だから雨が降るとすぐに地下に浸透してしまって川らしい川もないのよ。

昔は水不足で大変だったらしい。
宮古島だけでなく、小島というところはみな同じ悩みを持っている。
ところが今は、水が余るほど豊かな島になっているのよ。
それが「地下ダム」というものね。
画像は、地表を掘り下げて見えるようにしている場所だけど、このダムが地中につながって左右に延びていると想像してもらえばいいかな(下方向にも…)。
もちろん島全土がダムになっているわけじゃない、水脈のある数カ所だけ…。さらに凄いのは、このダムがあるから人々の生活は大きく変わったのよ。
だってダムの上に住んでいるんだもんね…、土を汚せば自分たちにすぐ跳ね返ってくる。そこで立ち上がったのが地元の高校生たちだ。
サトウキビや花卉栽培が盛んな島々、とくに花卉は食物ではないので、使用する農薬の種類も量も半端じゃない。サトウキビも毎年同じ場所で耕作するから化成肥料なども多いのだ。
すると地下水は窒素分が多くなって、これは健康に大きく害を及ぼす。
“硝酸性窒素”がそれで、粉ミルクを地下水で溶かして乳幼児に飲ませていたら、どんどんカラダが青くなっていって死んでしまう(ブルーベビー症ともいうらしい)…。
とはいってもこれはアメリカや東南アジアで昔あったことで宮古島ではそんなことはない。
でもこの高校生たちのアクションがなかったら、同じ道を歩んでいたかもしれないね。
島民にとっては命の恩人だよ!
だから、水のノーベル賞とも言われる世界的な賞を彼らがとったのも頷けるのだ。
当時の沖縄県立宮古農林高等学校のみなさんにエールを贈ろう!!
……って、どうやって!?
スイングガールズやウォーターボーイズ、リンダリンダという高校生が活躍する映画があるけど、これも地味だけど素晴らしい話だね…!!
*外部リンクPDFで開きます → 宮古農林高等学校沿革