「旅立ち ~足寄より~」DVDレビュー! | MAKKYの前見て走ってます!

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「旅立ち ~足寄より~」


製作2008年 日本 112分

2009年 7月17日 DVD リリース


監督 今井和久  原作 松山千春

音楽 松山千春  脚本 鴨義信


出演 大東俊介 尾野真千子 ペ・ジョンミョン 萩原聖人



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この映画は「松山千春さん」が23歳のとき書き下ろした自伝、「足寄より」を映画化したものだそうです。

僕は特に松山さんの大ファンというわけではないけれど(失礼!)、久し振りに「ビビッ」ときた映画ですね!

いつも映画を観に行く前に、「MOVIEーS」でチェックするんですが、何故か「観たくって仕方ない!」と思わずにいられませんでした!


いきなりラジオ局主催のフォークソングコンテストに出場するところから始まるんですが、主人公の態度がすごく「生意気」で面白かったです(笑)

お客さんや審査員に暴言を吐いても、

「歌がうまければいい!」

と信じきっている、「若さ」を感じましたね。


「もしかしたら、僕にも若かりし頃にはあんな風だったのかも・・・」、

なんて思っちゃったりして。


「あんな態度じゃだめだ!」

と、当然のように審査で落とされるんですが、唯一「面白いじゃないですか!」と認め

「いつかチャンスが来るから、その時まで作れるだけ曲を作っておけ!」、

ラジオディレクター竹田さんのその言葉に、最初の「ウルウル」が来ました(泣)


観ていて思ったのが・・・

「松山さんも、青かったんだ!」

ということ。


「好きなこと」に対して突っ走るあまり、周りが見えなくなり、かなり迷惑をかけていたみたいですね(笑)

でも、誠実な松山さんだからこそ、周りの人たちが支えてくれたんだろうし、今があるんでしょうね!


主役の「大東俊介さん」の演技にはひきこまれましたし、伝わってくるものがありました。

特に、「ラジオパーソナリティ」としての松山さんを演じてるシーンは印象的でしたね。


僕もパーソナリティとしてお仕事してるけれど、いろいろと感じるものもあったし、考えさせられてしまいました。


一番思ったのは、「俺、だめじゃん!」(笑)

上手いとか下手ではなく、「人に訴えかけること」、それが「僕に出来ているのか?」、しばし考え込んでしまいました。

これはストーリーというか、「大東俊介さん」の演技によるものでしょうが、彼の情熱を感じたし、心に響きましたね!


役者さんも物語に適材適所といった感じで、とっても素敵でした。

お父さん役の「泉谷しげるさん」も、松山さんの恩師竹田さん役の「萩原聖人さん」も最高!


「これは本当に映画なのか??」

と思わせるくらいストーリーにのめり込むことが出来たのも、役者さんが素晴らしかったからでしょう。


全体的に「大泣き」するシーンはありませんが、「シクシク」泣くシーンが随所にあり、心に「ジンワリ」くる温かいシーンもあり、感動の映画ですね!!