私はジムで格闘技のクラスに出ています。
始めたきっかけは、コンバットのイントラである師匠が、格闘技も担当していたこと。
「あの~、格闘技に出たらコンバットのフォームも綺麗になりますか~?」と質問すると「別物ではあるけれど、初心者でも大丈夫だし、良いと思いますよ」と言われさっそくチャレンジ。
格闘技のスタジオには強者たちが勢ぞろい。バンテージを手に巻く人、鏡を見てシャドーをする人など。
「初めて参加するので、宜しくお願いします~」と少々緊張しながら隅っこで参加。
ストレッチ、グローブをはめてミット打ち、後半はキック、最後はパンチとキックのコンビネーション、クールダウンで終了。
スタジオの外から見ていた時のストイックな空気は、中に入ると全く違い、強者達は会話をしたら皆さん優しい方たちで、和やかに1時間が終わりました。
最初の頃は「ジャブ、クロス!」と指示されると、頭の中で「左、右!」と変換。
「ジャブ、クロス、フック、ストレート!間を開けずテンポよく、最後のストレートを一番強く」は、「左、右、左、最後は強く」そんなレベルでのスタートでした。
ミドルキックを打つ時は、「軸足を回転させて蹴る」と指示されましたが、回転が出来ない。素足で行うので、回転させると足の裏が摩擦で痛い。「摩擦で足の裏痛いんですけど、これで合ってますか?」と師匠に聞くと「合ってます」との事。
そんな疑問点を一つずつクリアしながら毎回参加してきました。
何回か参加するうちに、スタジオにサンドバッグが吊るされるようになりました。
サンドバックって固い!ミット打ちは相手が衝撃を吸収する受け方をしてくれるけど、サンドバッグはそうはいかない。
キックも最初の頃は、当たりが上手くいかなくて、終わった後は足の甲が真っ赤、ジンジン痛むのをアイシングしてケアをしました。
そんな私でしたが、継続は力なり。スタートして2年半、師匠から頂く評価も少しずつ変わっていきました。
「女性なら護身にもなるから良いと思いますよ」
「威嚇くらいはできるようになりましたね」
「返り討ちできる位になりましたね」
「女性でこのパンチはなかなか打てないですよ」
月に2回程度でも続けていくと、それなりになって来るんだな、と思いました。
最近は指示された動作を、頭の中で右左と変換しなくてもわかるようになったし、一時期は肩の不調で手加減していたのも、最近はケアばっちりで、ガチで行けるよ!と思った矢先、お世話になってきた師匠が、他店へ異動する事になってしまいました。
ラストレッスンの最後のコンビネーションは、ジャブ→クロス→左フック→右ミドルキック→ストレート→スタンスをスイッチして左ミドルキック。名付けて『ぼこぼこにやっつけるやつ』
ぼこぼこにやっつける前に、へろへろになりました。
「これから私はどうしたらよいでしょうか」と師匠に相談すると、「格闘技ジムに入会ですね、そして試合に出るんですよ!」
私は「なんちゃって格闘家」なので、パンチしてキックできれば充分。
試合も見に行った事ないし、たまにテレビで格闘技観戦すると、試合の流れじゃなくて、ファイター達のフォームを見て「流石キレが良い」「あのパンチを受けても大丈夫な腹筋はどうなってるんだ?」「ガードで顔は守ってるけど、ガードした腕で受けたパンチは相当痛いだろう」、そんな見方をしています。
そんな「なんちゃって格闘家」ではありますが、本当に楽しい充実した時間を過ごしてきました。
師匠異動はとても残念ですが、担当者変更で格闘技のレッスンは継続するようなので、これからも気長に続けて行こうと思っています。

