製作2008年 日本 112分
2009年 7月17日 DVD リリース
監督 今井和久 原作 松山千春
音楽 松山千春 脚本 鴨義信
出演 大東俊介 尾野真千子 ペ・ジョンミョン 萩原聖人
![$MAKKYの前見て走ってます!](https://stat.ameba.jp/user_images/20120606/08/mcmakky/96/02/j/o0206030012013197917.jpg?caw=800)
この映画は「松山千春さん」が23歳のとき書き下ろした自伝、「足寄より」を映画化したものだそうです。
僕は特に松山さんの大ファンというわけではないけれど(失礼!)、久し振りに「ビビッ」ときた映画ですね!
いつも映画を観に行く前に、「MOVIEーS」でチェックするんですが、何故か「観たくって仕方ない!」と思わずにいられませんでした!
いきなりラジオ局主催のフォークソングコンテストに出場するところから始まるんですが、主人公の態度がすごく「生意気」で面白かったです(笑)
お客さんや審査員に暴言を吐いても、
「歌がうまければいい!」
と信じきっている、「若さ」を感じましたね。
「もしかしたら、僕にも若かりし頃にはあんな風だったのかも・・・」、
なんて思っちゃったりして。
「あんな態度じゃだめだ!」
と、当然のように審査で落とされるんですが、唯一「面白いじゃないですか!」と認め
「いつかチャンスが来るから、その時まで作れるだけ曲を作っておけ!」、
ラジオディレクター竹田さんのその言葉に、最初の「ウルウル」が来ました(泣)
観ていて思ったのが・・・
「松山さんも、青かったんだ!」
ということ。
「好きなこと」に対して突っ走るあまり、周りが見えなくなり、かなり迷惑をかけていたみたいですね(笑)
でも、誠実な松山さんだからこそ、周りの人たちが支えてくれたんだろうし、今があるんでしょうね!
主役の「大東俊介さん」の演技にはひきこまれましたし、伝わってくるものがありました。
特に、「ラジオパーソナリティ」としての松山さんを演じてるシーンは印象的でしたね。
僕もパーソナリティとしてお仕事してるけれど、いろいろと感じるものもあったし、考えさせられてしまいました。
一番思ったのは、「俺、だめじゃん!」(笑)
上手いとか下手ではなく、「人に訴えかけること」、それが「僕に出来ているのか?」、しばし考え込んでしまいました。
これはストーリーというか、「大東俊介さん」の演技によるものでしょうが、彼の情熱を感じたし、心に響きましたね!
役者さんも物語に適材適所といった感じで、とっても素敵でした。
お父さん役の「泉谷しげるさん」も、松山さんの恩師竹田さん役の「萩原聖人さん」も最高!
「これは本当に映画なのか??」
と思わせるくらいストーリーにのめり込むことが出来たのも、役者さんが素晴らしかったからでしょう。
全体的に「大泣き」するシーンはありませんが、「シクシク」泣くシーンが随所にあり、心に「ジンワリ」くる温かいシーンもあり、感動の映画ですね!!