ここを始めて5周年にあたり、更新を切り替えようと思います。
2006年の8月5日に、このブログを始めてみたのですが、一旦更新を終了しようと思います。
2年くらい前に、もう一つ、オフィシャルな個人ブログを立ち上げたこと。3ヶ月くらい前にツイッターも始めたことがその理由です。
5年間気楽に書いてきて、それなりに習慣になっており、今読み返すと良い記録でもあるのですが、戦線を拡大し続けるのも良くないと思った次第です。
読んだ本、見た映画、その他の記録はツイッターの方に投稿、その中で特に深堀したいものをオフィシャルな個人ブログに掲載する方向で考えています。
しばらく、ツイッター連携を表示しておくつもりです。
ここをご愛読頂いていた皆様に御礼申し上げます。
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遅まきながらも「ざっと」読了。世評通り序章が面白い。
「脱・犬の道」とは名台詞であり確かにその通りと思う。
ただ「自分は頭が良くないから、力づくで仕事を積み上げるしかないんです」と率直に語ってくれた人と、その人を嫌いになれなかった事を思い出した
クレイマー・クレイマー(1979・アメリカ映画)
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有名な映画で、日常会話に映画名が引用されたりすることもある。
「クレイマー、クレイマー状態だよ・・・」とか。ちょっと上の世代かもしれないけれど。
父親が息子と二人で取り残され、息子の世話に奮闘する、っていうところが有名で、上の言葉もそう使われる。
実際には映画を見たことがなかったので、思い立って見てみた。
名作だった。単純な「親子愛」「涙もの」とはちょっと違う映画だった。
ちなみに原題は、クレイマー VS クレイマー。
クレイマー夫婦が、息子をめぐって争う、ということをもっとタイトルで暗示しています。
この邦題が良かったのかどうか。
ペルシャ猫を誰も知らない [DVD]/ネガル・シャガギ,アシュカン・クーシャンネジャード,ハメッ
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去年くらいのイラン映画。DVDにて視聴。
イランの首都、テヘランで、音楽活動の自由がイスラム的理由で抑圧されるなか、音楽に取り組む若者たちのドキュメント映画。
映画としては、起伏もないし、ストーリー的にそんなに優れているとは思わないな。
ただ、これ殆ど実話で、政府の許可を得ずにゲリラ撮影をして、主役の二人は撮影終了後海外脱出、監督もお尋ね者扱いで、事実上亡命状態、となると、真剣に見ざるを得ない。
ただ、エレキでロックを演奏することが文字通り「命懸け」になってしまう環境がある。
今の日本、そこまでの抑圧は殆ど無い。
う~む。
途中出てきた「ペルシャ語ラップ」のおっさんが良かったです。
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自分で買ったわけではないのだが、なぜか家にある(笑)
まあ、目を向けたい世界ではない。目を向ければ日本はなんて酷い国なんだ、という気持ちになる。
一方で、こういうのって、どこの国にもある現象でもあるだろう。難しい問題ではあるが事実を知るのは大事。
マルセル・モースの世界 (平凡社新書)/モース研究会
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う~ん、もうちょっと、贈与論の直接的な内容が知りたかったんだけどな・・・。
人物評伝、研究史的な色彩の強い内容だった。
贈与論の解説もあったけどね。。。
学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)/福澤 諭吉

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今、教育テレビで、斉藤孝が解説中。
昔、福翁自伝を岩波文庫版で読んだ時にも思ったが、福沢諭吉っていうのは、天才だ。
日本人と外国人の違いを、極めて明確に捉え、提言を行っている。
福澤先生の提言をもっと理解し、実行していたら、もうちょっと日本の諸問題も良くなるような気がする。慶應義塾生の奮起に期待したい。(自分は、慶應には縁が無かったけれど)
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体調不良で家から出られない日に、ついにアマゾンで安い割引版を見つけたのでポチっとしてしまった。
素晴らしい演奏。ちょっと癖のある英雄ポロネーズが面白い。
DVD、カッコイイですな。「キムタク」とは思わないけど、このルックスでショパンを弾くのは絵になるよな。。
カンフー・パンダ
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宇多丸師匠が「これを見ないでバカにしちゃいけないよ」と言っていたがまさにそんな感じの出来だった。
これほど「マクガフィン」が「マクガフィン」らしい映画もなかなか無いような気がする。
あと、吹き替えで見るのと、元の役者の声で聞くのは全然違う。
シーフー師匠はやっぱりダスティン・ホフマンの声じゃないとね。
菊次郎の夏 [DVD]/ビートたけし,関口雄介,岸本加世子
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ここ数日、かつて経験したことのないような酷い症状の体調不良に陥り、家から出られなかった。養生の途中で、前から見たくて保存していたこの映画を見た。
夏休みが始まるこの時期にもってこいだ。
そして、(なんとなく予想はしていたけれど)号泣。
ストーリーは、母を訪ねて三千里、という定番モノだけど、北野武監督のテーマはズバリ「社会的弱者」だと思う。
主人公はじめ登場するほぼ全員が、頭も良くないし、貧乏だし、見た目も良くないし、家族関係も崩壊している。
そもそも、スタートラインで、世の中に負けている。
そんな人間でも生きていかなきゃいけない。その生き方、を、北野監督が限りない優しさで描いた作品だ、と思った。当然、それは綺麗でもスマートでもない。でも生きていかなきゃいけない。少年は大人になっていかなければいけない、そういうことでしょう。
それにしても、号泣する、なんて自分も子供持って、涙腺が緩んだのかな・・・。まあ、一人で見てたし。
