特攻兵器 人間爆弾「桜花」 | Mckee♪ 日記

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今日は

終戦70年の日。



多くの

戦争関連番組が

各局で

特番されてました。



その中で

僕の目を引いたのが

「桜花」。


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飛行機に見える

この機体には

日の丸が付いていません。



それは、

帰還する事が無い

特攻兵器である為、

誤射防止の

識別が不要だから。


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機体そのものが

1.2屯の爆弾で

散る事が目的とされ、


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敵艦への命中率を上げる為に

1人乗りのコクピットが

付いています。


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一式陸攻に装着して

敵艦近くで隊員の一人が

桜花に乗り移り、


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9秒しか噴射しない

ロケットエンジン3基を

用いて


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時速648kmで

敵艦に体当りする

作戦であったそうです。




ゼロ戦での

特攻機に搭載した爆弾は

250kgだった事からすると、

火力の強い兵器であった

のでしょう。



しかし、

重過ぎる爆弾は

母機の動きを鈍化させ

敵艦に近付く以前

桜花を発射する前に

撃墜され、

755機生産されるも

戦果は

僅か

駆逐艦1隻を沈めるのみ

だったそうです。






20歳前後の

若者が、

自国の家族の為に

自らの命をかけて

乗らねばならない兵器を

何故

作ってしまったのでしょう?



自国の

未来を担う若者を

大量に失う事が

前提となる兵器を、

次々と考え出した

軍の考え方は、

人命軽視によるもの

と思います。



決して

あってはならない

ことです。





でも

この考え方は

今でも

日本企業の中に

根強く

残っているように

思えてなりません。



企業戦士の

過剰な

サービス残業による

過労死。



特に

マネージャー職への

みなし残業や

自己裁量残業などは、

特攻志願兵と

同じ立場に

立たせているように

思えます。



責任感が強い者の

命が軽んじられる風潮を

断ち切らねば、

本当の民主主義社会は

成り立たない

と思います。



終戦の日にあたり

亡くなられた

全ての方々に、

哀悼の意を

捧げます。