ケルティックメタル | 日々此探究。

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カレーとメタルをメインに書いているブログです。
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つまり,自分の思う事を好きなように書き綴ります。
どうぞ,ごゆるりと。

立て続けにメタル記事です,きりんですこんばんは。

こちらもよーやっと暖かくなりまして,路肩の雪も8割近く融けてきました。
降ってくるものも液体になった!
この間福寿草が咲いているのを見かけました。
札幌も徐々に春めいてきていますね(*´∀`*)



さて今回はバンド紹介記事です。
ここ最近ハマりまくってるフォークメタルバンドのご紹介!

スイス発のフォークメタルバンド,ELUVEITIE (エルヴェイティ)
ガリア語 (古いケルトの言葉) で 「スイスに住むケルト人」 の名を冠するバンドです。
このバンドにはかなり特徴的でですね…

まぁ,まずは聴いてみて下さい!


4thアルバムより ~ Thousandfold

フォークメタルの特徴として,『民族楽器を使用する』 『民族的フレーズを用いる』 がありますが…
このバンドはそのどちらの特徴もずば抜けている感じがします。

動画を見て下さった方は気づくと思いますが…
演奏されている楽器が独特です。
ギター,ベース,ドラムは勿論の事,ハーディガーディフィドル (ヴァイオリン) ,横笛縦笛,マンドラ
他にもバグパイプイリアン・パイプスバウローンなど,様々な民族楽器を取り入れています。

ボーカルラインがデス声なので,なかなか好みの分かれるところなのでしょうが…
実は,ハーディガーディ奏者の方がマイクを取ると,
哀愁の漂う,柔らかい音のフォークバラードになります。


5thアルバムより ~ A Rose For Epona

全部が全部そうでもなくて,
最新のアルバムでは,男性女性ツインデス声の攻撃的な楽曲も収録されていますがw



ELUVEITIEの歌詞は,ケルトガリアの歴史を柱に書かれています。
日々の生活から,ローマが攻めてきた戦争の時,戦争の終結の様に,
アルバム1枚がコンセプトの元に作られているものもあります。
また歌詞の内容によってメインを担う楽器を変える事で,
柔らかい曲や攻撃的な曲を自在に作り上げるところもまた,魅力の一つだと思います。

実はボーカルの方,なかなか博識な方でして。
限定盤付属のDVDでは,大学の歴史学の先生と対談していたりします (しかも1回だけじゃない)。
今では死語になっているガリア語を用いた楽曲も多かったりするので,
多分,ケルトの歴史を専門的に学んできた方なのでしょう。


1stアルバムより ~ Your Gaulish war



最後に宣伝。

今現在,アルバムが5枚出ています。
そのうち1stは既に絶版で,中古以外で手に入らないかも…
その代わり,1stの前に出たEPも収録されたリマスター版が発売されています。
1st,2nd,4thは民族色が強めのフォークメタル。
5thはヘルウェティイ族の話を元にしたコンセプトアルバムで,どちらかと言えばメタル色が強めです。
そして3rdはデス要素の全くない完全なるフォークアルバムです。


ちなみに余談ですが。
フォントの 『ヘルベチカ』 の名前の由来は,『スイスの』 を指す 『ヘルウェティカ (形容詞形)』 です。
スイスを 『ヘルウェイティア (名詞形)』 と呼ぶのは,
5thアルバムのコンセプトにもなっている 『ヘルヴェティア』 が,
現在のスイス西部に位置する地域名だった事に由来しています。


2ndアルバムより ~ Inis Mona



ELUVEITIE,お勧めですよ!