『ファーストキス 1ST KISS』 出会った頃の
結婚して15年45歳のカンナ(松たかこ)はこの間連れ添ってきた夫の硯駆{すずりかける}(松村北斗)がストッパーを掛けていなかった乳母車がホームからずり落ち赤ちゃんを救おうとして電車に撥ねられ遺影となってしまった。まだ仏壇も用意されていない部屋が急にいなくなった悲しみが伝わります。「ピンポーン」宅配業者がクール便で餃子を届けてくれます。代引きなのでちょっとニンマリしてしまいますね。劇中のカンナと同じで何度も餃子を焼いたことがありうまく返せないでこびりついた経験がありまた取れなくなって奥さんの愚痴を聞く。カンナは舞台の美術関係の仕事をやっている。ジープだろうか?なかなかかっこいい車です。実は事故のあった日に駆は離婚届を出す予定だった。15年前2010年駆は大学で古代生物の研究生であった。当時の教授(リリー・フランキー)が良く面倒を見てくれた。しかしドラゴンでは飯が食えないので選んだ仕事が東京では一番金になりそうな不動産業である。好きなことが仕事になるカンナと違い自分を殺してビジネスに励んできた。出会った頃は○○ザウルスなどの難しい話を聞くのがカンナは大好きだった。かき氷とロープウエイ恋愛は相手のすべてが好きで結婚は相手のすべてが嫌いになるらしい。しかしカンナは平気で旦那の靴下を間違って履いている(笑)海外向け仕様のようなジープが熱くなってタイムトラベルを起こし着いたところが15年前。なんだバック・トゥ・ザ・フューチャーなんだ。正直なところちょっとこの種のネタには新鮮味に欠けるのです。ではなぜこの映画を観に行ったのか?数日前私は25歳くらいの頃の夢を見たのです。その23歳の彼女と喫茶店で待ち合せていたころよく聞いた「女の人は一人でコーヒーを飲むときは凄く難しい顔をしているのよ。それが待ち合わせしていた彼が現れたとたん至福の表情に変わる。あの表情の変化がすごく好き」と言った言葉が数十年経った今も夢になって朝起きたときにすごく幸せな目覚めなのです。もがき苦しんでいる夢より幸せな気分になれる。はてあの彼女は誰かに似ている。誰だろう?見たことがある。二日考えてそうだ「松たか子」の「メタル・マクベス」の頃の顔だったのです。慌てて観る予定がなかったこの映画がバレンタインデーに出かけました。妻よ二人の子育てホントにありがとう。ライバルだった教授の娘(吉岡里帆)と結ばれていたら駆は死なないかも・・・硯カンナの結論は??(☆3.80)