだけの傷が もう塞がっている…それに この形…」


燈九郎「俺はいったい…」

泥酔「ああ これは失礼おば…拙曽は 泥酔と言う この寺の住職じゃ 厩戸(うまやど)様の お作りになった式神から 貴方を お預かりする様に 頼まれましてな」


燈九郎「式神?」


泥酔「左様 比叡山に居られた 高位の慈空亜闍利(じくうあじゃり)様じゃ 愛結夢(あゆむ)様は 密教の秘術を 全て網羅なさっている御方でなぁ 式神とは…陰陽(おんみょう)で云う分身の術の様な物で…現世(げんせ)の密教では愛結夢様にしか出来ない奥義中の奥義…
そんな天才肌の愛結夢様は比叡の高僧をして恐れられている御方じゃ
そんな御方を誰言うとなく 厩戸様と呼ばれる様になった…」


燈九郎「…厩戸…?」


泥酔「あの方は 聖徳太子様の生まれ変わりと云われていましてなぁ」


燈九郎「…何で そんな人が俺を?」


泥酔「さあ…何しろ 気まぐれな方なのでなぁ…」


そこに 住み込みの寺男 漢麿(からまろ)が 御盆(おぼん)に二合徳利と 小鉢に入れた雪花菜(おから)と箸(はし)を乗せて ぶっきらぼうに入ってくる


漢麿「和尚様 いい加減になさいませよ 昔は西の比叡と迄云われた この寺も 和尚様が般若騰(はんにゃとう)を召し上がるごとに 寂(さび)れる一方で御座います ましてや本堂で たしなまれる等と…」


泥酔「ふん♪ 余計な御世話だ この寺はな総本山の延暦寺の勅命(ちょくめい)を頂いておるのだ 従って何が起ころうと我が寺を潰せない訳があるのだよ♪」

漢麿「そう云えば来月は施餓会(せがきえ)の時期で御座いますね 今年は 厩戸様が 御出席なさるとか?」


泥酔「そんな事より 雪花菜以外の肴(さかな)はないのか!?」


漢麿が 本堂を出る後を 泥酔が 悪態を吐きながら追う 漢麿が 泥酔に振り向き 言い返そうとした時 彼の網膜には 燈九郎の周りに現れている いくつもの異形の 影が映ってしまう 漢麿は 思わず 泥酔の肩を揺すり 声も上げずに燈九郎の方を指差す


泥酔「お前は何時も…何だ?…後ろがどうした? そうやって誤魔化しそうとしても…」


泥酔が 何気に振り向くと 身体を起こしている燈九郎の周りに 黒い影が取り巻いている


泥酔「これは!?…」


泥酔の目には 燈九郎を取り巻く影が はっきりと見えている 燈九郎は 2人の 只ならぬ表情を見て取る


燈九郎「どうしたんだ?」

泥酔「…いや♪…何でもありません…そう!… もう少し 養生していなさい 直ぐ戻りますから」


本堂の障子(しょうじ)を閉め 泥酔と漢麿は 本堂の廊下から階段を降り 燈九郎の耳に入らない距離迄 境内の方へ行く


漢麿「和尚様 あの影は…」


泥酔「…あれは確かに 餓鬼(がき)共だ…今迄 施餓会の時以外 現れた事はないと云うのに」


漢麿「あの御方は一体?」

泥酔「お前は 事の次第を比叡に連絡しておくれ 私は 本堂に戻る 何より 厩戸様から御預かりした 責任があるでな」


漢麿「畏まりました…くれぐれも お気をつけ下さいませ」


そう言うと 漢麿は境内の隅にある 自分の庵(くり)へと消える 泥酔は 深く息を吐くと 明かりの点いている 本堂へと戻る
障子を開けると 燈九郎を囲んでいた 餓鬼は消えていた


燈九郎「何かあったんですか」


泥酔「貴方には よほど深い 業(ごう)があると見える…何かに取り憑かれている様な…厩戸様が ここに送り届けたのも 判る気がする」


燈九郎「…俺は どうすれば良いんだろうか…」


泥酔「これを 見てごらん」


泥酔は 本堂の本尊 馬頭観音像のある 反対側にある 金色の幕を外すと そこには この寺の古い壁に画かれた おそらく…室町時代頃に描かれた 絵画が姿を表した その絵には 身分の高さを物語る
きらびやかな十二単(じゅうにひとえ)を着た 宮中の女官らしき者が 何かを貪り喰らっている廻りを あばら骨が浮き 下腹がぽっこりと突き出し 手足が小枝の様に細った 餓鬼達が取り巻いている絵だった…燈九郎は その絵に 何故か 釘付けになる…


泥酔「この施餓鬼寺は 伝教大師様(てんぎょうだいし『最澄(さいちょう)』)自ら 餓鬼供養の為に開かれた寺でしてな 普段は 人も通わぬ荒寺ですが 毎年 施餓鬼会と云う 法要を執り行います この日だけは 比叡山を始め 様々な宗派の僧達が大勢訪れて この本堂で読経(どきょう)をします すると その最中 餓鬼共が現れ 布施(ふせ)を受けて また消えて行く…そして後ろの御本尊を御覧なさい…この馬頭観音様の脇侍(わきじ『本尊の両側にある護り仏』)は日光と月光(がっこう)の菩薩様です」


燈九郎「バトウカンノン…」


泥酔「畜生道や餓鬼道に堕ちた人間を救ってくれる仏様です…この御顔は…暴悪大笑面(ぼうあくだいしょうめん)と云って特に恐ろしい御顔をなさっております…隣山にある磨涯仏(まがいぶつ)の馬頭観音様はもう
完全に馬の首をなさっていらっしゃいます…あの場所は元々奥の院と云われて
この施餓鬼寺が建立される以前からあそこにあったのです」


…施餓鬼寺にあるこの人格化した観音の頭部には
やはり馬の首が載っている…この観音の馬頭は天輪聖王(てんりんじょうおう)を顕(あらわ)したと云われているが…元はインドのヴィシュヌ神の化身が仏教に摂り入れられたもので
本来の姿は人身馬頭(じんしんばとう)の姿で顕わされている…


燈九郎が馬頭観音に心を奪われていると 突然施餓鬼寺の地下から すざましい轟音が響き 建物が 大きく震え出す


燈九郎「なんだこれは!?」

泥酔「餓鬼が現れたのは これの予兆だったのか!? 早く外へ!!」


轟音と共に 本堂の中央から火柱が上がった 燈九郎は 身動きせずに 施餓鬼寺の崩れ行く様を見ていた…

【妖師探偵外伝・誕生篇】其ノ拾七 完

其ノ 拾八に続く…
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菊地彦と美羽は 国東(くにさき)の山奥にある 磨崖仏群(まがいぶつぐん)の中央に開いた ヤマタイの入り口の 暗い石段を降りて行く…菊地彦が灯したジッポーのオイルライターの仄(ほの)かな明かりが洞窟を揺らしている


美羽「本当に天岩戸(あまのいわと)なのかしら」


菊地彦「続きはどうした」

美羽「えっ?」


菊地彦「魏志倭人伝(じしわじんでん)の続きだ」


美羽「…ああ…王となりてこのかた…見(まみ)ゆる者少なし…」


菊地彦「成る程な 卑弥呼達は ここに隠れて 姿を見せなかったと云う訳か…」

美羽「卑弥呼 既に死す 大いに塚を作る…」


中に進んで行くと 壁に紋様壁画が描かれた 部屋に突き当たった 菊地彦が ライターを高く翳(かざ)すと 隅の方に 3つの石棺(せきしつ)が浮かび上がる


菊地彦「ここは諏訪の洞窟に似ているな 以前 甲賀三郎(こうがさぶろう)の人穴に 入った事があるが…」


美羽「この後 邪馬台国は 突如 歴史から消滅してしまう…何故かしら?」


菊地彦「諏訪の地底国と同じに 何かが起こり 一瞬の内に滅びたのだろう…知っているか? 宇佐には 出雲の八俣大蛇(やまたのおろち)と そっくりな 大蛇伝説があって 古代の大災害を暗示している」


菊地彦の言う伝説はこうだ…
鍛冶(かじ)の翁(おきな)あり 奇異(きい)の瑞(ずい)を現して 一身(ひとつみ)にして 八頭(やあたま)の大蛇(おろち)となる 五人行けば 三人死し 十人行けば 五人死す(宇佐宮託宣集より) また 別の伝説では 祖母山(そぼさん)に 竜駒(りゅうく)と云う 角のある神馬(しんば)がいたと云う…これらが 何を表すのか…


菊地彦「卑弥呼が祀(まつ)っていた 鬼神と云うのは スサノオだったに違いない そして卑弥呼は…」


菊地彦は石棺を開けた…しかし 中には何もない 続けざまに 他の2つの石棺をあばくが どれも 裳抜(もぬ)けのからである


美羽「何よ 何もないじゃない…大方 盗掘でも合った後なんじゃない?」


菊地彦「いや 違う!!…卑弥呼は死ななかったんだ!」


美羽「何よそれ!?」


菊地彦「卑弥呼と卑弥呼の側近達は 何らかの方法で生き延びたんだ この天岩戸は 古代に起きた大災害を回避する為に作られたシェルターの様なものだったのだろう… 崩御(ほうぎょ)したと見せかけて ここに石棺を持ち込んだ理由は 1つだ」


美羽「…不老不死って事?」


菊地彦「そうだ この石室の中の何処かに それがあると云う事だ」


美羽「貴方が必死で探していたのはこれだったのね?もし それが本当なら 残念だけど 私達 大神(おおが)家の物だわ だってそうでしょう!? 宇佐に祀(まつ)られたヒメ大神(おおかみ)は卑弥呼だと言い伝えがある様に 私達大神(おおが)家は その血筋を汲む者 不老不死の秘法を受け継ぐ事の出来る 正統な後継者なのだから!!」


菊地彦「勝手にしろ 僕はそんなものに興味はない」

美羽「本当ね?」


菊地彦「ああ もし その秘法を見つける事が出来たら 君の好きにすれば良い」


美羽「それは 菊地家当主としての 詔(みことのり)と受け取って良いのかしら?」


菊地彦「くどいぞ!!…もうここには用はない 僕は燈九郎のいる所へ行く 君はどうする」


美羽「貴方1人で 行って頂戴 私は残って もう少し調べてみるわ 貴方の親切を無駄にしたくないし」


菊地彦「君って奴は…くれぐれも気を付けてるんだぞ」


美羽「心配ないわ それよりも 表の扉 閉めておいてね 邪魔が入ったら嫌だから」


菊地彦は ヤマタイの入り口を出ると 再び 庚申塔の馬頭観音の目に 指を入れ 扉を閉めた…菊地彦の口には 冷たい笑みが張り付く


菊地彦「馬鹿な女だ」


そう言い捨てると 六郷山の施餓鬼寺のある方向に 歩き始めた…



【妖師探偵外伝・誕生篇】其ノ拾六 完

其ノ 拾七に続く…